コミュニケーション能力向上!コミュ力を上げる4つの必要事項

人と話をするのに苦手意識を持っている人は少なくありませんよね。特に、話し相手に対する情報が少ないとそうなることは多いです。それは、多くの人が話をすることにのみ意識を向けているからといっても過言ではありません。

「何か話をしなくてはいけない。」という思考回路になってしまうと、意識が自分の内側に向いてしまいます。そのため、会話に意識を向けることが出来なくなってしまうんですよね。その結果、相手との会話が盛り上がらずに終了してしまうなんてことに・・・

こんな事が続いてしまうと、心の中で自分を責め続けてしまうといのが人間の悲しいサガ。そして、いつの間にかコミュニケーション能力に対する自信がなくなってしまうのですから辛いものです。

コミュニケーション能力向上のためには、「何か話をしなくてはいけない。」という誤った価値観なんてなくすべきです。その上で、コミュニケーションがはかどるための方法を知ればいいんです。

今回の記事では謝った価値観をなくし、コミュニケーション能力向上のため方法を書かせてもらいますね。

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Ⅰ.コミュニケーション能力向上のために必要な価値観

コミュニケーション能力向上

1.話下手でもコミュニケーション能力は磨けるという自信を持つ

「何か話をしなくてはいけない。」と考えている人は得てして、自分自身のトーク力ですべてを乗り切ろうって考えを持っている事が多いんですよね。お笑い芸人や身近にいる話し上手な人のように巧みな話術を駆使し、相手にあきさせずに話をし続けることこそが自分自身に求められている唯一のことだと考えてしまっているのですから、ハードルの高いこと山の如しと言った感じです。。

この時点で、無類のトーク力を持つ人たちとの比較が始まってしまうわけですから、自分がどんなにトーク力を向上しようとしても勝ちの目は薄いと言わざるを得ません。そして、自分自身のトーク力のなさに嫌悪感を抱き、落ち込んでしまうんです。このような思考回路に陥ってしまっては、自信を無くすだけでいいことはひとつもありませんよね。

コミュニケーション能力向上を果たすには、もちろん多少のトーク力も必要ですが、それ以上に、相手の話を引き出していく技術が必要不可欠です。トーク力には持って生まれた才能や、性格といった部分も大きく反映してきます。だから、トーク力を一定のレベル以上に大きく向上するには並はずれた努力が必要となります。

特に、相手の情報が何もない中でトーク力によって道を切り開いていく等ということは、プレゼンテーション並に念入りに準備をしない限りは難しいというもの。話す相手ひとりひとりに対してそこまで念入りに準備するという事は不可能に近いですよね。

その点、話を引き出す技術は生まれ持った才能や、性格が大きく反映されません。相手に沿って、相手の話を引き出していくのですから、自分自身の個性を前面に出す機会はそれほど多くはないのです。また、相手の話に好奇心を持ち、相手から情報を引き出していくため、相手の情報が何もない状態でも会話に困ることはありません。

2.相手に興味を持つ

コミュニケーション能力の向上において土台となるものは実は話し方でも聞き方でもありません。なによりも大切な事は相手に興味を持つという事です。

あなたが嫌いな相手や苦手な相手と話をする場面を思い返してみて下さい。きっと、話をしていてとても不快な気分になって来ますよね。こんな気分じゃコミュニケーションを弾ませるなんてことは出来るはずありませんよね。

だからといって、嫌いな相手や苦手な相手を好きになる事なんて無理ですよね。

相手に興味を持つという事は、相手を無理に好きになるという事ではありません。この人は本当はどんな人なんだろう?という好奇心を持つだけでいいんです。

嫌いな人や苦手な人というだけで心のシャッターを下ろしてしまっては会話が成り立つはずはないですしね。ただ、嫌いな人や苦手な人に対しても好奇心なら向ける事は出来ると思いませんか?

初めて話す人や、気心の知れた友人に対しても好奇心を向けるとあなた自身の接し方が変わって来るのは当たり前と言えば当たり前の事なんです。

心のシャッターを閉じてしまっては会話は成り立ちませんし、緊張ばかりしていてもそうです。また、相手に意識を向けず自分の話ばかりしていても会話ではありませんよね。

あなたが相手に好奇心を向ける事が出来ればこのような事は当然なくなります。

私たちコーチは好奇心を相手に向ける専門家と言えます。そこで、この章では私たちコーチが意識的に行っている好奇心の向け方についてお伝えして行きますね。

1.ゆりかごから墓場まで

相手に興味を持つ方法として、相手が生まれた瞬間から死ぬまでを創造するという方法があります。あなたが会話相手を見ている視点は相手の人生のほんの一部でしかありません。

相手には相手の人生があり、自分が知らない様々な側面があるという事が、相手の人生を想像するうちにより鮮明に実感出来るようになってきます。

この人はどんな人生を歩んできたのか?という視点に立って相手と接する事が出来れば、相手に対しての好奇心は尽きる事はなくなって来るものです。

結果、コミュニケーション能力の向上に大きく貢献してくれるはずです。

2.スポットライトをあてる

相手にイメージの世界でスポットライトをあてるのも好奇心を向けるのに効果的なんですよね。会話において相手に意識をあて続けるのはとても大切な事です。なぜなら、気を抜くとすぐに自分の方に意識が戻ってきてしまうからです。

相手にイメージの中でスポットライトをあてる事で、自分に対して意識が戻って来にくくなるという効果があります。また、スポットライトが当たっている相手はどんな人なのだろう?と想像して行くと好奇心も湧いてくるでしょう。

相手に好奇心を向けるにはこのように意識的に行う事が効果的です。

3.相手に向かって両手を伸ばす

相手に向かって両手を伸ばすと言っても実際に相手に手を向けるわけではありません。スポットライトと同じく、相手に対して心の中で手を伸ばすイメージをしてみて下さい。この方法も自分に意識が向かないようにする方法です。

相手に対して意識を向け続ける事で、相手はより話をしやすくなって来る事でしょう。意識が相手に向かう事で表面的な話だけではなく、より深いレベルでコミュニケーションが成り立つようになって行きます。話の質が変わる事で興味が出てきてより好奇心が湧いて来るようになるでしょう。

3.対等のコミュニケーションを心掛ける

私自身とても気を付けている部分です。コーチは対等のコミュニケーションのプロフェッショナルです。対等のコミュニケーションとはどんな人でも一人の人間として尊重し対等に話をする事です。

評価・判断せず、ただ目の前の人と対等な関係を意識して行くという事です。

反対に上下のコミュニケーションとは上の立場から、下の立場にものを伝えていくコミュニケーションだと言えます。

代表的な例がアドバイスやほめるという事。相手の能力を自分が評価・判断を下して相手を決めつけて行く話し方です。

また、相手との距離感を掴めなかったり、思い込みに支配されて相手を判断してしまうことも対等のコミュニケーションではありません。

1.課題の分離

アドラー心理学では上下のコミュニケーションをする人たちは課題の分離が出来ていないと述べています。課題の分離とは相手の課題と自分の課題を分けて考えられない事を指します。

例えば、宿題をやっていない子供に対して、母親が宿題をやりなさいと命じたとしたら、母親は上下のコミュニケーションで子供の課題を取り上げている事になります。

課題の分離が出来ていないと、自分も相手もとてもつらい状態に陥ってしまいます。思い通りに相手が動かない事での苛立ちは課題の分離が出来ていないからこそ発生するものです。また、自分の課題を奪われた相手も奪った相手に対してフラストレーションを抱えてしまうものです。

また、ほめるという行為もアドラー心理学ではよしとしていません。ほめるかわりに勇気づけを推奨しています。勇気づけとは「ありがとう」など感謝の表現を使う事です。

ほめるという行為には何かをしたという前提がありますよね。前提があるからほめるでは、動物に芸を仕込むのと変わりません。それでは人は育ちません。前提もなにもなくただ相手の存在を肯定する感謝のほうがはるかに効果的なコミュニケーションとなります。

課題の分離をどのように意識して行くか?によってコミュニケーションの質が変わります。相手の課題は相手の課題。自分の課題は自分の課題としっかり分けて考える事が大切です。

ニーチェは著書「漂泊者とその陰」にて課題の分離が出来ていない人について言及しています。

親しくなれば相手の私事に立ち入ってもかまわないと考えているような種類の人間とは、決して付き合わないことだ。そういう人は、家族のような付き合いと称しながら、結局は相手を自分の死は以下と影響下に置きたがっているだけなのだ。

友人関係の場合でも、互いを混同しないような気遣いと配慮は大切だ。そうしないと、友達でいる事も出来なくなる。

自分は相手の課題を奪っていないか?という事を意識して相手とコミュニケーションをする事で、相手の課題に土足で首を突っ込むようなことはなくなって行くでしょう。

アドラー心理学について詳しくは下記のリンクをご覧ください。

人を必ず成功に導く21世紀の劇薬!アドラー心理学入門
本日はアドラー心理学について取り上げさせていただきます。 アドラー心理学の特徴は目的論にあります。 同じく心理学者の巨匠フロイトの原因...

2.心理的境界線をしっかりと引く

心理的境界線をしっかり引くとは、「ここまではいいけど、ここからは入ってこないでね。」としっかり心理的距離に境界線を引く事です。

人から嫌われるのを怖れるあまり、自分よりも人を優先してしまう都合のいい人ほど、心理的境界線を引くことが出来なくて苦しんでいます。

コミュニケーション能力を向上させるにあたり、覚えておきたい事は、対等だという事です。自分が我慢して相手に合わせてばかりでは対等のコミュニケーションとは呼べません。

心理的境界線をしっかりと引くという事は、相手に対して出来る事と、出来ない事を明確にして行く必要があります。

相手の都合のいい人になるのではなく、相手と対等の関係を築くにはNOをしっかりと伝える事が出来るようになる必要があるのです。

NOの伝え方に関して詳しくは下記の参考記事をご覧ください。

ついでにこれもやっておいてくれないかな? 時間あるなら手伝って欲しいんだけど。 今度の休日手を貸してくれない? あなたはこのようなちょっとした用事を断れずに引き受けてしまってはいませんか?たとえあなたに別の用事があっても、ちょっとした事だからと自分の気持ちを抑え込んでしまっていると大変です。 あなたは相手にとっ

3.否定的な思い込みを手放す

この人はこういう人だという否定的な思い込みを通して人を判断していると、ゴーレム効果が働いてしまいます。ゴーレム効果とは人が相手に対して「この人はこうだ」というネガティブなレッテルを張ってしまうと、相手がレッテル通りの行動を取る人になってしまう心理学的実験から名づけられた言葉です。

例えば、ある先生が風評である生徒の成績が低いと聞いた時に、その噂が音も葉もない噂であったとしても、信じてしまった場合、その生徒に対して成績が向上するはずのない生徒というレッテルを張ってしまうことで、その生徒に対しての期待値が低い状態が続いてしまい、結果としてその生徒は成績が下がってしまう事もあるのです。

このように否定的なレッテルを張って人と接すると、対等の関係を築くのは難しくなり、結果として対等のコミュニケーションをとる事は難しくなってしまいます。

ときおりでかまいませんので、「自分は目の前の相手にレッテルを張ってないか?」と自問自答する癖をつけて見て下さい。そうすることで、無意識にレッテルを張っていた場合、レッテルを張っているという事に気が付くことが出来ます。

そうすると、レッテルをはがして行く事が出来るのです。

4.自己受容

コミュニケーション能力を上げる上で自己受容は必須項目です。あなたは自己受容についてどんなイメージを持っていますか?言葉どおり自分を受け入れる事と考えているかも知れませんね。

半分正解です。自分自身のいい部分も悪いと思っている部分も全部合わせて、そんな自分でもいいんだよと受け入れる事です。どんな自分でも評価・判断せずに受容出来てはじめて、人は他人をも受容出来るのです。

相手に心を開かなくてはコミュニケーションは成り立ちません。相手に心が開けてはじめて信頼関係が成り立ちます。自己受容が出来ていると相手と無理せずしたしくなる事が出来るのです。

自己受容の方法としてもっとも一般的な方法があります。それは、心の中で自分を責めてしまった時。

  • なんてだめなんだ
  • どうしようもないな
  • こんなこともできないなんて

あなたもこんな風に自分を責めてしまう時っておそらくありますよね。

こういう時に、自分に向かって、

  • きずついてるんだね
  • つらいんだよね
  • かなしいんだよね

と自分の傷ついた気持ちを受け入れてあげる事。そうすると、傷ついた心は徐々に癒えて行きます。このように自分を受容する事を繰り返して行くと、心は逞しく育ち、自分をも他人をも受け入れる強い器が出来上がって行きます。

自己受容に関して詳しくは下記の関連記事をご覧ください。

自己受容するために習慣化していただきたいたったひとつの事
このブログを書き始めたころからハウトゥ系の記事を中心に書き続けていました。ハウトゥ系の記事って書きやすいのですが、まぁ調べるものがいろいろあ...

Ⅱ.抑えておきたい話し方のポイント2選

話し方

この章ではコミュニケーション能力向上において必要最低限の話し方についてお伝えしていきます。

コミュニケーション能力向上においては聞き方を徹底的にマスターすることも重要ですが、必要最低限の話し方を理解することも同じく大切です。

そのため、話し方において最も大事なポイントに絞って説明させていただきます。

1.自分の話は2割に留める

話は2割

コミュニケーション能力向上においては話をすることよりも、聞くことの方がはるかに重要だという事を先ほどの章ではお伝えさせていただきました。しかし、自分の話をまったくしないのでは、相手から信用を得ることは出来ません。その理由は、人は自己開示をした人に対して、心理学の返報性の法則にから自分も同程度の自己開示を返していくよう働きかけるからです。

自分のことを何ひとつ話をしてくれない人よりも、ある程度自分自身とはどのような人間かを伝えてくれる人の方が親しみがわくのはこのような心理が働くからです。そのため、自分の話も会話に入れることは必要です。

ただし、自己開示は相手と信頼関係を結ぶために行うものです。そのため、相手が不快になるほど、自分の話ばかりをしていては身も蓋もありません。マシンガントークで自分の話ばかりをする人がいますが、これでは相手の気持ちを踏みにじってしまいます。

相手の気持ちを置き去りにした話し方では当然、信頼関係は生まれません。では、どうすればよいのか?それは、自分自身の話は2割に留めると言う意識を持って会話をすることです。意識を持つということがポイントです。自分の話はしつつも、話過ぎないように注意するだけでも会話の質は高まります。

2.アイ・メッセージ

アイメッセージ

アイ・メッセージとは主語を私とした話し方です。日本語は英語と違い、主語を省略して話をすることが多いため、アイ・メッセージといってもニュアンスが伝わりにくいかもしれませんね。

簡単に説明すると、アイ・メッセージとは自分の気持ちを相手に伝えるメッセージです。それにたいして、ユア・メッセージとは相手の行為を評価するメッセージとなります。評価とは、相手に対して上から判断を下すことを指します。本人にその気がなくても、受け手からしてみたら上から目線で話をされているようでいい印象は抱かれません。

例えば、目上の人に対して、「(あなたは)よく頑張りましたね。」と言ったとしたらどうでしょう?おそらく不快感を生じられると思いませんか?それはこの発言がユア・メッセージだからです。

それに対し、「(私は)部長が頑張ってこられた姿を間近で見てきたので、この結果にとても感動しています」だったらどうでしょう?おそらく、自分の頑張りをわかってくれているんだという歓びが大きくなるでしょう。これがアイ・メッセージの力です。

同じ頑張りを認めている発言にも関わらず、ここまで受け取る気持ちに差が開いてしまうものなのです。

ユア・メッセージが相手の行為を上から評価することに対して、アイ・メッセージは相手の存在を認知する発言です。人は誰しも承認欲求を持っています。アイ・メッセージは人の承認欲求を満たす発言だからこそ、相手の気持ちをつかむのです。

だからこそ、コミュニケーション能力向上を図るなら、アイ・メッセージを主軸とした話し方をするべきだと言えます。なにも難しいことはありません。アイ・メッセージとは自分の気持ちを率直に伝えるだけの話し方だからです。意識をしていないとユア・メッセージ中心の発言になりがちですが、意識をして変えていくことで、すぐにアイ・メッセージを使いこなすことが出来てきます。

自分の気持ちを伝える話し方が対立を生まない4つの理由
トマス・ゴードンは、彼の著書『Parent Effectiveness Training』という本の中で、「youメッセージ」と「Iメッセー...

アイ・メッセージに関してより詳しくは上記の記事をご覧ください。

Ⅲ.これだけは意識してほしい聞き方5つの事

聞き方

コミュニケーション能力向上を果たすには聞き方を鍛えていく必要があります。とはいえ、聞き方は話し方と違い、意識を変えていくだけでも大幅に向上することが出来る能力です。この章では、聞き方に対する意識の変え方や、いくつかの簡単なテクニックについてお伝えさせていただきます。

1.傾聴

傾聴

傾聴とは相手の話を聞く技術です。傾聴については下記をご覧ください。

人間関係を劇的に好転させるコミュニケーション傾聴とは?
傾聴とは人間関係を良好に発展させるうえでとても効果的なコミュニケーション方法です。 辞書では「聞く」の意味を、音・声を耳に受ける。耳を傾け...
人間関係を良好に保つ!傾聴力を高める10の心構え
今回の記事では傾聴力を高める心構えについて詳しくお伝えしていきます。 傾聴には当然、技術的なテクニックもあります。 しかし、傾聴時にも...

傾聴をマスターするだけで、コミュニケーション能力向上において圧倒的なパフォーマンスを得られます。人の話を聞くことに特化したコミュニケーション技術の傾聴を是非ともマスターしてみて下さい。

2.バックトラッキング

バックトラッキング

バックトラッキングとはNLPの技術です。NLPとは日本語では神経言語プログラミングと呼ばれています。コンピュータがプログラムで動くように、人を動かすプログラミングという意味合いです。そのNLPの技術の中でも比較的簡単であり、効果がとても高い技術がバックトラッキングとなります。

バックトラッキングとはおうむ返しのことです。相手の話をそのままおうむ返しするのです。人は自分と似た人に共感を持つ性質があります。バックトラッキングをすることで、話し相手は無意識のうちに自分と似た話し方をするあなたに親近感を抱くようになります。

ただし、注意をしていただきたいことは、バックトラッキングは無意識に働きかけるため、過度に使い相手の意識に残ってしまっては意味をなしません。というよりも、自分の真似をされているという不快感が生じてしまう可能性もあります。

そのため、バックトラッキングをする時は、要所要所で自然に取り入れることが大切です。そうすることで、コミュニケーション能力は劇的に向上してきます。

3.ユア・クエスチョン

質問

先ほどの章で説明したアイ・メッセージは話し方としてとても重要だとお伝えしました。また、ユア・メッセージは相手を上から評価してしまうメッセージのため使わないほうがいいとも書かせていただきました。しかし、聞き方としてのユア・クエスチョンはとても大切です。

ユア・クエスチョンとは相手がどのように感じているのか?思っているのか?というように、相手の気持ちにベクトルを合わせた聞き方です。例えば、「あの映画面白かったよね?」と聞かれるよりも、「(あなたは)あの映画をみてどう感じた?」という質問の方が話し相手は話が進みむはずです。

それは、話し相手の気持ちにベクトルを合わせているからです。自分の聞きたいことを聞くのではなく、相手の気持ちに寄り添って聞くことがユア・クエスチョンとなります。

人と対立を生まない共感力を高める基礎的な話の聞き方
あなたは人の話を共感をもって聞くことが出来ていますか? 共感をもって話を聞いてもらえると人は自分という存在を理解してもらえた という安...
上記の記事ではユアクエスチョンのより具体的な使い方を書かせていただきました。
併せてご覧いただくことで相乗効果が期待出来る内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

4.トーク番組でお勉強

トーク番組

トーク番組は聞き方の勉強をする上でとても貴重な情報の宝庫です。特に長く続いているトーク番組ほど司会者の力量に安定感があるため、おすすめです。そして、トーク番組を見る上で、どのように司会者は耳を傾けているのか?ということに着目してみて下さい。

どのようなトーク番組でも司会者が一方的に話をしていくトーク番組などありません。司会者が巧みにゲストの話を引き出して行きます。この時に、傾聴や、バックトラッキング、ユアクエスチョンをどのように使いながら話を聞いているかに意識を向けてみて下さい。また、後程紹介する、ペーシングやリーディング、相槌の技術もふんだんに使っています。

司会者の話を聞く技術を観察することに意識を置いてテレビ番組を見ると、どのような司会者も話を聞く技術を意図的に使っていることがお分かり頂けるはずです。しかも、そのレパートリーはそれほど多くはありません。もちろん、司会者によってパターンや、癖はことなりますが、技術的な事は多くはないことにお気づきになるはずです。

コミュニケーション能力向上を果たすならトーク番組の聞き方を意識的に勉強することが大切です。

5.会話はマインドマップ

マインドマップ

相手から話を引き出して会話を成立させていくのはマインドマップを作る作業と変わりません。ちなみにマインドマップに関しては【マインドマップの基礎知識】マインドマップの書き方がマスターできる方法まとめにて詳しく書かれているのでご参考下さい。

マインドマップを分かりやすく説明すると、ひとつの事柄に対して放射状に情報をカテゴリー分けして付け加えていくツールです。会話も同じく相手から情報を引き出し、分類していく作業だからです。

例えば、趣味の話を聞く場合をイメージしてみて下さい。

どのような趣味なのか?どれくらいやっているのか?いつごろやっているのか?その趣味のいいところは?どういった仲間がいるのか?ほかにも趣味はあるのか?など、趣味に限定していてもいろいろと質問が出てくるはずです。

また、ほかにも趣味はあるのか?という質問をすることで、別の趣味を聞きだしていくことが出来ます。

趣味の項目をある程度聞いたら、今の仕事に関することや、価値観、休日の過ごし方などでも別のカテゴリーを同じように質問していけばいいだけです。そうすれば、質問事項は驚くほど少なくなることにお気づきになられるはずです。カテゴリーを分けることで、質問を何回でも使いまわすことが出来るようになるからです。

また、私の場合は、個人的に話を聞いた人に対してスマホのマインドマップ機能を利用してアウトプットしています。そうすることで、聞いた話が頭の中に定着され、いつでも引き出すことが可能となってくるからです。

スマホのマインドマップはとても使いやすく、見やすいのでおすすめです。

アンドロイド版

マインドマップ、ブレインストーミング、アイデアを収集・整理。

スマホ版

「SimpleMind (レガシー)」のレビューをチェック、カスタマー評価を比較、スクリーンショットを確認、詳細情報を入手。SimpleMind (レガシー)をダウンロードして iPhone、iPad、iPod touch で利用。

上記のアプリをインストールするとすぐに使えます。PC版のマインドマップよりもはるかに操作性とビジュアル面で優れているためお勧めです。この機能を使うと、話をした相手の情報をほぼ正確に覚えることが出来ます。

Ⅳ.ノンバーバルコミュニケーションbest7

ノンバーバルコミュニケーション

心理学者のアルバート・メラビアン博士は、話し手が聞き手に与える影響がどのような要素で形成されるか測定しました。 その結果、話し手の印象を決めるのは、「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということがわかりました。

視覚情報 (Visual) – 見た目・身だしなみ・しぐさ・表情・視線 …55%

聴覚情報 (Vocal) – 声の質(高低)・速さ・大きさ・テンポ …38%

言語情報 (Verbal) – 話す言葉そのものの意味 …7%

実は、言語的な部分は1割にも満たない、7%しか相手に伝わらないのです。

上記のデータから、相手に与える影響の93%が非言語的な情報からもたらされるということがわかります。非言語からもたらされる情報をノンバーバルコミュニケーションと呼びます。

このことから、相手の話の内容以上に、相手のノンバーバルコミュニケーションに注意を向ける必要があることがわかります。また、当然、自分のノンバーバルコミュニケーションも相手に伝わっていることを意識すべきなのです。

この章では、自分や相手のノンバーバルコミュニケーションについてどのように意識をしていくかをお伝えさせていただきます。

1.約束を守る

約束

約束や時間を守るというのは最低限のノンバーバルコミュニケーションだと言えます。いくら、話し方や聞き方を徹底的にマスターしていても、約束を守ることが出来ない人が信頼されることはありません。

2.明るく

明るく

気分を明るく持つことは大切です。気持ちが沈んでいる人はノンバーバルコミュニケーションを通してすぐに伝わってしまいます。人は身体と心が密接に関係しています。明るくすることが苦手な人は、意識的に肩を張り、笑顔でいるよう心掛けてみて下さい。身体の状態が変わるだけで心にも影響を与えます。

3.挨拶

あいさつ

挨拶はお腹に力を入れて大きな声で行うよう心掛けてみて下さい。自分から元気に挨拶をするだけでも相手の受け取る印象は高くなります。元気な挨拶をするだけで、相手にとっての印象管理が出来るのですからやってみて損になることはありません。

4.相手の目を見て話す

目を見る

相手の目を見て話をすることは、ノンバーバルコミュニケーションにおいて欠かせません。また、コミュニケーション能力向上に当たり必要な要素だと言えます。とはいえ、目を見て話をすることが苦手な人もいます。その場合は、会話相手の鼻を見ることに意識を向けて下さい。それだけで、会話相手は目を見て話をしているのだという錯覚を持ちます。

5.笑顔を心掛ける

笑顔

笑顔を心掛けることはノンバーバルコミュニケーションにおいて必要不可欠です。笑顔とは相手に対して、自分は敵意を持っていませんというシグナルになります。そして、相手を信頼していることを伝えることも出来ます。当然、TPOによって笑顔を使えない状況もありますが、笑顔を使って差し支えのないところでは意識的に笑顔をつくるよう心掛けてみて下さい。それだけでコミュニケーション能力向上の助けになります。

4.ペーシング

ペーシング

ペーシングとはNLPの技術です。相手の話をするペースやトーンに合わせて話をする技術となります。相手のペースに合わせることで、親近感を得ることが出来ます。ペーシングとバックトラッキングを合わせることで、より相手との信頼関係を築いていくことが出来ます。

5.リーディング

リーディング

リーディングとは、バックトラッキングや、ペーシングにより、相手との距離が縮まった時に使える技術です。バックトラッキングや、ペーシングで相手に合わせていた状況を、意図的に自分手動で相手に合わしてもらう技術となります。信頼関係が出来ていると相手は無意識的に自分に合わせてくれるよう働きかけます。こうなることで、より信頼関係は強固になっていくのです。

例えば、相手がゆっくり話をするタイプに対して、十分に信頼関係が整ったと判断した場合を考えて見ましょう。この場合、自分が少しテンポを速めて話をして見ると、相手も合わせてテンポを上げてくれるようになるのです。このように自分がリードをして主導権を握ることをリーディングと言います。

6.相手より状態をちょっと上げる

テンション

相手が楽しそうなら、相手より少しテンションを高めに、相手が辛そうなら相手よりも少しテンションを低めに聞くことで、相手の気持ちに共感を示すことが出来ます。相手のベクトルよりも少し高い状態に身を置くことで、相手はあなたにたいしてより親近感を抱くことが出来るのです。

7.相槌

相槌

相槌の技術もノンバーバルコミュニケーションには欠かせません。相槌を制することはコミュニケーション能力向上において必要不可欠です。

相槌の具体的なやり方に関しては下記の関連記事をご覧ください。

必見!聞き上手になるための5つの相槌バリエーション
今回の記事では聞き上手になるための相槌のバリエーションについて具体的にお伝えしていきます。 聞き上手になるのに最も手っ取り早く、且つ効率的...

まとめ

いかがでしたか?今回はコミュニケーション能力向上のための方法をお伝えさせていただきました。すべての事に当てはまるのですが、会話相手を中心とした技術となります。会話と言えば、自分の話をするという意識を持っている人が多いものです。しかし、多くの人が会話に求めているものは自分の話を真剣に聞いてもらうことです。

一生懸命、話をしたにも関わらず、相手から良く想われないのでは報われませんよね。だからこそ、会話相手が満足するコミュニケーションを身に付けることが大切なのです。コミュニケーション能力が向上できれば、相手を不愉快にさせてしまうようなことが激減します。

そして、人から求められる人材になることが出来るのです。当然、コミュニケーション能力向上によって、人脈も増えてくるでしょう。そうすることで、様々なチャンスや運に恵まれ有意義な人生を構築することが出来るようになります。

下記の記事では人との信頼関係の築き方について具体的に書きました。

併せてお読みいただければと思います。

【悪用厳禁】狙ったあの人と海より深い信頼関係を築く方法
じっくりと想像してみて下さい。 もしも人と信頼関係を築く方法を身につけられたら、あなたの生活はどのように変化して行くでしょうか? いかが...