【プロコーチ直伝】これだけは意識してほしい話の聞き方6つの事

hispanic girl whispering secret on ear of friend コミュニケーション能力
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Q
この記事で学べる内容はなんですか?
A

コーチングのプロが実践している話の聞き方で重要な要素を6つまとめさせて頂きました。

コミュニケーション能力向上を果たすには聞き方を鍛えていく必要があります。とはいえ、聞き方は話し方と違い、意識を変えていくだけでも大幅に向上することが出来る能力です。この記事では、聞き方に対する意識の変え方や、いくつかの簡単なテクニックについてお伝えさせていただきます。

  1. 傾聴
  2. バックトラッキング
  3. 要約
  4. ユアクエスチョン
  5. トーク番組でお勉強
  6. 会話はマインドマップ

上記の6つのポイントに絞ってお伝えさせて頂きます。話の聞き方を高めてコミュニケーション能力を向上したい方におすすめの内容となっています。プロに匹敵する話の聞き方が出来るようになることでしょう。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。
□シードコミュニケーションズ株式会社代表
□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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【プロコーチ直伝】これだけは意識してほしい話の聞き方6つの事

1.傾聴

傾聴とはもともとカウンセリングの造語です。
意味は耳も心も身体も傾けて聴くことに焦点を合わせた聴き方となります。コミュニケーション能力を向上する上で傾聴の技術は欠かせません。

傾聴の技術は相手を理解するのに最強の技術といっていいでしょう。

相手からの理解を求めるのではなく、自分から相手を理解することで、自然と相手もこちらを理解する気持ちになってくるのです。

集中的傾聴

集中的傾聴とは相手に全神経を向けた聴き方です。
集中的傾聴をしていないとコミュニケーション時、自分の心の声に気がとられてしまいます。この状態では相手の話を本当の意味で聴くことは出来ません。

相手の話に100%の神経を集中して初めて人の話を聴くことが出来るのです。
心の中で前へならえをして相手に指先を向けるイメージを持ち続けると自然と集中的傾聴が持続します。

集中的傾聴はこんな簡単なトレーニングでも向上することが出来る能力です。是非お試しください。

集中的傾聴について動画で詳しく説明しています。

2.バックトラッキング

バックトラッキングとはNLPの技術です。NLPとは日本語では神経言語プログラミングと呼ばれています。コンピュータがプログラムで動くように、人を動かすプログラミングという意味合いです。そのNLPの技術の中でも比較的簡単であり、効果がとても高い技術がバックトラッキングとなります。

バックトラッキングとはおうむ返しのことです。相手の話をそのままおうむ返しするのです。人は自分と似た人に共感を持つ性質があります。バックトラッキングをすることで、話し相手は無意識のうちに自分と似た話し方をするあなたに親近感を抱くようになります。

ただし、注意をしていただきたいことは、バックトラッキングは無意識に働きかけるため、過度に使い相手の意識に残ってしまっては意味をなしません。というよりも、自分の真似をされているという不快感が生じてしまう可能性もあります。

そのため、バックトラッキングをする時は、要所要所で自然に取り入れることが大切です。そうすることで、コミュニケーション能力は劇的に向上してきます。

バックトラッキングについて動画で詳しく説明しています。

3.要約

要約とは言葉の通り相手の話を要約する方法です。 バックトラッキングは話をオウム返しするのに対し、要約は相手の話をしっかりと理解して自分の言葉で伝え返すため要約するほうが難易度は高まります。

相手の話がながすぎて相手が混乱してしまった時などに使います。「要するにこういうことでしょうか」などです。

しっかりと理解していることを相手に伝えることが出来るため、バックトラッキングよりも使用頻度を高めて使うことが出来ます。バックトラッキングと併用することで効果はより高まります。

4.ユア・クエスチョン

先ほどの章で説明したアイ・メッセージは話し方としてとても重要だとお伝えしました。また、ユア・メッセージは相手を上から評価してしまうメッセージのため使わないほうがいいとも書かせていただきました。しかし、聞き方としてのユア・クエスチョンはとても大切です。

ユア・クエスチョンとは相手がどのように感じているのか?思っているのか?というように、相手の気持ちにベクトルを合わせた聞き方です。例えば、「あの映画面白かったよね?」と聞かれるよりも、「(あなたは)あの映画をみてどう感じた?」という質問の方が話し相手は話が進みむはずです。

それは、話し相手の気持ちにベクトルを合わせているからです。自分の聞きたいことを聞くのではなく、相手の気持ちに寄り添って聞くことがユア・クエスチョンとなります。

5.トーク番組でお勉強

トーク番組は聞き方の勉強をする上でとても貴重な情報の宝庫です。特に長く続いているトーク番組ほど司会者の力量に安定感があるため、おすすめです。そして、トーク番組を見る上で、どのように司会者は耳を傾けているのか?ということに着目してみて下さい。

どのようなトーク番組でも司会者が一方的に話をしていくトーク番組などありません。司会者が巧みにゲストの話を引き出して行きます。この時に、傾聴や、バックトラッキング、ユアクエスチョンをどのように使いながら話を聞いているかに意識を向けてみて下さい。また、後程紹介する、ペーシングやリーディング、相槌の技術もふんだんに使っています。

司会者の話を聞く技術を観察することに意識を置いてテレビ番組を見ると、どのような司会者も話を聞く技術を意図的に使っていることがお分かり頂けるはずです。しかも、そのレパートリーはそれほど多くはありません。もちろん、司会者によってパターンや、癖はことなりますが、技術的な事は多くはないことにお気づきになるはずです。

コミュニケーション能力向上を果たすならトーク番組の聞き方を意識的に勉強することが大切です。

6.会話はマインドマップ

マインドマップ

相手から話を引き出して会話を成立させていくのはマインドマップを作る作業と変わりません。

マインドマップを分かりやすく説明すると、ひとつの事柄に対して放射状に情報をカテゴリー分けして付け加えていくツールです。会話も同じく相手から情報を引き出し、分類していく作業だからです。

例えば、趣味の話を聞く場合をイメージしてみて下さい。

どのような趣味なのか?どれくらいやっているのか?いつごろやっているのか?その趣味のいいところは?どういった仲間がいるのか?ほかにも趣味はあるのか?など、趣味に限定していてもいろいろと質問が出てくるはずです。

また、ほかにも趣味はあるのか?という質問をすることで、別の趣味を聞きだしていくことが出来ます。

趣味の項目をある程度聞いたら、今の仕事に関することや、価値観、休日の過ごし方などでも別のカテゴリーを同じように質問していけばいいだけです。そうすれば、質問事項は驚くほど少なくなることにお気づきになられるはずです。カテゴリーを分けることで、質問を何回でも使いまわすことが出来るようになるからです。

また、私の場合は、個人的に話を聞いた人に対してスマホのマインドマップ機能を利用してアウトプットしています。そうすることで、聞いた話が頭の中に定着され、いつでも引き出すことが可能となってくるからです。

スマホのマインドマップはとても使いやすく、見やすいのでおすすめです。

まとめ

  1. 傾聴
  2. バックトラッキング
  3. 要約
  4. ユアクエスチョン
  5. トーク番組でお勉強
  6. 会話はマインドマップ

今回の内容は話の聞き方の中でも簡単なスキルをご紹介させて頂きました。どれも覚えやすく簡単だけれども効果的な練習となっておりますのでぜひこの機会にトレーニングをしていただければと思います。

より話の聞き方の能力を向上させたい方は下記の記事をご参照下さい。下記の記事では自己実現ラボにおいて書かれたすべてのコミュニケーション能力を向上させるための記事をまとめさせて頂きました。コミュニケーション能力を向上させたいというあなたに必要な記事が必ず見つかることでしょう。

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