人と信頼関係が崩れる原因とは?心の壁を作ってしまう7つの流れ

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Q
今回の記事で学べる内容はなんですか?
A

今回の記事は人と信頼関係を崩してしまう心の壁がとどのようにして出来るのか?またどうしたら心の壁を崩していけるのか?に焦点をあてています。すぐに人との間に心の壁を作ってしまう人はこの記事を読むことで解決策が手に入ります。

この記事の章構成は

  1. 人との間に心の壁を作ってしまう7つの流れ
  2. 心の壁から簡単に脱出することが出来る方法
  3. 人とより信頼関係を築く上で大切な4つの約束

となります。

最初に第2章の結論をお伝えすると心の壁を壊す方法は自分が心の壁を持ってしまっていないか?と自問自答する事です。たったこれだけで相手との間に出来てしまった心の壁を破壊することが出来るようになります。自分の状態に気づくという事が重要なんです。

では人との信頼関係が崩れる原因となってしまう心の壁はどのように作りあげられるのでしょうか?詳しくは第1章でお伝えさせて頂きます。

心の壁が作り上げられる原因を知ることで自らの状態に気づきやすくなるため心の壁を破壊することが用意になって行く事でしょう。

第3章では人とより信頼関係を築く上で大切なあり方についてお伝えしていきます。

坪井一真
坪井一真

この記事を最後までご覧いただく事と、人と信頼関係を崩してしまう自らの要因に気付くことができるようになります。そして、心の壁を壊すための対処法を身につける事ができ、さらにより深く人と信頼関係を築く事のできる心のあり方を手に入れる事が出来るようになるため人間関係の悩みを格段に減らすことが出来るようになります。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。

私のコーチとしての経歴について詳しくはCTIのコーチ紹介ページからご覧ください。

□シードコミュニケーションズ株式会社代表
□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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Ⅰ.人との間に心の壁を作ってしまう7つの流れ

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信頼関係を阻害してしまう心の壁を作ってしまう要因は主に7つです。この章では【自分の小さな「箱」から脱出する方法】にて紹介されている、心を閉ざしてしまう要因について私なりの言葉や経験に基づく形でお伝えさせていただきたいと思います。本書では箱と表現されていますが、心の壁の方が当ブログでは伝えやすいとの判断から、心の壁と表現しています。

1.他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動

相手のために何かをしてあげたいという感情が出たのにも関わらず、その感情に反した場合、その相手に対して正しい認識を持てなくなってしまいます。

たとえば、あなたの仕事仲間の女性がたくさんの荷物を抱えていたと仮定してください。とても急いでいるようですが、荷物が多くて困り果てています。そんなとき、あなたはふと手を貸してあげたくなったとしましょう。でも、よく考えると、自分自身の抱えている仕事も多く、時間的な余裕もあまりない状況です。

このような時、はじめに感じた「手伝ってあげたい」という感情に準じて相手を助けてあげればその相手に対してゆがんだ認識を持つことはありません。一方はじめに感じた感情に反して、見捨てるという行動を取った場合、一気にその相手に対してゆがんだ認識が形成され始めます。このように自分の感情に反した行動を自分への裏切りと言います。

2.裏切りの正当化

1で感じた相手を「助けてあげたい」という自分の感情を見捨てた場合、その裏切りを正当化するために人間の思考は様々な思いを巡らせます。自分の行為を正当化し、相手を乏しめて考えてしまうのです。

自分への正当化

  • 仕事をたくさん抱えていて無理をしている
  • こんなに大変な仕事をしているのに誰にも助けを求めないで自分ひとりで責務を全うしている
  • 責任感の強い男
  • 会社のために身を粉にして働いている
  • 重圧を背負っている

相手に対する見方

  • わざとらしい振る舞いで嫌悪感が湧く
  • きちんと準備をしていないからだ
  • 時間的にもっとペースを考えるべきだ
  • 女性の立場を利用して助けを求めようとしているのではないか
  • 汚い考え方だ

3.現実を見る目のゆがみ

自分の感情に反して手を貸さなかったことで、自分自身の頭の中では自分を正当化し、相手を乏しめる考えが次から次に湧き上がってきます。

すると、相手の行動を現実に即した状態で判断することが出来なくなってしまうのです。要は、自分を正当化するがために、相手の行動を勝手に悪い方向に妄想し、嫌悪感を抱いてしまうのです。

4.自分の感情に背くことが心の壁を作る

始めに相手のために何かをしてあげたいという感情に準じて行動していたら、当然心の壁は出来ません。相手の立場を考え、相手のために行動をするということは、相手に対して心をオープンにしている状態だからです。心の壁を作って距離を置いている状態とは違いますよね。

逆に、自分の感情に背くことによって、自分を正当化し、相手を乏しめる思考が続いていくことで心の壁は出現してくるのです心の壁が出現してくるということで、相手に対してオープンでいることは出来なくなってしまうのです。

5.いくつかの心の壁を自分の性格だと思い込む

これまでは、自分が他の人のためにすべきだと感じた行動に背くことによって、心の壁を作ってしまうという事をお伝えしてきました。では、他の人のためにすべきだと感じた行動に背かなければ心の壁は作られないのでしょうか?

それは違います。心の壁をセルフイメージとして強固にしてしまう可能性が私たちにはあるのです。分かりにくいので分かりやすく説明させて頂きますね。

他の人のためにすべきだと感じた行動に対して背くたびに、私たちは自己正当化をしてしまいます。そして、ひとつひとつの心の壁が出来てくるごとに、いくつもの心の壁を自分自身の性格だと思い込んでしまうのです。

たとえば、自分は人が困っていることに対して気軽には助けない人だとか、相手から話しかけられない限り、自分からは話しかけない人間だとか、人に対して励ましや感謝を伝えない人間だとか・・・

自分が他の人のためにすべきだと感じた行動に背くことによって、出来た心の壁が自分自身のアイデンティティとして育ってしまい、性格の一部だと思い込むのですからやっかい極まりないのです。

ようは心の壁を一度作ってしまうとそれが自分の性格の一部だと認識してしまうようになるんです。

6.心の壁を作ることで、ほかの人たちにも壁を作らせてしまう

心の壁を作ることで自己正当化した自分自身を保つために、相手を乏しめて判断してしまうということは、相手の立場からしたらどうでしょう?たまったものではありませんよね。

当然、自分自身が心に壁を作って人に接すると、相手もその壁を察知し、心に壁を作ってしまいます。そして、お互いが壁を作ることで信頼関係を築く可能性は失われてしまうのです。お互いが心に壁を作ったままではどのようなテクニックをつかっても信頼関係を築くことなど出来ません。

7.心の壁をつくると、互いに相手を非難し、自分を正当化しあう

最終的に、心の壁が両者につくられてしまうと、両者ともに自己正当化をしてしまう上に、相手を乏しめて考えるため、ともに相手を攻撃してしまうという関係になってしまいます。どちらも、自分が正しく相手が間違っているという認識がぬぐえないことによって、争いが絶えなくなってしまうのです。

お互いが意図しなくても争いをし続ける関係を共謀しあいながら作り上げられている状態です。この状態では信頼関係はどう頑張っても築くことは出来ません。

このような状態では、自分が心の壁を作り上げていることすら理解が出来ない状態なんです。

Ⅱ.心の壁から簡単に脱出することが出来る方法

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冒頭でもお伝えさせて頂いたとおり心の壁を壊す方法は自分が心の壁を持ってしまっていないか?と自問自答する事です。第1章でお伝えさせていただいた7つの流れは無意識レベルで行ってしまっているものです。

そのため意識的に自分自身で心の壁に入っていないかを自問自答しない限り気付く事は出来ません。とくに1章の7つの流れをまったく知らなければ自問自答しようがありません。

ここまでご覧いただいたあなたは人に、心の壁を作ってしまうのには7つの流れがあるという事を認識することが出来るようになりました。そのため、人間関係にふとした違和感を持った時に自分が心の壁を持っていないか?という事を自問自答する能力を身に着けることが出来たのです。

今後は意識的に自らに心の壁が出来ていないか?を問うだけでおのずと心の壁は崩れて行くようになるのです。

次の章では人とより深い信頼関係を築くための心のあり方についてお伝えしていきます。心の壁の崩し方を理解したうえで次の章に進むとより人と深く信頼関係を構築するためのヒントを手に入れる事ができるようになるでしょう。

Ⅲ.人とより信頼関係を築く上で大切な4つの約束

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この章では、心の壁から解放されるための心理的側面に重きを置いて説明させていただきたいと思います。

私自身のコーチとしてクライアントにかかわってきた経験から【四つの約束】にて紹介されている心のあり様が、心の壁を放棄するには効果的だったので、四つの約束について触れさせていただきますね。

1.正しい言葉を使う

正しい言葉を使うとは、当ブログでも時折触れている感謝の言葉や、肯定的な口癖のように自分自身のエネルギーをよりよく上げてくれる言葉を使っていく事です。逆に、自分は何をやっても駄目だ。いつも最終的には負けてしまう。運が悪い。など、自分を否定的にとらえる言葉は正しくない言葉となります。

正しい言葉を使うことで、潜在意識に肯定的な自己像が確立されてきます。何があっても自分を信じ、自信に満ち溢れる強い自分となるようなイメージを潜在意識に植えつけるには、正しい言葉を使い続けていくことが重要なのです。

正しい言葉を使い自分に自信を持つことで、自分自身の感情を裏切った行動を取ることが減っていきます。そうなると、心の壁の出現頻度も減っていくため、信頼関係を築きやすくなっていくことでしょう。

ネガティブな思考を打ち消し正しい言葉を使うなら下記の記事が参考になると思いますのでご興味のある方はぜひご覧ください。

2.何事も個人的に受け取らない

何事も個人的に受け取らないという事は、自分自身を客観的に見ていくことです。主観的に自分自身を捉えすぎてしまうと、すべての出来事が自分自身を通して表出されてしまうものだと誤認してしまいがちになります。そうなると、自分自身の一挙手一投足すべてにおいて絶えず意識を持ち続けていなくてはなりません。必然的に精神的に疲れ果ててしまうのです。

自分自身に起こる出来事を客観的に判断する認識を持つことで、自分に起こるすべての出来事に対して、必要以上に気にすることはなくなっていきます。自分自身の心のあり方に従って生きることが出来るため、精神的に楽に生きることが出来るのです。

そうなることで、必要以上に心の壁を立てなくて済むようになります。当然、心の壁が減ってくることで人との信頼関係は必然的に築きやすくなっていくことでしょう。

何事も個人的に受け取らないようにする溜めには神経言語プログラミングの技術が役立ちます。神経言語プログラミングとは自分自身の効率的な扱い方の技術です。詳しくは下記の記事をご参照下さい。

3.思い込みをしない

思い込みとは、心の壁を作った時の自己正当化や、相手を乏しめる考え方です。思い込みをすると、絶対的に自分が正しいものだとしか判断することが出来なくなってしまいます。自分自身が誤っているかもしれないという別の視点から物事を見ることが出来なくなってしまうのです。

もし、心の壁を作ったとしても、自分自身が誤っているかも知れないと認識することが出来れば、その時点で心の壁がつくられていることに気が付くことが出来るのです。心の壁を認識することが出来れば自分自身の過ちを認めることで、心の壁を消していくことも可能となってきます。

思い込みを手放すことで、自分自身の心の壁を認識することは、人と信頼関係を構築する上でもとても重要なことです。

思い込みは本来自分自身では気づきにくいものです。自分自身がどんな思い込みを持っているかが分かる人はそう多くありません。そんな自らの思い込みに気付き改善していく方法について下記の記事にてお伝えしておりますのでご興味のある方はご覧ください。

4.常にベストを尽くす

正しい言葉を使う、何事も個人的に受け取らない、思い込みをしない。これらは言うは易しですが、実行しようとするととても難しいという事に気が付くはずです。だからこそ、常日頃からベストを尽くして、これらにチャレンジし続けることが大切なのです。

毎回、挑戦して失敗したとしても自分を責める必要はありません。ベストを尽くして挑戦するということが意義のあることだからです。普段から意識をしていなかったことを、出来るようにするということは並大抵のことではありません。ただし、常にベストを尽くしてチャレンジしていけば、いづれすべての能力を身に付けていくことは至極簡単なことです。

絶えず、四つの約束に対してベストを尽くすことで、心の壁は小さくなり、より多くの人々と信頼関係を築き上げることが出来てくるようになるでしょう。

まとめ

第1章では心の壁を作り出してしまう内的要因についてお伝えさせて頂きました。
この内的要因を知らないと心の壁が形成されている事も知らないため対処しようがありません。

第2章では心の壁を作り出してしまう内的要因を理解していただいたうえで、対処法となる方法をお伝えさせて頂きました。その方法とは自分が心の壁を持ってしまっていないか?と自問自答する事でした。

第3章では心の壁を作りづらくてするための心のあり方である4つの約束についてお伝えさせて頂きました。

この3章構成をご覧いただいたことであなたは心の壁の対処法を身につける事が出来ました。今の時点で心の壁の対処法はご理解いただけたと思いますのであとは実生活で意識的に訓練をしていただければと思います。

そうすれば知らず知らずのうちにあなたの対人関係能力が劇的にアップすることは間違いありません。

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