理想の子供に育てる!子育てコーチングにおける3つの大事な事

子育てコーチング

今回の記事では子育てコーチングについてお伝えしていきます。子育ての悩みを抱えているにも関わらず、子供とどのように接していけばいいのかが分からないという方は意外に多いものです。その理由は、子育てを上下の関係で捉えているからです。

「親のいう事に子供は絶対に従わなくてはいけない。」このような意識が頭の片隅にでもあるならば、子育てがうまくいかないのは当然です。この考え方では子供の自主性を虐げるだけで、子供にとっては親に対する反発の意識だけが残ってしまうからです。

子育てコーチングでは親と子供を横の関係で捉えます。当然、立場は同じではありませんが、ひとりの人間として対等に接することで、子供の自主性を伸ばしていくことが出来ます。また、子供の考えを認めて上げることで、子供は承認欲求が満たされていきます。

承認欲求とは人なら誰しもがもつ、他人に認められたいという欲求です。この欲求が満たされることで、自分と言う存在に自信を持つことが出来るのです。自信を持つことで、子供は自己肯定感を芽生えさせます。自己肯定感とはありのままの自分自身でも素晴らしい存在なんだという認識です。

自己肯定感が高い子供は自分自身の大切さを理解しています。そして、自分と同様に他人も大切な存在だという認識を持っているため、人にも優しく出来るのです。

一方、自己肯定感が低い子供は、自分自身に価値を見出せません。よって、常に不安が付きまといます。その影響から、他人に対して優しくすることが出来ない上に、自己中心的でわがままな性格となってしまうのです。誰にも認めてもらえない自分自身の存在に混乱している状況だと言えます。

子育てコーチングの目的は、子供と横の関係を構築し、子供を承認し、自己肯定感の高い子供に育てていくことです。その為の方法を今回はお伝えしていきます。

関連記事として子育ての悩みを解消いい子に育つには?アドラー心理学4つの知恵も併せてご覧ください。子育ての悩みをなくし、いい子に育てるために、アドラー心理学の考え方を子育てに用いる方法をお伝えしております。

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Ⅰ.アドラー心理学における子育て論

子育てコーチングを行う前に、アドラー心理学を知っておくと役立ちます。特に、課題の分離、対等なコミュニケーション、共同体感覚について理解すると、子供に対する接し方が大幅に変わって来るでしょう。今回はアドラー心理学でも特に子育てにおいて重要なポイントを中心に説明させていただきます。より詳しくアドラー心理学を知りたい方は人を必ず成功に導く21世紀の劇薬!アドラー心理学入門をご覧ください。

1.課題の分離

およそあらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。課題の分離ができるだけで、対人関係は激変するでしょう。

(中略)

アドラー心理学は、放任主義を推奨するものではありません。放任とは子どもがなにをしているのか知らない、知ろうともしない、という態度です。そうではなく、子どもがなにをしているのは知った上で、見守ること。勉強についていえば、それが本人の課題であることを伝え、もしも本人が勉強したいと思ったときにはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。けれども、子どもの課題に土足で踏み込むことはしない。頼まれもしないのに、あれこれ口出ししてはいけないのです。

嫌われる勇気より抜粋

多くの親はアドラー心理学でいう所の課題の分離が出来ていません。子供の課題をまるで自分の課題のように扱ってしまうのです。その結果、子供の課題に対して、親が土足で踏み込んでしまうのです。これでは、子供は自主性を損なわれる上、親に対して憎しみや嫌悪感を覚えてしまうのは当然だとも言えます。

現在、自分が関わろうとしている課題は誰の課題か?という事を常に意識しておくことが必要です。また、それが子供の課題であったならば、子供を信頼し、その課題は子供に任せておくべきです。そして、子供が助けを求めてきた時はいつでも手助けをするという意思を持ち続けることこそが、子供との良好な関係を築くのに必要なことなのです。

2.対等なコミュニケーション

アドラー心理学では人と人とは上下の関係ではなく、横の繋がりであるべきだと伝えています。コーチングもアドラー心理学と同じく、上下の関係ではなく、横のつながりを重視しています。上下の関係がなぜだめなのかと言うと、立場の高いほうが低いほうを判断し、評価するという性質があるからです。

評価とは行為に対して下されるものです。何かをしたから評価をするという繰り返しでは、自分の価値は何かをした時にしかないのだと思ってしまいます。それでは、何もしていない自分自身には価値がないのだと考えてしまうわけです。

これでは、子供が自己肯定感を育むことは出来ません。子育てコーチングではあくまで親と子は立場は違うけれども、横のつながりを持って接していくという認識を持つことが大切です。親が子供よりも上の立場だという思いを手放すことからはじまります。

3.共同体感覚を身に付ける

子供の自己肯定感が高くなると、自分に対してだけではなく、他人に対しても優しく接することが出来ます。そして、アドラー心理学でいうところの、幸せの定義、共同体感覚を身に付ける上で重要な、他者信頼、他者貢献が自然と出来るようになってくるのです。

他者信頼とは、無条件で他者を信頼することです。そして、他者貢献とは他者に貢献することを指します。他者信頼と他社貢献が出来て初めて、人は自己受容できるのです。自己受容とは自分のいいところも、悪いところも含めて、自分を認め、愛することを指します。

この他者信頼、他者貢献、自己受容が出来て初めて共同体感覚を身に付けることが出来ます。共同体感覚とは所属する共同体に貢献することで感じる幸せの事です。人は誰しも一人では生きていけません。だからこそ、共同体を作り上げていきます。そして、人が本当に幸せを感じることが出来るのは共同体に貢献出来た時なのです。

人類の長い歴史において人は共同体に貢献することで幸せを感じるように進化してきました。子育てコーチングを行い、子供の自己肯定感を高めることで、子供は自発的に共同体感覚を身に付け、自分も他人も幸せにすることが出来るようになっていくのです。

そうすることで、所属する共同体や人脈が自然に増え、チャンスや運にも恵まれていくのです。だからこそ、子育てコーチングを行うことで子供は将来にわたる大切な資産を手に入れることが出来るのだと言えます。

Ⅱ.子育てコーチングでやってはいけない6つの事

この章では子育てコーチングを始めるにあたり、やってはいけないことをお伝えしていきます。意識をしないとついつい口走っていることが多いことを中心にまとめさせていただきました。

1.ユア・メッセージ

ユア・メッセージとは主語を相手として発信するメッセージです。例えば「よく頑張ったな」などは主語が相手になるため、ユア・メッセージとなります。ユア・メッセージがどうしていけないのかというと、相手を評価するメッセージになってしまうからです。

相手を評価するメッセージと言うことは、上下の関係に根差したコミュニケーションとなってしまいます。子育てコーチングはあくまで子供と横のつながりを重視しているため、上下の関係に根差したコミュニケーションは行いません。

2.感情をぶつける

子育てコーチングが横の関係に根差したコミュニケーションだとしても、親として子供を叱る時は出てきます。叱り方にもコツがあるのですが、そのコツは後述するアイ・メッセージでお伝えします。最もいけない叱り方が自分の感情を子供にぶつける叱り方です。これは子供に対しての暴力となにも変わりません。

「なんで何度言ってもわからないの?」「本当に馬鹿なんだから。もうここに置いていくよ。」「そんなこというならもう家に入れて上げないから」etc

このように怒鳴っている方をちょくちょく見かけますが、子供からしたら不当な言葉の暴力を受けているにすぎません。親という立場を威嚇の道具として使い、逆らう事の出来ない子供に対して感情の赴くままにストレスをぶつけるのですから子供としたらたまったものではありません。

このような育て方では子供に憎しみを植え付けているだけに過ぎません。そして、思春期に溜まりに溜まった仕返しを受けてしまうのです。

3.手を上げる

最低最悪の行為ですね。それ以上でもそれ以下でもありません。

4.親の野心を押し付ける

親の叶えられなかった夢や野心を子供に押し付ける親というのも一定数います。子供が本当にやりたいことならまだしも、親の都合を無理やり押し付けられてしまってはたまったものではありません。にも関わらず、自分の思い通りにならないと子供を叱りつけてしまうのです。このように上下の関係に基づいたコミュニケーションでは、子供の自主性が著しく損なわれてしまうのです。

5.性格を非難する

子供の性格を非難する親も多いのです。親としては叱り飛ばすつもりはなく、ぽろっと言った一言でも子供の心に深く傷をつけてしまう言葉は数多くあります。

「本当にぐずなんだから。」「なんでいつもそんなにとろいの?」「運動も勉強も出来ないで誰に似たのかしらね?」

親としては冗談半分で言ったようなことでも、子供のその後の人生に大きく影響を及ぼしてしまう切れ味鋭い言葉はたくさんあります。子供に向かって危険な言葉を投げかけていないか今一度思い返してみて下さい。

6.人と比較をする

兄弟や友人と比較をしてしまうことで、比較をされた対象の子供の心には大きな傷がつくものです。親は比較をした相手と同じようになってもらいたいという思いから比較をします。しかし、子供の立場からは今のままの自分ではいけないという強烈な否定を親から発せられているものだと受け取ります。そして、自分自身には価値がないのだという自己嫌悪に陥ってしまうのです。

子供をほかの人と比較をすることでのメリットは何ひとつありません。しいて言うなら、親が子供のためを思って伝えてあげているんだという自己満足感を満たすだけでしかありません。親の自己満足のために子供が犠牲になってしまうのはとても可哀そうな事です。

Ⅲ.理想の子供に育てる子育てコーチング6カ条

この章では自己肯定感の高い理想の子供に育てるための子育てコーチングについて詳しくお伝えさせていただきます。どの技術も実際のコーチングの技術を取り入れているため効果は保障します。どの技術にも共通することですが、技術を覚えるだけではなく、その背景にある考え方を落としこんで見て下さい。

1.感謝

感謝の気持ちを伝えるということは子供の自己肯定感を高めるためにとても有効な方法です。「ありがとう」と伝えるだけで、子供は自分の存在が認められたことによるうれしさがこみ上げます。そして、人から認知されることで、自分の存在自体に価値を見出すことが出来るようになるのです。

アドラー心理学では感謝の言葉を伝えることを「勇気づけ」と呼んでいます。まさに、感謝の言葉を伝えるだけで勇気が湧いてくるのです。自分自身に価値を見出し自己肯定感が高まることで子供は自分にも他人にも優しくなることが出来てきます。

2.アイ・メッセージ

先ほどの章ではユア・メッセージとは上下間のコミュニケーションで評価につながってしまうため避けた方がいいメッセージだとお伝えしました。それに対し、アイメッセージとは横のつながりを軸にしたメッセージとなるため、子育てコーチングには欠かせないメッセージとなります。ちなみにアイ・メッセージはほめる時にも、叱る時にも有効な万能型コミュニケーションツールです。

褒める時

例題としていい点数を取った時のほめ言葉を比較してみましょう。

ユア・メッセージの場合

「(お前は)いい点数を取ったな。よくやった。」

アイ・メッセージの場合

「(私は)あなたが頑張っていたのを知っているから、この結果がとても誇らしいと思うよ。」

比較

ユア・メッセージはいい点数を取った事に対してほめています。それではいい点数を取ったという行為に対して評価をしているだけに過ぎません。子供からしてみればいい点数を取る自分には価値があるけれども、いい点数を取らない自分には価値がないと思ってしまっても不思議ではありません。

一方、アイ・メッセージでは、子供の頑張っているという姿に対してほめています。子供がとった点数ではなく、子供の努力に対してほめているからこそ、子供は親のほめ言葉をとても誇らしく感じるのです。

ユア・メッセージが評価をするのに対し、アイ・メッセージが子供自体に向けて発せられたメッセージということがお分かりいただけたのではないでしょうか?

叱る時

例題として悪い点数を取った時の叱り方を比較していきましょう。

ユア・メッセージの場合

「(お前は)なんでこんなに悪い点数を取って来るんだ?勉強をなにもしていなかったのか?」

アイ・メッセージの場合

「(私は)信じていたから今回の結果をとても悲しく思うよ。」

比較

ユア・メッセージは悪い点数を取った事に対して怒っているのに対して、アイ・メッセージは信頼を裏切られたことによる辛さを伝えている所に特徴があります。アイ・メッセージの場合は、直接怒っているわけではありませんが、とても残念に思うという事を子供に伝えています。

このように自分の気持ちを伝えることで、子供は親を悲しませてしまったという罪悪感を持ちます。そして、今後同じことがないように努力をし始める可能性が高くなるのです。

一方、悪い点数をとって叱られた場合は、親に対して「何もわかっていないくせに」という考えが出てくるでしょう。一方的に叱りつけられては反発をしたくなるのが人間という物です。上下のコミュニケーションでは反発を招くだけでなんの解決策も得られないということです。

 
アイ・メッセージとユア・メッセージに関してより詳しくは上記の記事をご覧ください。

3.ユア・クエスチョン

ユア・メッセージは相手を評価する上下のコミュニケーションであるという事を先ほどまででお伝えさせていただきました。それに対し、ユア・クエスチョンとは横のつながりを保つためのコミュニケーションになります。

ユア・クエスチョンとは相手の気持ちを聞きだすコミュニケーションになります。相手の行為にではなく、気持ちに焦点をあてた聞き方となるため、とても話しやすい問いかけとなるのです。

例えば、

「(あなたは)どうしたいの?」「(あなたは)なにをしたいの?」「(あなたは)どのようにしたいの?」

等です。

ユア・クエスチョンを意識して使うことで、相手の気持ちをより聞きだすことが出来るようになります。

4.傾聴

子育てコーチングにおいて傾聴は欠かせない技術のひとつとなります。傾聴について詳しくは下記の記事をご覧ください。

人間関係を劇的に好転させるコミュニケーション傾聴とは?

人間関係を良好に保つ!傾聴力を高める10の心構え

明日から実践できるすぐに使える話を聞く技術10カ条

5.共感

子育てコーチングでは共感も大切な技術のひとつです。子供の話に耳を傾け、子供と同じ気持ちに立って共感を示すことで、子供との間に一体感が生まれます。共感を示すにはノンバーバルコミュニケーションの技術を身に付けることが一番の近道です。ちなみにノンバーバルコミュニケーションとは言語以外から発せられる情報を指します。

ノンバーバルコミュニケーションについて詳しくはノンバーバルコミュニケーションで人を惹きつける11の方法をご覧ください。ノンバーバルコミュニケーションについて、具体的に書いてあります。

6.拡大質問

拡大質問とは相手の話を拡大していく質問となります。コーチングの技術の中でも最も重要な技術だと言えます。それに対し、限定質問という質問もあります。限定質問は相手の会話を返答だけで閉ざしてしまう質問をさします。例えば、「今日は天気がいいですね?」なら「そうですね」というように、次につながる会話にならない質問を限定質問と言います。

growモデル

拡大質問の中でも、相手の問題をはっきりさせ、前向きに導いていく質問をgrowモデルと言います。これはGoal(目標)、Reality(現実)、Options(選択肢)、Will(意志)という4つの領域について様々な質問をすることです。

G(目標)ー自分が本当に達成したいものは何か?

目標を明確にする拡大質問です。目標を明確にすることで子供が自発的に進みたい方向性を聴きだしていくことが出来ます。そうすることで、子供の自主性を尊重した協働関係を築くことが出来るのです。

拡大質問例

「本当は何がしたいの?」

「それができたら、そこから何が得られる?」

「いつまでに目標を達成したい?」

R(現実)ー何が起きているか?

今現在の問題点を明確にする拡大質問です。このように現状で何が起きているかを質問することで、子供の中で現状に対する整理が出来てきます。

拡大質問例

「いつ起こるの?どこで起こるの?どれくらい頻繁に起こるの?」

「その問題は、あなたにとってどれくらい大きい?」

「その問題が起こると、どんなふうに感じる?」

O(選択肢)ー何が出来るか?

問題の解決策に向けてどのような選択肢があるのかを聞きだす質問となります。この質問をすることで、様々な可能性に視野を広げることが出来るため、自分の方向性をしっかりと選び取ることが出来ます。

拡大質問例

「どんな選択肢があるかな?」

「何が出来る?」

「だれにアドバイスしてもらえるかな?」

W(意志)ー何をするつもりか?

子供の意思をはっきりと聞きだし、子供の自主性を尊重した質問となります。子供が本当に進みたい方向を明らかにし、その後押しをしていく質問となります。

拡大質問例

「どの選択肢を選んで進む?」

「話し合いで決めたそれぞれのステップを、いつ初めていつ終えようとしている?」

「妨げになりそうなことは何?どうやって妨げにならないようにする?」

※拡大質問例はコーチングで子供が伸びるより引用させていただきました。

まとめ

子育てコーチングでは子供の意思を尊重することがなによりも大切です。そして、親と子供は立場は違うけれども、対等な関係、横のつながりを持った関係だという意識を親として持つこともとても重要です。子供の自主性を認め、子供の意思を尊重して初めて、親と子供の本質的な関わりが出来るのだと言えます。

親は子供の模範となるべき存在ですが、子供は親の操り人形ではありません。子供の価値観をしっかりと認め、ひとりの人間として尊重することで、親と子のかかわりは深くなっていきます。子育てコーチングでは子供をひとりの人間として接していくことで、子供との間に繋がりを作り上げていくことが出来るのです。

参考文献

  • 「聞く技術」が子供を伸ばす! 伊東明 河北隆子 PHP
  • コーチングで子供が伸びる! デーヴィッド・ヘメリー ディスカバー・トゥエンティワン