マインドフルネスで性格が変わる?深掘りしてみた

マインドフルネス瞑想の効果
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こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。
□シードコミュニケーションズ株式会社代表
□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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マインドフルネスで性格が変わるのか?

あなたの仕事が100倍はかどる一押しの自己啓発方法3つ

おそらくこの記事を見ているあなたはこのような疑問を持っている事と思います。
結論からお伝えするとYESです。

なぜそう言い切れるかというとこの記事を書いている私自身が仏教の修行僧レベルで瞑想に打ち込んでいたため実体験を通して得た知見があるからです。

この記事はこんな方におすすめ
  • 意思力を劇的に向上させたい人
  • 不安やストレスを自分でコントロールできるようになりたい人

 

本題に入る前に僕のマインドフルネス経験をお伝えさせて頂きますね。

 

僕のマインドフルネス歴
  • 1日10時間の瞑想を10日間誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を1年で5回体験
  • ヴィパッサナー瞑想の合宿以降1日朝晩の瞑想を1時間ずつ4年間継続
  • 累計4000時間以上瞑想に没頭

ざっくりとお伝えすると鬼のように瞑想を行い続けてきた経験があるんですよね。

そしてそんな僕だからこそお伝えできる内容としてマインドフルネスで人間の性格は変わりますよという事です。

具体的に

  • 意思力の向上
  • メンタルヘルスの改善

 

この2つがめちゃくちゃ効果てきめんでした。

ではどのようマインドフルネスで性格が変わるかという事を次章から詳しくお伝えしていきますね。

マインドフルネスとは何か?

まずはマインドフルネスとは何か?ということから簡単にお伝えさせて頂きます。マインドフルネスとは「今この瞬間に意識をとどめておくこと」です。

瞑想とマインドフルネスはよくごっちゃにされてしまいますが、瞑想はマインドフルネスの一部という事です。

マインドフルネスが「今この瞬間に意識をとどめておく状態」瞑想が「マインドフルネスに至るためのツール」と認識していれば分かりやすいかなと思います。

今この瞬間に意識をとどめておく重要性

ヴィパッサナー瞑想では1日10時間瞑想を終えた後に仏教の講話を2時間ほど聞かされます。
瞑想でへとへとの後に効くためすんなり頭に入ってくるんですよね。

その講話で教えてもらったことがいまだに強く僕の中に言葉として残っているのでお伝えさせて頂きますね。

人間の意識は過去にいったり未来にいったり驚くほど今という瞬間に留まる事が出来ない作りになっているそうです。

過去の過ちを思い返しては現状を嘆いたり、未来への不安を思いストレスで気がめいったり。
マインドフルネスの状態に意識的になろうとしないかぎりは僕等の意識は過去や未来といった自分の頭の中に広がるフィクションの中に囚われ続けている状態なんですよね。

このような状態では頭の中の思考が勝手に自分自身を支配してしまうんです。

マインドフルネスの状態になり、「今この瞬間に留まり続けよう」と意識をすることで初めて自分が過去や未来に囚われている事に気が付くことが出来るんですよね。

この事を「アウェアネス」といいます。

簡単にいうと客観てきに自らの思考の状態に気づく事ができる状態ですね。

自分が思考に囚われているという事を気付くことが出来れば思考に操られるという呪縛から解放させていくんです。

試しに5分間でもいいので目をつぶり何も考えないようにしてみて下さい。
おそらく数秒もしないうちに頭の中にはさまざまな思考のノイズがひっきりなしに流れてくるでしょう。

マインドフルネスを勘違いしている人たちの多くは、心を無の状態にする事を目的としていますが、実際は真逆です。マインドフルネスでは意識を今に向ける事でひっきりなしに浮かび上がってくる思考をただ観察する事で、自分の今この瞬間の状態に気づく事が大切なんです。

今の状態に意識を向け続けて行けばそのうちひっきりなしに浮かぶ思考も徐々に沈静化されていくため、心が穏やかになっていくんですよね。

仏教の講話で面白いたとえ話があったのでお伝えさせて頂きますね。

熱した鉄窯に水をかけると初めは「ジューーーー」と水蒸気が舞い上がり続けるが何度も繰り返して水をかけて行くとどうなるか?鉄窯から熱は引き水をかけても何の反応もなくなる。思考も同じなり。マインドフルネスとは沸騰した思考を覚ます水のごとし。

この話を聞いた時なるほどと膝を打ったことを今でも覚えています。
このようにたとえ話がわんさか出てくるのと指導者のユーモアさでだんだんと夜2時間の講話が楽しみになっていった事を思い出しました。

マインドフルネスでどのように性格が変わるのか?

ではこの章から今回の本題であるマインドフルネスで性格が変わるのか?を深掘りしていきますね。

実際に僕が大きく性格が変わったなと思うのはこの2つです。

  • 意思力の向上
  • メンタルヘルスの改善

ほかにもたくさんありますがめちゃくちゃ大きく変わったと実感したのはこの2つです。

1.意志力の向上

これは実際にマインドフルネスを実践してからの僕の変化が分かりやすいので箇条書きでお伝えしていきますね。

 

タイトル
  • 20年間ほぼ毎日飲んでいたお酒を5年前から断酒継続
  • 体重を15キロほど減量
  • 運動嫌いから毎日5キロのランニングを日課へ
  • 瞑想を4年間1日も休まずに1日2時間を継続
  • 1日1万文字以上のブログ記事を2年間1日も休まずアップ

 

ほかにも数え上げたらきりがありませんが、このようなことはマインドフルネスを実践していなければどれもやれていなかったと思います。

今この瞬間に意識を保ち自分の思考を観察するくせづけが出来たからこそ、どれも誘惑に魅了されずにやり続けられたのだと感じています。

この1点だけでもマインドフルネスを実践する事で性格が大きく変わることの証明になっているのではないでしょうか?

2.メンタルヘルスの改善

この2つ目の項目も自分にとっては大きな要素です。

めちゃくちゃ凹んだ時とかしんどい時にこそしっかりと自分の思考を観察できたことで、思考が出す不安や焦燥感といった毒素に汚染されなかったのだと思います。

面白いことに自らの思考を観察することが出来るようになると、不安やストレスなどを観察すればするほど消えて行くんですよね。

僕は人生においてこのように自らのメンタルを改善する能力を得た事はほんとうに大きな変化だと思っています。

去年なんですが海外FXの会社でゲムフォレックスという詐欺会社に160万ほど預けていて、出金申請をかけても数か月戻ってこなかったんですね。

さすがに最初はストレスや怒りで沸騰していたのですが、こういう時こそマインドフルネスだという事で瞑想をやりまくっていったんですね。

そうしたら状況は変わっていなくても心持ちに変化が生じ、不安も焦燥感も薄れて行ったんです。
そして冷静になったおかげで理詰めで交渉し全額返金が可能となりました。

ただし僕の友人のトレーダーの人は2500万円持ち逃げされたままで今裁判で争っています。
僕も一歩間違えればお金はかえって来なかったと思うんですよね。

それでもあの時怒りや不安に身を任せていたら事はうまく運ばなかったと思います。

自分で脳を冷却させるすべを持っていたからこそ危機の中冷静な対応が出来たのだと思います。

このような対応をかつての自分なら感情的になり出来なかったと思うので少なからず性格は変わっているようです。

3.その他の効果も・・・

僕自身の肌感覚でいえばほかにも変わったことはいくつかあります。

そのひとつとして性格が温厚になったこと。
もともとの性格が粗暴ということではありませんが、何に対しても「なんとかなるさ」モードが働くためか物事を深くとらえ過ぎないようになりました。

そのためか私生活で感情的になる事もほとんどなくなったという実感があります。

あと、マインドフルネスをやるとつくと言われているものの一通りはついた気がします。

例をあげると

・集中力
・洞察力

 

など以前よりあがったなと思うものはあります。

ただし、その他としたのは自分の肌感覚での判断レベルなのでプラシーボ効果も働いているからかもな・・・というのもあります。

主観的な変化だけではなく科学的根拠を把握したいなら下記の記事をご参照下さい。
下記の記事では科学的根拠を裏付けとして瞑想の効果についてお伝えしています。

科学的根拠に基づく瞑想の驚くべき効果3選

マインドフルネスにおけるデメリット

最後にマインドフルネスにおけるデメリットもお伝えさせて頂きますね。

なにせ累計4000時間を超えるレベルでやっているのでデメリットも多く経験しました。
ただし、個人的にはデメリットよりもメリットの方がはるかに勝ると思っていますが、すべて感じた事はお伝えさせて頂きますね。

  • おおらかになりすぎる
  • 浦島太郎状態
  • 腰が痛い
  • もともとの性格が反転するわけではない

この3つがデメリットだと思いますね。

おおらかになりすぎる

マインドフルネスで性格は変わりますが、意図していない性格になる事もあります。

僕自身物事を「なんとかなるさ」視点で見るようになったため、ピンチや緊張感が必要な場面でさえ抜けている状態だと感じることが多々あります。

根底に「なんとかなるでしょ」という認識があるためどこかお気楽なんですよね。
以前は目標を持ち緊張感をもって取り組んでいた事やがむしゃらになってたことも、今に焦点が当たりすぎるため深く考えなくなっているかもと感じる事があります。

とはいえ、この状態がデメリット100%かというとそうでもないんですよね。
なぜなら無用なストレスがかからなくなっているため自分自身としては快適モードなんですよね。

ここが難しい・・・

浦島太郎状態

マインドフルネスで性格が変わるのは素晴らしい事だと感じていますが、マインドフルネスを始めてからというもの時の流れが数倍加速したように感じます。

10年があっという間に流れて行く感覚・・・

ただし、これは瞑想の効果なのか自分が年齢を重ねたから時が早く感じるのか?どちらかがあいまいな部分がありますね。

ただし、周囲の瞑想仲間の中でも僕だけしか感じていない現象なので、ストイックに瞑想をやりすぎた後遺症なのかもと思っています。

ただ、時はあっという間に過ぎるのですがその過ぎ方が悪くないんですよね。ストレスが溜まらないのです。

ここからは個人的な加速ですがストレスがかかりにくいからこそ時がたつのが早いのかなと思っています。嫌な上司と過ごす1時間は劇的に長いですが、思い人と過ごす時間は瞬間的ですもんね。

それと同じ相対的なものなのかなと。ストレスがかかりにくい性格を手に入れたから時が過ぎるのが早いのだといい意味でとらえています。

腰が痛い

これも鬼のように瞑想をやっていた僕だからこそだとは思うんですが、瞑想を習慣化したことによりその間ぎっくり腰を2回やっています。

ずっと座りっぱなしなのでめちゃくちゃ腰にくるんですよね。最後のぎっくり腰の時には痛すぎて瞑想に戻る事は出来ずに習慣化は4年で終えました。

ただし、マインドフルネスな状態になるのは瞑想以外でも出来るので散歩をしたり、集中するときに今この瞬間に意識的につながる様にしています。

そのため今は瞑想はメンタルが不調な時にやるくらいに留めています。くれぐれもやりすぎにご注意を!!

もともとの性格が反転するわけではない

僕自身、内向的な性格です。
社会的に外向的にふるまうことも出来ますが、生まれた時から現在まで多くの人とわいわい接するよりも一人の時間のほうが好きなタイプです。

このような個人の根っこの部分の性格は個人的には大きく変容していません。
マインドフルネスを意識してからめちゃくちゃ外向的になったとかには現時点でなっていませんし、4000時間以上も経験して変化がないなら生涯変化はないだろうと思っています。

ただし、自分の本業である一人の人と向き合うコーチングではより深く相手に意識を向ける事が出来るようになったり、物事に集中しだしたらあっという間に夜になっていたりと自分の特性はめきめきと伸びていると感じています。

これは個人的な判断ですがおそらく瞑想で性格を反転させるのは難しいと思いますが、自分の性格上の特性を大きく伸ばすことは可能だと感じています。

そのため自分の能力の特性を伸ばすには瞑想はオススメです。

マインドフルネスで性格は変わるのか?まとめ

今回の記事では僕自身の経験からマインドフルネスで性格が変わるのか?という事を文章化してみました。

当初想定していたよりも多くの恩恵を得ていたのに改めて気づかされました。

  • 何をやっても長続きしない
  • ダイエットや禁酒、禁煙に挑戦したい
  • 自分の気持ちをコントロールすることが出来るようになりたい

このような思いを持っている方であればマインドフルネスは文句なしにおすすめです。
当ブログではマインドフルネスや瞑想のやり方などもたくさん記事にしていますのでご興味がありましたらほかの記事もご覧いただければ幸いです。

僕自身人の心理に携わるコーチングという仕事を本業としているため他にもコミュニケーションや自己実現を図りたいという方にもおすすめの記事がたくさんありますので是非忘れずにブックマークしていただければ幸いです。

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