劣等感を克服し抑圧したストレスから解放される7つの方法

劣等感を克服し抑圧したストレスから解放される7つの方法 ストレス解消法

あなたはこんな考えに心を痛めた経験はありませんか?

  • 人と比較をして自分を責める
  • 出来ない自分を責める
  • 自分の能力のなさを責める
  • 変えようのない自分の過去を責める
  • 自分の運のなさを責める

これらの症状のどれかひとつでも当てはまるのであれば、あなたの心は劣等感で汚染されているのかもしれません。心のSOSを早めに広い、あなたが抱えている劣等感を克服しなければ心身ともに疲弊してしまうかもしれません。

今回の記事では劣等感に焦点をあてて書かせていただきます。まずは人が劣等感を抱えてしまう背景と特徴について、つぎに劣等感を克服する方法をお伝えしていこうと思います。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。
□シードコミュニケーションズ株式会社代表
□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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Ⅰ.劣等感を抱える3つの背景

劣等感を強く持ってしまう人には特徴があります。この章では劣等感を抱えてしまう人たちに共通した背景をお伝えさせていただきます。

1.幼少期に親から受ける影響

大人になっても劣等感を強く抱えてしまう最大の背景は、幼少期の頃に親から受けた心の傷が大きく起因します。親からしてみたらしつけのつもりが、子供の存在を全否定している接し方になっていることは多いものです。子供の頃に受けた心の傷が大人になっても消えない劣等感の最も大きな要因なのです。

  • 〇〇君はいい子なのにあなたはなんて言い訳ない子なの?
  • 馬鹿なんだから勉強しなさい。
  • あなたなんて生まなければよかった。etc

子供の頃に親の感情を子供にぶつけてしまうと、それがトラウマとなり大人になっても心の奥深くに残ってしまい、劣等感として持ち続けてしまうのです。

2.対立のコミュニケーション

対立のコミュニケーションとは上下の関係におけるコミュニケーションです。こちらも親から受ける影響が強いものです。親の言うことが絶対に正しいというコミュニケーションを行うことで、子供は小さなころから自分の意見を抑え込んでしまうようになっていきます。自分の意見を抑え込む行動を子供のころから繰り返すことで、自分の意見には価値がないという劣等感を持ってしまいます。

対立のコミュニケーションではなく、対等なコミュニケーションを身に付けて子供と接すると、子供は劣等感に悩まされることなく、心身ともに健全に育って行きます。詳しくは理想の子供に育てる!子育てコーチングにおける3つの大事な事をご覧ください。

3.ビリーフ

ビリーフと言うのは思い込みです。対立のコミュニケーションの所で例として出させていただいた「自分の意見には価値がない」というのもビリーフです。このビリーフが積り積もってくると、次第に劣等感が膨れ上がってしまいます。

ほかにこのようなビリーフも存在します。

  • 「時間は守らなければならない」
  • 「正直であらねばならない」
  • 「愛されなければならない」

上記のようなビリーフを持っていると、このビリーフ通りにならない自分は価値がないと無意識的に考え劣等感にさいなまされてしまうのです。

これらも幼少期に親や周囲の人から刷り込まれてしまう可能性が高いのです。

Ⅱ.劣等感が強い人の3つの特徴

劣等感を強く持っている人には共通した特徴があります。もしも、あなたにこれからお伝えする特徴があるとしたら、あなたも劣等感を知らず知らずのうちに抱え続けているのかもしれません。あなたはどのくらいあてはまっているでしょうか?

1.人に心を許さない

劣等感を強く抱えていると人に心を許して接することに苦手意識を持っています。理由は人に心を許してしまうと、本当の自分を知られた時に離れられるのが怖いからなんです。

劣等感が強い人は自分なんて価値のない人間だという思い込みを潜在的に強く持っています。だから、人と距離を置いて接することで、偽りの自分自身を演じてしまいます。

だから、人に心を許して接することが出来ません。心を開くことが出来ないから耐えず孤独を抱えてしまいます。にも関わらず、常に寂しさを抱いているからこそ、受け入れた人が離れてしまう怖さに対して孤独以上に恐怖を感じてしまいます。

なので、うわべだけの自分自身を演じ続けることで、だれに対しても心を開かず、孤独で居続けることを無意識的に選んでしまうのです。

人一倍さみしがり屋なのにも関わらず、人を受け入れることが出来ない悲しさをいつも抱えて生きているのです。

2.常に不安を抱え続けている

劣等感の強い人は絶えず他人と自分を比較し続けてしまいます。しかも、他人より優れている部分には目が向かず、自分の欠点や足りていない部分にばかり目を向け続けてしまうのです。

その結果、自分自身には何のとりえもなく、価値もないと考えてしまいます。しかも、意識的にも無意識的にもなのでやっかいなんです。

自分自身が価値のない人間と四六時中感じてしまっているため、自らの存在価値に疑問を感じ、絶えず不安を抱え続けてしまっているんですね。

自己否定ばかりを繰り返すため、心のバランスが整うことがありません。

3.アクティングアウト

劣等感を抱えているということは、常に感情を抑圧しているということです。圧力釜を想像していただくと分かりやすいかも知れません。心に圧力が絶えずかかっている状態です。アクティングアウトとは心にたまった圧力を吐き出してしまう行為をさします。

3-1.自分では抱えきれない感情を表に出す

相手を非難したり、いらいらしたり、急に無視をしたり、ものにあたったりと周囲に感情を噴出してしまうこともアクティングアウトの代表的な例です。周囲に抑圧している感情を発散することで、自らの心が崩壊しないように調整をかけている状態です。この状態は活火山のようなもので、いつ感情が暴発するか分からない危険性を持っています。

3-2.抑えきれない感情の矛先を自分にも向ける

感情を表に向かって放出することとは反対に、自らを傷つける行為に走ってしまうケースもアクティングアウトの代表的な例として多いものです。

具体的にはストレスや劣等感で胃に穴をあけたり、むなしさを感じてふさぎ込んだり、アルコールやギャンブルなどの依存症に陥ったり、リストカットなど身体的に危害を加えてしまうこともあります。

心が崩壊しそうになると、人は自我の崩壊をさけるために、ほかに発散場所を求めてしまうのです。それが、周囲にあたってしまうこともあれば、自分自身に向かってしまうこともあるのです。いずれにしても、心の崩壊を防ぐ最終防衛ラインまで追い詰められてしまっているという事です。

あなたにも心当たりはありませんか?

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Ⅲ.劣等感を克服し潜在意識を書き換えるための7つの方法

劣等感は主に幼少期の頃に特に親からのかかわりによって植えつけられてしまうものだということを先ほどの章ではお伝えさせていただきました。

子供の頃に親が劣等感を子供に植えつけない接し方を知っていれば大人になって劣等感に悩まされることはないのですけれどもね。

でも、大半の人は多かれ少なかれ劣等感に悩まされているというのが実情です。大人になってからの劣等感を手放すには自分に見合った劣等感の克服の方法を取り入れて見る事がいちばんの近道です。

この章では、劣等感の克服方法についてお伝えさせていただきます。あなたにあった劣等感の克服方法をこの機会にためされてみて下さい。

1.瞑想

劣等感の克服方法として一番初めにお勧めしたい方法が瞑想を行うということです。

最近、このブログで瞑想の話を出さない日がないというほど瞑想はおすすめの方法です。特に心にかかわるもの全般に効果を発揮します。瞑想は習慣化してはじめて効果が実感できるものです。自分に見合った瞑想法を見出すことが大切です。

瞑想と一言に行っても、簡易的な瞑想法もあれば、私がやっているように毎朝、毎晩1時間づつ行う瞑想もありますし、ヨガやマラソンなども一種の瞑想法だと言えるでしょう。ご自身に合った瞑想法を見つけてみて下さい。

ちなみに私は1日朝と晩に1時間づつ瞑想をするようになってからというもの、随分と自分自身の劣等感が小さくなってきているなと実感しています。

瞑想を始める前までは、アクティングアウトで頻繁に自分自身を精神的に傷つけていましたから。でも、瞑想を始めてからはアクティングアウトになるまで、フラストレーションがたまらないことに気が付きました。

2.インナーチャイルドと対話する

インナーチャイルドとは子供の頃に満たされなかった気持ちが大人になってた今でも心に残っている状態を指します。思い通りにならないことがあるとすぐに癇癪をおこしたり、ふてくされたり、ふさぎ込んでしまったりといった症状、あなたは経験はないでしょうか?

このように子供がとるような行動を取ってしまうのは自分の中に子供の頃に満たされなかった想いがインナーチャイルドとして心に残っている状態だと言えます。

インナーチャイルドをなくす方法として、子供の頃の自分に大人の自分が手紙を書くという方法があります。「あのことは相手にされなくてつらかったね」「さみしかったんだね」などと自分のインナーチャイルドを労わる手紙を書くことでインナーチャイルドは満たされていきます。

そして、次にインナーチャイルドになった気持ちで大人になった自分自身に手紙を書いていくのです。「本当につらかったんだ」「自分が必要とされないのはさみしいよ」などと。

よりインナーチャイルドについてより詳しくはインナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法をご覧ください。

3.自己催眠を活用する

自己催眠も劣等感を克服するのにとても力強い方法です。自己催眠いついて詳しくはご紹介!8歳から出来る本格的自己催眠術導入セッションをご覧ください。自己催眠の方法について詳しく書かせていただきました。

自己催眠のヒタイガスズシイの後にビジュアライゼーションをすると劣等感の克服にはとても効果的です。子供の頃をイメージして子供の頃に満たされなかった自分を思い描いてみるのです。そして、その満たされなかった自分を、満たされていた自分としてイメージで置き換えていくと、子供の頃の劣等感は克服されていきます。

自己催眠も習慣にして初めて効果が出てきますので習慣化されることをおすすめします。

4.コーチをつける

坪井一真

劣等感を克服するのにコーチングもとても効果が高い方法です。

コーチをつけるということは、2人であなたの劣等感を克服していくということです。もちろん、自分ひとりで劣等感を克服することも出来ます。しかし、コーチをつけることでより早く着実に劣等感を克服することが出来るのです。

何故かって?それはコーチが専門家としてそういう訓練を受けているからです。過去に受けた心の傷をともに感じていくことで、ひとりでは見ることが出来ないような深い深層心理まで見に行く覚悟が出来るようになります。

コーチはあなたの深層心理に適切なかかわりを続けることで、あなたが抱え続けている劣等感をあなた自身の手で摘み取ることが出来るようになっていくことでしょう。

その上で、あなたが本当の意味で人に心を開いて、本来の自分で関わり続けられる未来を2人で創り上げていくことが出来るのです。

劣等感を抱えている人の多くは劣等感という感情を日々抑え続けて生きています。人は感情を抑えれば抑えるほど苦しくなってしまう特性を持っているのです。

コーチングでは抑え込まれた感情のタガを外し、十分に味わってもらう方法があります。劣等感は抑え続けると抑え続けることに力が働きストレスに切り替わってしまいますが、十分に味わいつくすと昇華されていくという性質を持っています。

ひとりで劣等感を味わうとなると、劣等感に飲み込まれ立ち直れなくなってしまう可能性もありますが、コーチと共にいることで劣等感を一緒に克服していくことが出来るのです。

劣等感に悩まされている方は一度コーチをつけて劣等感をあぶりだしてみてはいかがでしょう?ちなみに私もコーチをつけたおかげで劣等感から徐々に開放されていきました。

大きな劣等感を抱えているのであれば、まずはコーチをつけて見ることをおすすめします。

5.人と比較しない

人と比較をしないということも、劣等感の克服としてとても効果的な方法です。ただし、人と比較をしないと思ってもそうやすやすと出来るものではありません。当然ですよね。怒っている時に怒りを鎮めようと意識をしても静めることなんて簡単ではないですからね。

では、どうするのか?それは、瞑想をやり続けて見る事です。そうすると、自然と人と比較をしない心が醸成されて来るんですよね。瞑想とは一言でいうなら「今この瞬間」に意識を持ってくることです。

「今この瞬間」に意識を持ってくると、過去や未来の捉われから自分の意識を寸断することが出来るようになるんです。瞑想をやり続けると、「今この瞬間」に意識を持ってくる時間が自然と長くなってくるんですよね。

そうなると、人と比較をすること自体減ってきます。だって、人と比較をするってこと自体が意識が過去か未来に飛んで行ってしまっていることですからね。

仏教用語では捉われに意識が支配されている状態をカルマといいます。瞑想をすることで、カルマから解放され、無執着の心を作り上げていく境地が悟りを開くということです。

悟りを開くなんていうことは並大抵のことじゃありませんが、瞑想をして人と比較をしなくなることは結構簡単なんですよね。実体験からの発言です^^

6.コミュニティへの参加

劣等感が低い人は子供の頃の体験が大人になった今でも大きな傷として残っている可能性が高いです。親から十分な愛情を注がれなかったという思いが強い人や、子供の頃集団で遊ぶのに苦手意識を持っていた人などが特に劣等感を強く感じています。

ようは人から認められた経験や記憶がとっても希薄なんですよね。なので、劣等感が低いという自覚があるのなら、自らがコミュニティへ踏み込んで見て、人から認めてもらう経験を積んでいくことが劣等感克服への道となります。

例え、表面的にしか付き合えないという自覚があっても大丈夫です。コミュニティに飛び込む一歩が自分自身を大きく変えていくきっかけとなるからです。後の事は飛び込んでから考えて見る事です。

コミュニティに飛び込むことで、人と深くかかわる経験が次から次にと出来てきます。そして、周囲の人からの認知を受けることで、自分自身を責め続ける気持ちも急速的に弱くなっていくことに気が付かれることでしょう。

ちなみに私が今通っているコミュニティは世界最大コーチ養成機関のリーダーシップ講座です。10か月の間にほぼ1週間の合宿が4回、それ以外にも毎週のように仲間と議論を交わしていく場が設けられています。

本当の意味で励まし合ったり、泣きあったり、励ましてくれたり、時には本気でぶつかりあったりと本当の意味での仲間が得られた場所です。

なかなかお高いですが、一生学んでいけるプログラムなので、満足しています。ちなみにアフェリエイトとかしてませんので、自分自身の本当の意見を書かせていただきました。

とはいえ、何気にフラストレーションがたまるプログラムではあるんですけどね。自分自身を深く見つめるからこそ・・・

7.感謝

感謝の言葉を人に対しても、自分に対しても、つながりに対しても行い続けることは劣等感を確実に克服して行きます。人は自分ひとりだけで生きていける動物ではありません。どんな人でも必ず誰かしらの世話になって生きているんですよね。

にもかかわらず、自分ひとりで生きていると思い込んでいる人は結構多いんですよね。こういう仕事をしているとそういう声がわんさか聞こえてきます。劣等感が強い人ほどそういう傾向が高いんです。

自分は誰からも世話になっていないという思い込みですね。

だから、人に対して感謝の気持ちを持つわけでもなく、自分自身やつながりに感謝を持つこともないんですよね。でも、それはもったいない話です。「ありがとう」という感謝の言葉は癒しの言葉だからです。「ありがとう」という度に心にリラクゼーションがもたらされるというデータは世界に巨万とあります。

人に対して感謝の気持ちをもち、人に対して良くすることが出来る自分にも感謝の気持ちを持ち、そういったつながりが引き寄せられたことにも感謝の気持ちを心に持ち、「ありがとう」と言うことを癖付けしてみて下さい。きっと、あなたが抱える劣等感は春先の雪のように解けていくことでしょう。

まとめ

いかがでしたか?劣等感の克服方法は。

あなたにあった劣等感の克服方法は見つかりましたか?今回紹介した劣等感の克服法はどれも習慣化が大切です。習慣化することで初めて効果を発揮するものばかりです。よって、どれもこれもと試すよりも、まずはご自身に合った方法をひとつ習慣化してみることをおすすめします。

習慣の力は偉大です。始めは小さな一歩かもしれませんが、習慣化することで道となります。そして、いつの日からかあなたの人生の一部となっていることでしょう。劣等感の克服は習慣化から始まるといっても過言ではないかもしれませんね。

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