あなたは直観というとどのようなイメージを連想するでしょうか?
その前に直観と直感の区別がわからないよ。ではないでしょうか?詳しく伝えるとそれだけでひとつの記事になってしまいますので、端的に説明しますね。
- 直感 根拠のないひらめき 虫の知らせ アイデア
- 直観 過去の経験則からくるひらめき 自分の内側のソースからひらめく感覚 洞察から来たひらめき
今回は直観の方について説明していきますね。
おそらく、あなたは直観に対して否定的なイメージはなさそうですね。しかし、なんの根拠もない直観に従うことに対しては不安を抱いているのではないでしょうか?
私達人間は、出所の分からない直観を全面的には信頼できない一方で、直観に従い人生を生きたいという潜在的な願いも持ち合わせています。私達は何故、根拠のない直観に従いたいという潜在的な願望を持っているのでしょうか?
それは直観こそ私達の深層心理の奥深くに根差している、私達が本当の意味で成功するために必要なカギとなるものだからです。
私達コーチは自らの直観もクライアントの直観もまるで宝物のように扱って行きます。そのほうが直観に従わないで生きていくよりもはるかに成功への扉が近づいてくることを経験的に知っているからです。
本日の記事では実は直観て実はものすごいんだよという事と、直観の磨き方についてお話して行こうと思います。
Ⅰ.直観に従うという事
羊飼いの少年がその日の野宿先に決めたいちじくの木が印象的な廃墟の教会を床にして眠りについていた時、不思議な夢を見ました。その夢の中ではとある子供が羊たちの群れで楽しそうに遊んでいました。
羊飼いの少年が子供に声をかけようとしたその時に、子供は羊飼いの少年の両の手を取ってきました。すると、その子供と羊飼いの少年は一瞬でエジプトのピラミッドへと瞬間移動していたのです。
子供は羊飼いの少年に『あなたがここへ来れば隠された財宝を発見できるよ』と告げ、正確な場所を教えようとした時に目が覚めてしまったのです。
しかも、羊飼いの少年は同じ夢を2度も見たのです。彼はこの夢が気になって、占い師に尋ねたところ、ピラミッドへ行けば宝物を手に出来るのだと教えてもらいました。
しかし、そんな話は眉唾ものだと羊飼いの少年は耳を傾けなかったのですが、不思議なことに運命のいたずらが彼の直観を刺激し続け、次第に彼は自らの直観にあらがえなくなって行きました。
彼は羊を全て売りさばき、羊飼いをやめ、見ず知らずのエジプトへと冒険の旅に進み始めたのです。
紆余曲折を経て、エジプトのピラミッドに到着した彼は、ピラミッドの周囲に宝物が眠っていると確信してスコップで周囲の砂漠を掘り進めていきました。掘っても掘っても何も出てこない上に、盗賊に目をつけられた彼は痛めつけられ、身ぐるみをはがされ、全財産を奪われてしまいました。
盗賊に殺されそうになった所、盗賊の棟梁が『なぜこんなところでピラミッドの周囲を掘り続けていたのか?』と少年に問いました。すると少年は『夢でここへ来れば隠された財宝を発見できると告げられたから』と答えました。
盗賊はあきれ果てて少年にこう言いました。
『人はそんなに愚かではいけないぞ。俺も2年前まさにこの場所で、お前と同じような夢を見たことがあった。スペインの平原へ行き、羊飼いの少年と羊たちが眠る廃墟の協会を探せという夢だった。祭壇だった場所にはいちじくの木がはえていて、その木の根元を掘ればそこに隠された財宝が見つかるだろうとな。ただし、同じ夢を何度も見たからといって砂漠を渡るほど俺は愚かではない。』
そう言い終わった後、盗賊たちは少年を憐れみ命を取らずに砂漠へと消えていきました。
この少年は自分の直観が正しかったこと。このために自分の使命に従い進み続けてきたのだということを理解しました。少年は瀕死の状態からなんとか立ち上がり紆余曲折を経て廃墟の協会に戻り財宝を掘り当てました。
アルケミストより要約
1.直観を信じたほうがいい3つの理由
この章では直観はどのようにして生じているのかについて具体的に書かせていただきます。直観が根拠のない弱々しい存在ではないということをお伝え出来ればと思います。
①.価値観
直観と価値観はあなたの深層心理で深く強く結びついています。直観はあなたの価値観から発生することが頻繁にあります。例えばあなたの価値観が自由だったと考えて見て下さい。あなたの直観はいかに自分や周囲の人が自由を謳歌出来るかという視点で発生してくるはずです。
偶然目をやった情報に意識が向かい自由に過ごす発想が出てくるかもしれませんし、人との会話の中からあなたの価値観に合致する情報を仕入れ直観として表出してくるかもしれません。ひとつ言えることは、あなたの軸となっている価値観から生まれる直観はあなたがあなたらしく生きるためにとても重要な役割を果たしているということです。
その役割とはあなたが自らの限界値を決めて無意識的に抑え込んでいた発想を表に出すという事です。左脳では過去の検証や未来の確率ばかりを考えてしまい抑え込んでしまっている『今この瞬間』にあなたがやりたい事を明確に知らせてくれるのです。
あなたが自らの価値観を抑え込んで生きるのは誰のためにもなりません。あなたがあなたらしく輝いて生きるにはあなたの価値観を大切に扱ってあげる必要があることを直観は身を挺して教えてくれるのです。
②.知識や経験
あなたがこうなりたいという夢を思い描いている時に直観はするどさをおびてきます。未来の理想の状況になるにはどのようにするべきか。そして直観は深層心理の奥深くから湧き上がってきます。
そこにはあなたが生まれてから今までに得てきた知識や経験がこれでもかと言うほど溢れています。その中から、現在のあなたにとって必要な情報を潜在意識があなたに直観として知らせてくれるのです。
あなたが学んできた教育や、あなたが培ってきた対人能力、今まで読んできた書籍や教科書の情報といった知識や経験からその時のあなたにふさわしい情報やひらめきが沸き起こってくることがあります。
常日頃から知識や経験を磨き続けているといずれそれが統合されあなたの直観として表出してくるのです。
③.集合的無意識
直観としてあなたの頭に現れた当初は根拠のない想いだと一蹴してしまうかもしれませんが、潜在意識があなたにチョイスしてくれた情報には相応の恵があるのです。もちろん、直観を選ぶのも選ばないのもあなたが決めることですが、今のあなたに必要な直観は例えその時に選択をされなかったとしてもずっとあなたの中でくすぶり続けていく事でしょう。
このようにあなたの中でパチパチとくすぶり続ける直観こそが、あなたの頭ではなく本能が欲している直観となるのです。私達生命には集合的無意識という物が備わっていると言われています。生まれたばかりのあかちゃんでも蛇をみたら怖がるように、種としての記憶や経験が備わっている部分が集合的無意識になります。
あなたの中に眠る人類の英知が直観としてあなたに天啓のようにひらめきをもたらすこともあるでしょう。それは一個人を大きく超えた想像を絶するものになるかも知れません。あなた自身をはるかに超えた大きな部分からも直観がもたらされることがあるのです。あなた自身の本能を呼び起こすような直観こそあなたにとって最も重要な直観になるといっても過言ではないでしょう。
Ⅱ.直観力を磨きひらめきが泉の如く湧き出る16の方法
直観とは私たちの潜在意識に貯えられた膨大な情報の中から、その時に必要な情報を思考を介さずに表出されたものです。ちょっと言い方が難しいですね。
簡単にお伝えすると私たちの人生経験をぎゅっと絞って出てくる果汁のようなものです。ようは経験則からくる一瞬のひらめきですね。
そのひらめきの価値は私たちの想像をはるかに超えるほどのものなのです。
世界中の永続的な成功者200名以上のインタビューからつくられたビジョナリーピープルという本では、すべての成功者の共通点として直観を大切にしていることだと述べられています。
私たちは通常の生活で直観を意識していくことはありませんよね。直観力とは意識的に鍛えるほど磨かれて行く性質を持っているので、磨かないことには錆びついてしまいます。
今の章では直観力を意識的に磨き高めるための方法をお伝えしていきますね。
1.直観を意識的に伝える
私たちプロのコーチにはコーチとしての資質のひとつに直観があります。コーチングでは直観という目には見えないものをとても大切にしています。
コーチングの最中に直観がよぎってきたら、「今あなたの話を聞いていたらこんな直観が浮かんできたんですけど、なにか使えそうですか?」などとお伺いを立てて直観を伝えて行きます。
このように意識的に直観を使うことで直観力に磨きがかかり、コーチングの質がぎゅっと深まりました。
2.瞑想を日課にする
瞑想を日課にすることで直観力に磨きがかかって行きます。瞑想は頭の中の思考をクリアにしていく効果があります。ビジョナリーピープルでも書いてありましたが、思考に意識が向かい過ぎると直観を曇らせてしまう要因になってしまいます。思考の声を静かにさせることで直観の源泉と繋がることが出来るようになってくるのです。
3.リラックスする
頭の中の思考のノイズに耳を傾けていると直観の声を聴き逃してしまいます。リラックスすることで頭の中のノイズは静まって行き、直観の声に意識を向けやすくなって行きます。瞑想もそうですし、自然の中で過ごすこと、適度な運動や旅行などあなたにあったリラックス方法を生活に取り入れることで直観力に磨きがかかって行きます。
4.右脳を活性化する
直観力を磨くということはどれも右脳に直結する話です。右脳を活性化することで直観力は鍛えられて行きます。メモを取ることを癖付けしたり、やったことがないことに挑戦したり、いったことがない所に出かけたりすることで右脳はどんどん活性化していきます。意識的に右脳を活性化する方法を取り入れて見て下さい。
5.マインドマップを活用する
私はマインドマップを活用してブログの記事を作成しています。たまにマインドマップを使わないで記事をすすめることもあるのですが、そういう時はたいていうまく行きません。マインドマップを使っていると新しいアイデアや発想が直観として脳から出て来るため、記事を書くのにうってつけです。
ほかにも今後の行動計画などをマインドマップで書いているのですが、自分だけでは出ないような発想が直観として出て来ます。マインドマップを駆使することで直観が身が入れてきているのを実感しています。
6.傾聴力を鍛える
傾聴力とは相手のすべてに焦点をあてる聞き方です。話の内容のほかにも声色、表情、身振りや手振り、声のトーンなど相手のありとあらゆる動作に意識を張り続けて行きます。傾聴力を鍛えるうちに、相手の本心や、相手さえも気づいていない心の声を感じ取れるようになっていきます。このように相手にフォーカスすることで直観のアンテナを広げていくことが出来るのです。
7.創造力を働かせる
直観はあるとき突然降って来ることがあります。私の場合はどうやら空想に耽っている時に直観が沸き上がって来ることが多いようです。ですので、基本的にはわくわくする空想をし始めたら私はその空想の時間を出来る限り楽しむようにしています。私は行動原理の上位に空想を置いています。今うまくいっていることもほとんど空想から生まれたといっても過言ではありません。
8.自分を大切にする
確実に言えることは直観はネガティブな思考の時には出て来ません。ネガティブ思考は直観力を弱めてしまいます。逆に自分自身の心が満たされ気分のいいときには直観は冴えわたるものです。自分自身を大切にするということは自分をいたわり、自らの心を快適に保つための秘訣です。
9.アウトプットを心掛ける
直観は単なるインスピレーションだけではありません。直観には経験や知識といったしっかりとした土台があります。私たちの経験は表層意識では覚えていないことが大半です。しかし、潜在意識にはしっかりと焼き付けられているのです。アウトプットをすることで経験は潜在意識に貯えられ、直観の種としてあなたの中にまかれて行くのです。
10.手を動かす
手を動かすことで脳の「側坐核」という部位は刺激されます。この部位は脳を起動モードに切り替えて行く部分となります。手を動かすことで脳には血流がめぐり直観力が強化されていくようになるのです。手書きで字を書いてみることや、掃除なども効果的です。
11.新しいことに挑戦する
新しいことに挑戦をしていくのも直観力を高めるには大切です。私は最近、ブラインドタッチの方法をローマ字入力から親指シフトという方法に切り替えました。0から打ち方を覚えて使いこなして行く過程で手と頭を動かし続けた結果、日増しに直観力が磨かれていきました。
12.整理整頓を心掛ける
部屋を整理整頓することで、部屋だけでなく、頭の中も整理整頓されて行きます。また、部屋同様にパソコンのデスクトップの整理も頭が整理されて行きます。頭の中がぐちゃぐちゃに散らばった状態だと直観はその中に埋もれてしまい、探し出すことが困難です。身の回りをきちんと整理整頓することで直観力は育まれていくのです。
13.早起きの習慣を心掛ける
早起きの習慣は直観力を養う上でも効率的です。私は現在4時起きを習慣化しているのですが、早起きを日課にすることで頭が冴えわたっていることが実感できています。また、脳は朝型の生活を維持することがもっとも効率的だと言います。脳が効率的に働くことで直観は研ぎ澄まされてくるのです。
14.習慣化を心掛ける
私たちの脳は選択をするごとに力を使ってしまう性質があります。「今日は何からはじめよう」とか、「どういった手順でやっていこう」など、選択するほど脳は疲れ果ててしまいます。習慣化することで脳は選択に使う労力から解放されていきます。そうすることで余裕が出来た脳には直観が生まれて来やすいのです。
15.読書をする
読書は直観力を養う上で必須項目です。読んでもすぐに内容を忘れてしまうのだから読書に意味はないという意見もあります。たしかに、私も読んだ本の内容をすべて記憶することは誰にも出来ないと思います。しかし、自分にとって重要な部分や、気になる部分は脳に記憶として定着ししかるべき時に直観として浮かび上がって来ます。私自身が多読家なので読書の効果については身をもって経験しています。直観力を磨く上でもおすすめの方法です。
16.脱ネットサーフィン
ネットサーフィンも確実に脳を疲弊される原因となってしまいます。疲弊したのうには余力がなくなり、直観に向けるエネルギーがなくなってしまうのです。かつての私もネットジャンキーのひとりでした。少し時間に余裕が出来るとネットに向かい無駄な数時間をすごしてしまい、いつも脳は疲れ果てていたのです。直観を磨くどころの話ではありませんでした。
仕事中はスマホの電源をきったり、ついつい見てしまうフェイスブックをログアウトしたりと出来る範囲でネットにアクセスしない習慣をつくったことでネットジャンキーから抜け出すことができ、直観力を取り戻せていけました。
Ⅲ.直観力を使いこなす方法【実践編】
この章では日常で直観力を使いこなすにはどうするか?という事に対してのヒントになればと思い、コーチとしての私自身の体験談も踏まえながらお伝えして行きますね。
ここまで読んで来て、あなたは案外直観って普段の生活で中々使っていないなーって思いませんでした?私自身コーチになるまで直観なんてまったく意識しないで日々を生きていました。
でも、コーチになるとこの直観をめっちゃ使うんですよね。というか、直観筋を鍛えるって表現しているほど直観のセンサーを広げて行くんですよ。
では、なぜ、私らコーチが直観ごり押しなのか?
それは私らが直観には頭で考える以上の膨大なデータがあると確信しているからなんですよね。
この本では直観について面白い例が紹介されていましたのご紹介しますね。
とある美術館でプロの鑑定家の人たちが展示してある作品に対してそろいもそろってこの作品は偽物だと言ったそうなんですね。でも、美術館の館長は「いやいやいや。ちょっと待ってよ。そんな事あるわけないじゃーん。だって、あの有名な所から買ったんだよ。」って感じだったんですって。
そして、「館長がなんで偽物だと思うの?その根拠教えてよ。」っていったら、鑑定士はそろいもそろって「なんとなく」
その後、時代鑑定を測る機械とか専門機材をいろいろと導入して再検査したところ、どうやらその作品が偽物だと証明されたんですって。
偽物を見破ったのは鑑定士たちの直観だったんですよね。
このように直観にはその人が経験した膨大な量のデータが含まれているんだとこの本では書いてありました。
それがどうかは神のみぞ知るですが、私も似たような経験があるので、今では直観の虜です。
1.私の直観力
まーそんな大層なものではないですが、私は今現在、ほぼほぼ直観に従って生きているんですよ。私の一番の特徴は?と聞かれたら即答で「直観力です」と答えるくらい確かなものですね。
では、どうして自分の「直観力」を重視するようになったのか?
それはU理論という本による影響が大きかったんですよね。この本の特徴は未来から今を創るという点です。600Pの対策を全てここで書くことは出来ませんので、私が感じた内容のみパパッと書きますね。
直観と言うのは自分にとって理想の未来をつくるシグナルのようなもので、自分自身の内なる部分とつながる事でより精度が高くなるって事なんです。かいつまんで書くとなんだか胡散臭いですね(笑)
この本では瞑想とかで自分自身を研ぎ澄ます事により、鋭いレベルでのインスピレーションが沸き上がって来る事があるとも書いてあったんですね。
ようは、根拠のない直観に従って生きる事を進めているという事です。そして、そうすることが成功につながる最善の道ですよということを600P近くもかけて書いてくれています。
かなり面白い本だったので興味ある方は読んでみて下さい。私はこの本を見てから直観に従って生きる道を選ぼうと思ったんですよね。
そして、その結果かどうか、今はなんだか状況や人やモノに引き寄せられているようなそんな感覚があるんです。全て順調とまではいかなくても、直観に従ったからこそこの道はあるんだなと感じています。
また、直観力についてビジョナリーピープルという本もおすすめです。この本は0から永続的な成功を成し遂げた200名の人たちをインタビューして成功者の共通点を調べ上げているという画期的な本なんですね。
この本ではちょっかんの事をささやきと表現しています。成功者に共通する事例としてこのささやきの声に真摯に耳を傾けて行くことがあげられるんですって。
これらの本を読んだ時に直観の力はバカにならないなと感じたのが私が直観を中心に生きる事を選んだ理由です。
1.直観力はどのように鍛えてるの?コーチとしての5つの方法
直観力はきちんと訓練すれば鍛えられるんですよね。では、どうやって直観力を鍛えて行くか?について書いて行きたいと思いますね。前章では直観力の高めたかについてお仕えしましたが、この章では私自身のコーチとしての直観力の意識的な鍛え方についてお伝えして行きますね。
①.人と対話している時に直観を使う
これは私たちコーチがやっている特訓法です。会話の中で何かしら頭に浮かんで来たら、「直観なんだけど伝えていいかな?」なんて感じで伝えて行くんですよね。ちなみに私の場合、「直観なんだけど別の事考えてない?」とか、「直観なんだけど、今の職場もう辞めたいって思ってない?」などと出して行きます。
ほとんどが、ノンバーバルコミュニケーションを読み取って直観的にパッと頭に浮かぶインパクトを出しているって感じですね。結構、人って言葉遣いやトーン、息遣いやボディーランゲージには言葉以上に情報が出ちゃってますからね。
直観力を磨いていると、人の一瞬の視線の動向だけでもピンとくるようになるんですよね。
④.直観を大切に扱う
たかが直観。されど直観。直観を大切に扱うことは直観力を鍛える上でとっても重要なことなんです。だって、たかが直観なんて思っていたら、折角の直観を拾い上げることなんて出来るはずがありません。コミットが大切なんですよね。
直観を逃がしてなるものかという程まではいかなくても、こういう気概を持っている事ってとても大切なんですよね。ちなみに、私はリーダーシッププログラムという10か月間で22日間の合宿があるリトリートに申し込んだときがあるんですね。
なんと、値段は150万円。にもかかわらず、直観を信じて申し込んじゃいました。
直観の声を大切にした結果、ここで得た知識や経験は今の自分自身を創る上での財産となっています。直観に従わなければ今の自分はないでしょうね。それも直観を大切に扱って来たから受け取れたギフトだと思ってます。
④.場の空気を読む意識をつける
場の空気を読む力をつけるのも直観力を養う上でとっても大切です。場には独特のエネルギーがあるのはあなたも感じた事があるのではないでしょうか?躍動感のある場、凍り付いたような場、参加者全員が死んだ魚のような目をしているジメジメとした場などなど。
このような場が何を言わんとしているのかを意識して行くと、直観が磨かれて行きます。ちなみに、私は150万払ったリーダーシッププログラムでこの力を徹底的に磨き上げました。
その場の声をきちんと聴くと、場が求めているものが何かが直観として降りて来たりします。直観力をつけるほど精度が高まって行く事でしょう。
④.何も考えない習慣を作る
私自身は瞑想を習慣にしています。スティーブジョブズが生きていた頃瞑想を日課としていたのは有名な話ですよね。瞑想の素晴らしい所は、常に活動をしつづけている思考を強制的に休ませることが出来るという事です。休ませることが出来ると脳内に散らばった情報がきちんと整理されて行くんですよね。まるでコンピュータのデフラグ機能そのままですよね。
そうして、瞑想を通してきちんと整理された脳に戻る事であらたな発想やインスピレーション、直観などがどんどん溢れてきたりしていくんです。現代人は何も考えない時がないほど思考が動き続けています。寝ている時も起きている時も実は思考は絶えず動き続けているんです。
その思考を静める事が出来るひとつの手段として瞑想があります。何も考えない習慣を作る事は現代人にこそひつような貴重な時間ではないでしょうか?
⑤.直観を遮る頭の声に耳を傾けない
直観を遮る頭の声。実に厄介です。この頭の声は直観をかき消そうとして来るとんでもない奴だからです。
「こんなことをしたいな」
と、もしあなたが直観で感じたとしても、すぐに思考の魔の手は忍び寄って来ます。
「時間の無駄だよ」
「めんどうくさいじゃん」
「疲れるだけだよ」
こういう声に耳を傾けてしまうと生まれたての直観はすぐに掻き消えてしまいます。
私は永続的な成功を収めるには直観の力を活かす事が大事だと先にあげた書籍から学びました。だからこそ、その大切な直観の力を遮る声には耳を傾けないように自分に言い聞かせています。
そうすると、面白い事に遮る声を軽くあしらえるようになって来たんですよね。そうなることで直観力はすくすくと順調に育って行きます。
まとめ
私はコーチになってから直観の大切さを嫌という程知りました。というよりも、コーチになってから読んだ本の影響がかなり大きかったですね。
ただ、直観に従って生きるようになってから人生がまるで流れるようにスムーズになって来ました。これは体感的な部分なのですが、直観に従うまでとはまったく違った人生を歩んでいる状態だと自覚しています。
シンクロニシティ(意味のある偶然)という言葉がありますが、まさにシンクロニシティがどんどんかさなり、いろいろなつながりを感じています。本当に不思議な事なのですが、直観に身をゆだねて人生を歩んでみるのはとても素晴らしい体験でしたし、今後も継続して行こうと思ってます。
また、コーチングではコーチの直観も大切なのですが、それ以上にクライアントの直観を重視しています。お互いの直観を出しあうことでコーチングはより深みを帯び、深層心理から素晴らしい宝物を引き出していくことが出来るようになるのです。
あなたも直観力に磨きをかけて自分自身の本質と向き合ってみてはいかがでしょうか?
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