将来が見えないという思い込みから脱却するためのセルフコーチング

woman sitting on wooden planks ストレス解消法
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Q
この記事で学べる内容はなんですか?
A

今回の議事では将来が見えないという不安に対してのセルフコーチングのやり方を紹介します。バランスコーチングという実際のコーチングをセルフコーチング用にアレンジした内容となっております。

バランスコーチングとは囚われている視点を広げるためのコーチングとなります。視点を広げる事で本来では見えなかった解決策や対応策が見える可能性が高まります。詳しくは本文をご覧ください。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。

私のコーチとしての経歴について詳しくはCTIのコーチ紹介ページからご覧ください。

□シードコミュニケーションズ株式会社代表
□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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将来が見えないという思い込みから脱却するためのセルフコーチング

今回の記事では「将来が見えない」不安をテーマに扱っていこうと思います。あなたは「将来が見えない」不安に対してどのような感覚を持っていますか?

  • 心の中のもやもやかもしれません
  • 身体にまとわりつくようなベットリとした感覚かもしれません
  • ただただ暗い闇の中にいるような孤独さかもしれません

「将来が見えない」という気持ちに対して「元気ハツラツー!!」と思える人はそうはいないでしょう。それは「将来が見えない」という言葉にはネガティブな印象が染みついているからなんですよね。

ネガティブな印象に縛られていては、ネガティブな視点に固執してしまいます。コーチングではひとつの視点に凝り固まってしまった考え方を柔軟に和らげ、さまざまな視点で考察するお手伝いをします。

要は凝り固まってしまった視点以外で現状を見る事で、ひとつの視点に凝り固まっていた時には思いもつかないようなアイデアが出て来ます。

例えば、「元気ハツラツー!!」というポジティブな視点から「将来が見えない」という気持ちを見ていくと、ネガティブな印象に縛られている時よりもはるかに建設的な考えが出て来る可能性が高まるという事ですね。

では、これから「将来が見えない」という不安を様々な視点で考えていきましょー。セルフコーチングの旅の始まりです。

1.様々な視点から考える

glass ball on wood clip art
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まずはペットボトルなど目印となるものをあなたの目の前において下さい。この置いたものを将来が見えない不安を抱えているあなただと思って見てください。人生ゲームのコマのように擬人化して見てくださいね。

そして、将来が見えない不安を抱えたあなたをじっくりと感じ取って見て下さい。

あなたはどのような感覚や質感を持ちましたか?

心がざわつく感じかもしれませんし、不安で夜も眠れなくなるような感じかもしれません。または、自分に対して後悔の念を持っているかも知れません。

いずれにしてもあなたが今感じた感情をじっくりと味わって見て下さい。

その上で、今この置いたものを見ている視点に名前を付けて見て下さい。「ざわつき」「眠れない」「後悔」などといった名前かもしれませんし、そうでないかもしれません。

あなたが置いたものを見ている視点に名前を付けたら、深呼吸をして今見ていた場所から移動して別の場所から見るようにして下さい。

身体を動かすことによって、先ほど見ていた視点から離れる事で気持ちを切り替えて行く効果があります。

2.身体を動かし視点を変える

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では、視点を変えて見ましょう。場所を移動するだけでも視点は変わるのですが、今回はよりパワフルに変えて行きましょう。

では、今からスクワット20回挑戦してみて下さい。

なんで?と聞こえて来そうですが、だまされたと思って、スクワットを本気で20回やってみて下さい。20回では物足りない場合30回でも50回でも構いませんよ^^

はい。スクワット終わりましたか?

では、この状態からさっきあなたが置いたものを見て下さい。

将来が見えないで不安を抱えているあなたは、今の状態から見てどのような印象ですか?

先ほどとは見え方や感じ方が変わって来ているのではないでしょうか?ただ、身体を動かすだけでも感じ方に大きな差が生じてくるんですよね。このように身体や感情を切り替えて、様々な視点から現状を見ていく方法をバランスコーチングといいます。

では、ここで感じた感覚に先ほどと同じように名前を付けて見て下さい。あとで、使うのでメモに控えておいてもらうといいかも知れません。

3.俯瞰をし視点を変える

soaring seagulls in the sky
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再度、見る場所を変更して見て下さい。次はビジュアライゼーションをして行きましょう。

あなたは宇宙に漂う衛星です。その衛星から先ほどあなたが置いたものを見て下さい。

将来が見えないで不安を抱えているあなたは、その場所から見てどのように見えますか?

上空から俯瞰して見たことでまた見え方が変わってきたのではないでしょうか?ひとつひとつの視点を大きく動かしていく事で見えて来る印象は劇的に変わって来ますよね。俯瞰する事はあなにとってどのようなインパクトがありましたか?

4.感情を見る事で視点を変える

woman sitting on wooden planks
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また、深呼吸をして見ていく場所を変えて下さい。今回はあなたの感情にアクセスして行きたいと思います。

あなたが今までで最も充実感を感じ取った時はどんな時でしたか?

ゆっくりと思い返して見て下さい。そしてじっくりとその時の感情を味わって見て下さい。どんな光景が浮かびますか?また、あなたはどんな感情で満たされていたのですか?

感情を十分感じ入ったら置いたものを見ながら、次の問いを考えて見て下さい。

将来が見えないで不安を抱えているあなたは、今の状態からどのように感じられますか?

充実感に満たされたあなたからは、どのように見えるのでしょう。

このようにセルフコーチングでは身体や感情をフルにつかって自分自身の内面と向き合っていきます。

5.セルフコーチングでの視点を振り返る

notebook with blank pages
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  1. 不安の視点
  2. 身体を動かした時の視点
  3. 俯瞰している時の視点
  4. 感情から見た時の視点

今までの視点を振り返って見て、あなたがこの視点から深く掘り下げて行きたいという視点を選んで見て下さい。

ひとつ選んだら、行動を決めていく方法に移らせていただきますね。

6.行動を決める

コーチングではdoing(する事)とbeing(ある事)というふたつを扱って行きます。doingとは行為や行動、beingとは心の在り方です。

そして、バランスコーチングではこのdoingとbeingそれぞれにYesとNoを宣言して、決意に変えて行くことでコーチングの関係に力が与えられてきます。

具体的に感情の視点を選択した場合の例を挙げて見ましょう。

感情の視点を選択した場合doingbeing
yes資格を取得する
セミナーに出席する
人脈を増やす
スキルをつける
毎朝2時間早く起きて読書する
わくわくする
心でつながる
充実する
一生懸命
No自分を避難する事
行動しない事
あきらめる事
失敗を恐れる
不安を持つ
うじうじする
信頼しない
後悔する

このようにdoingとbeingのYesとNoを出していきます。「将来が見えない」というひとつの視点からでは出ないような建設的なアイデアや、自らを陥れていた具現化されていなかった考え方が見える化して行きます。

そして、次にこの中からそれぞれ1つか2つ現実に落とし込んで行う事を決めて行く作業に移ります。

例えば、doingのYesを毎朝2時間早く起きて読書する。beingのYesを充実する。doingのNoをあきらめる事。beingのNoを不安を持つことだとしましょう。

7.宣言をする

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これらが決まった時に、あなたにやっていただきたいことがひとつあります。

まずは立って下さい。その後、目の前に境界線があることを意識して、YesとNoで決めた内容をそれぞれ宣言してください。

  • 毎朝2時間早く起きて読書するにYes
  • 充実するにYes
  • あきらめる事にNo
  • 不安を持つ事にNo

こんな感じですね。その後、宣言し終わったら境界線を飛び越えて下さい。

こうする事で潜在意識にしっかりと落とし込む事が出来るようになって行きます。

今回の例では読書の習慣をつける事で見分を広め、知識を吸収し、将来が見えない不安を克服していくきっかけとなりました。

このように、さまざまな視点から物事を見ていく事で、ひとつの視点に凝り固まっていた時には考える事が出来なかったアイデアが浮かんでくるものです。しかも、自らの心から出て来るアイデアなので、今のあなたに必要なアイデアが沸き上がって来る可能性が高いのです。

まとめ

人はネガティブな時に思考をするとネガティブなフィルターを通してでしか物事を判断出来ません。にもかかわらず、ネガティブな時はその状態から脱しようと無意識的に思考が渦巻いてしまいます。ネガティブスパイラルに陥ってしまうといったところでしょうか。

コーチングでは身体や感情にアクセスすることで、気持ちを切り替えていく事を優先します。ネガティブな気持ちから変わるだけで、脳の機能は大きく回復しより良いアイデアが次々に浮かんでくるものです。

バランスコーチングを行う事で様々な視点を歩き渡りながら、あなたに最もあった状態から行動を決めて行きます。だからこそ、あなたにぴったりの行動や計画が出来ていくんですよね。

この章では「将来が見えない」不安をいろいろな視点で見て行きましたが、そのほかにもひとつの視点に凝り固まってしまっている考え方があったらこの手法を使ってみて下さい。やり方は簡単です。対象のものを置いていろんな角度から見たり感じたりするだけなのですから。

ぜひ、いろいろな視点で試してみて頂ければと思います。このセルフコーチングは場所さえあればどこでも出来るのでおすすめです。

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