- Qこの記事で学べる内容はなんですか?
- A
第1章ではセルフイメージが外的要因によって洗脳されてしまう理由や、セルフイメージを書き換える事が難しい理由をお伝えしています。第2章ではそんな強力なセルフイメージを書き換える方法を3つに分けて紹介しています。
セルフイメージを書き換えて行きたい方におすすめの記事となっております。
1.セルフイメージが洗脳される理由とドリームキラーの影響
今回はセルフイメージについて語って行きたいなと思います。多くの人はセルフイメージに縛られて生きています。
セルフイメージというのは簡単に言うと「自分は人からどのように見られているか?」という自分の全体像のことです。
- あの人からはああ見られているに違いない
- この人からはこう見られているに違いない
- だれかれからはこのように見られてに違いない
こんな感じで周囲にどう見られているかを予測して無意識的にその役割に適応してしまうというを役割性格と呼びます。
私たちはカメレオンの様に周囲の環境に適応して行くという事ですね。
親になったら親らしく、仕事場ではよい上司に、友達同士ではお調子者を演じたりと周囲に合わせて役割性格を切り替える事で私らは大抵のコミュニティでうまく溶け込む事が出来るんです。
これらの役割性格の全体像があなたのセルフイメージになります。ようは俺ってこんな奴だよねっていう部分ですね。あなたの個性と自覚している部分です。
でも、このセルフイメージには問題点が。。。
セルフイメージの問題点
ここでセルフイメージの問題点を分かりやすくファッションで例えて見ましょう。
あなたはパジャマのまま会社に出社したり、友人と遊んだり、パートナーと外食に行ったりはしませんよね。もし、あなたが「えっ?するけど?なにか問題でも?」という方なら、このブログを見るよりもまずは病院に行く事をおすすめします。
話を戻して、ではなぜ、私たちはTPOによって服装を変えるんでしょうか?
それは、周囲に適応するためですよね。けれども、その中にも個性って出てしまいますよね。
よれよれのワイシャツやくたびれたスーツ、手入れのされていない靴で会社に向かう人もいれば、アイロンがけされたシャツに、ピシッとしたスーツ、きちんと手入れの施された靴で会社に向かう人もいるでしょう。
このように個性は一貫性を持っているものです。一貫性を持っていなければ情緒不安定な人になってしいますからね。
ようは、さまざまな役割性格を持ちながらも、その全体像の根っこの部分として自分はこんな人間だっていう思い込みがセルフイメージです。
セルフイメージの呪縛
まずは下の引用を見て下さい。
大手企業に就職すれば収入は安定し、それなりの生活はできると思います。社会的にもいくばくかの尊敬が得られるかもしれません。しかし、それが本当にあなたの望んだ道だったのでしょうか。
自分らしさを発揮しながら、人々の幸せにも貢献できる充実した生き方だったのでしょうか。なんとか生きられる収入を与えられているだけでないでしょうか。子供も育てることができたとしても、資本に仕えながらただ生きて、資本に追従していくことでしか生きられない子孫を残しただけではないでしょうか。それで幸せだと思えるなら、それは洗脳された奴隷としての人生だったといわざるを得ません。
このことは、たしかに洗脳なのですが、誰も、自分を育ててくれた親やお世話になった学校の先生、会社の社長が、信者を洗脳して地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の教祖麻原彰晃のような危険な存在だとは考えません。
ただ、お金を儲けたいという煩悩をたきつけられ、人を奴隷化する手法をもって、知らず知らずのうちにお金を中心にした価値観に縛られ、行動を支配されるようになってしまったのです。
洗脳されているのに洗脳とは気がつかない。それが資本主義の洗脳の本当の恐ろしさなのです。
これはマインドコントロールを解除する第一人者苫米地英人さんの「洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく」という本の一節です。
結局、私たちは役割性格によって社会に適応するように出来ているのですが、結局その社会そのものが私たちを資本主義社会に組み込むべく洗脳をして来ているのですから、あなたのセルフイメージも洗脳された奴隷の人生を歩むために最適化されている可能性が高いのです。
本来はセルフイメージはファッションのように人それぞれの個性になるものなんですけどね。私たちの社会はどうやら国民に制服着用を義務付けて無個性化させていきたいようですね。
ゆでがえる状態
有名な例え話をここでひとつ。
ぐつぐつと煮立ったお湯にカエルを放り込むとカエルはその熱さに驚き飛び跳ねて抜け出してしまうそうです。
でも、これがぬるま湯だったら話は別。
適度な温度でカエルの気分は極上です。しかし、ぬるま湯の底では静かにお湯を沸かし続けていきます。するとどうでしょう。徐々に上がるお湯の温度の変化に気付かずにカエルはいつの間にかゆでガエルへ。。。
なんと可哀そうなカエルたちでしょう。
と、同情している場合じゃありません。なぜなら、私たち人間もこのカエルと同様だからです。
フルスイングで頭をかち割られる経験
例えば大震災などで今までの価値観が一変してしまったり、そこまでいかなくても急なリストラにあったり、思いがけない災難が降りかかってきたり。。。
こういう頭をガツーンと勝ち割られる経験をすると、「あれ?今までの価値観ではこの先の人生やばいのかも?」って気付くケースが思いのほか多いものです。
終身雇用は崩壊し、政治は腐敗する上に増税の連発、毎年のようにインフレが加速し、年金は詐欺にあったかのように引き上げられ、マイホームも一瞬でなくなってしまうかも知れないのに、なんで自分の人生が安定していると思ってたんだ?って事に。
私のコーチングのクライアントの方でもこの手の経験で人生観変わったという人は少なくありません。
いきなり熱湯に放り込まれたらあっち~って跳びはねてしまうというカエルと同じではありませんか?
でもまたいつもの日常へ
あっち~!っと言って洗脳の呪縛から飛び跳ねても多くの人はしばらくしてからいつもの生活に戻って行ってしまいます。それほどセルフイメージを変えて行くのは難しいんですね。
では、どうして気付きがあったのにまたいつもの日常に戻ってしまうのだと思いますか?
それは、私たちの周囲にはドリームキラーが溢れているからです。
私たちは誰でも日本の将来に不安を持ちつつありますよね。急激なインフレに政治家や役人の怠慢がはびこり、自分たちの既得権益は守るくせに庶民には増税の話ばかり。
将来に希望の光なんて見えにくいですよね。でも、それに気付いて、このままじゃダメだと自分の力で人生を歩もうとすると大変です。
「みんなが洗脳されてるんだから、いいじゃない。みんなと違う事をする方が怖い事なんだよ。一緒に洗脳されてれば安心出来るじゃない。」と、身近な人たちほど、あなたを心配して引きずりもどそうとして来ます。まるでどこかの新興宗教みたいではないですか?
洗脳に気付き自分の力で夢を切り開こうとするとこのような障害が待っているという事です。そして大半の人のセルフイメージは元に戻っていくのです。
コンフォートゾーンの誘惑
人は自分の慣れ親しんだ状態が一番ストレスなく過ごせます。コーチングではこのような心理的な安全領域をコンフォートゾーンと呼んでいます。私たちはコンフォートゾーンから出ようとすればするほど、周囲の引き戻し力の強さを実感されられ立ち止まってしまうこと。
特に私たち日本人はこのみんな同じって感覚から抗う事がとにかく苦手なんですよね。
国民性を表す有名なジョークにこんなのがあります。
ある船に火災が発生した。船長は乗客たちに、速やかに海に飛び込むよう指示しなければならなかった。そこで船長は知恵を働かせ、それぞれの国の乗客にこう言った。
アメリカ人には「飛び込めば英雄になれますよ」
イギリス人には「こういう時に飛び込むのが紳士です」
ドイツ人には「規則では飛び込む事になっています」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には「飛び込まないで下さい」
そして、日本人には「みんな飛び込んでいますよ」
まさに日本人を表していると思いませんか?
洗脳から解けたら生きづらい理由
私たちはみんなに合わせるために無個性に磨きをかけて来ました。というか、そうなるように教育されて来てたのですが・・・。
その上、みんなから外れた道を選ぼうとすると、まるでどこかの教団の信者たちのように、そこの世界の怖さや、危険さを諭して来るんですよね。
みんなから外れた道を選んでもいいことは何ひとつないよと・・・
しかし、これからの時代は出る杭は打たれるというセルフイメージを持っていたら、タイタニックと同じ運命をたどってしまうでしょう。
沈没してからやばいとなっても遅いのです。
私たちを取り巻くセルフイメージの殻は分厚いです。しかも、殻を破っても熱狂的な信者たちに引き戻されてしまうのですから。
洗脳されていた方が将来を真剣に考えなくていい分楽ではあります。洗脳から解けたら生きづらいというのも人生の本質だと思います。
ただし、残念ながらここまで読んでしまったあなたは外的要因からの洗脳に気付き始めてしまいました。
楽な道に引き返すか、辛くても洗脳を抜け出して真の自由を勝ち取るか。。後者をとるならこの先をご覧下さい。
2.セルフイメージを書き換えて理想の自分に生まれ変わる方法
第2章では強力なセルフイメージを書き換える効果的な方法を3つ紹介させて頂きます。
- 自らの心の響きに従う
- コーチをつける
- ベイビーステップを設定する
1.自らの心の響きに従う
セルフイメージの殻をばりばりと粉砕して行くのに一番いい方法は自ら背水の陣に飛び込む事です。ようは直感にしたがって心が疼いたら、成功するとか、失敗するとかそういう考えを手放して突っ込んでみるという事です。
私の生き方のバイブルにビジョナリーピープルという本があります。その本では永続的な成功を自ら築きあげてきた人たち200名以上にインタビューをして、なぜ成功できたのか?という要因を統計的に探って行ったんです。
そして、すべての成功者に共通している事はドリームキラーの話に耳を傾けるのではなく、自らの心の響きに従うという事だったんですね。
そうすると、やる気も情熱も自らの内から湯水のごとく湧き出て来るのです。
コーチングにおいてもクライアントが大きな変化をするときは必ず心の声に従った行動をした時になります。自分自身の心の声に気付き行動するとき人は自らの使命をまっとうするために行動が加速していくようになるのです。
人は本当に自分の心の響きに従い生きる事を決断した時それまでのセルフイメージに縛られる事なく自らの道を突き進むことが出来るのです。より詳しくは下記の記事をご参照下さい。
2.コーチをつける
私が運がよかったのは人生の転換期に自分に見合ったコーチをつける事が出来た事でした。
おそらく。私はコーチをつけていなかったら洗脳生活に戻っていたと思います。
- 自分の好きな事で食べていける人っていうのは一部の人だけだ
- そんな甘い夢は幻想だ
- 失敗したら後悔する
さすがに、こんな言葉の暴力を身近の人たちに機関銃のように浴びせられたら、洗脳から解けるってほうが難しいですよね。
どんな時でも自分の夢や希望を自分以上に信頼してくれていたコーチの存在がいまの私の根幹にはあります。
そして、コーチがさまざまな関わり方をしてくれたおかげで、自分の夢を見失わずに行動しつづける事が出来ましたし、さらにその先の夢を追いかけ続ける事が出来たのだと思います。
あなたはHUNTER×HUNTERという漫画をご存知でしょうか?主人公の父親の言葉なんですけどね。間違いなく私の中でNO1の名言です。
オレはいつも現在オレが必要としてるものを追ってる。実はその先にある「本当に欲しいもの」なんてどうでもいいくらいにな。
ネットで知り合って、オフ会で意気投合したそいつらは皆オレより年上で、普通の会社員や院生やフリーターだったりした。
オレの素性と計画を打ち明けたら連中は、法人設立に関わる雑事を進んでこなし、なけなしの生活費から寄付までくれた。
念願かなって、王墓の中に足を踏み入れたとき、オレが一番嬉しかったのは、ずっと願ってた王墓の「真実」を目の当たりにした事じゃなく、一緒に中へ入った連中と顔を見合わせて握手した瞬間だった。
そいつらは今も無償で役員をしながら、オレに生きた情報をくれる。この連中と比べたら、王墓の「真実」はただのおまけさ。
大切なものは、欲しいものより先に来た。
大切なものは、欲しいものより先に来た。
漫画の言葉ですがこの言葉には心が打ち震えました。
私自身も自分の心に従って生きるようになってからこのような出来事に巡り合ってて。だから、私自身も今は夢を達成するよりも、夢に向かって行動し続けている今この瞬間こそが大事になってるんですよね。
とはいえ、ドリームキラーの力は強大です。それに抗うにはあなたに見合った本物のコーチを見つける事がもっともセルフイメージを粉砕するのに最適な道なんです。
だからあなたにあうコーチを見つけてみてはいかがですか?下記のページは私のコーチとしての紹介ページです。今なら無料で体験コーチングを受けれますのでこの機会にコーチングに触れてみてはいかがでしょうか?
”https://seedcom.co.jp/coaching/″3.ベイビーステップ
「背水の陣を敷くのが大切な事は分かった。でも、そんな高いハードル今の自分にはとっても無理だよー。」
その気持ちは当然です。
背水の陣を敷くのにある種の快感を抱いている人間は基本的にはどこかのネジがふっ飛んでいます。そんな人間しか洗脳社会を脱出する事が出来ないんだったら、たまりませんよね。
とはいえ、背水の陣を敷くのがセルフイメージの殻を粉砕するのに一番いい方法だという事は確かです。でも、今は出来なくてもご安心を。ちょっとしたコツで少しずつ殻を破って行く方法もあるのです。
いきなり背水の陣を敷くのが難しい場合は、ちょっとしたハードル設定した上でそのハードルをを越え続けて見るというのもおススメの方法です。コーチングではこのような小さな目標を設定していく事をベイビーステップと呼んでいます。
ハーバード・ビジネス・レビューの有名な記事「モチベーションとは何か」のなかで、心理学者のフレデリック・ハーズバーグは人の意欲を高める2つの主要因が「達成」と「達成が認められること」であると説いた。
もっと最近の研究ではテレサ・アマビルとスティーブン・クレイマーが数百人の数千日間にわたる日記を分析したものがある。人の本音が書かれた膨大な記録をもとに、アマビルとクレイマーは「日々のささやかな進歩」こそがやる気を引き出し、高いパフォーマンスを可能にすると結論付けた。
「職場において感情・モチベーション・認知を高める諸要素のなかで、もっとも重要なのは、進歩しているという手ごたえである」と彼らは言う。
エッセンシャル思考より引用
ベイビーステップではまさに日々のささやかな進歩を感じるために目標を細分化していくのです。あなたも小さなハードルを作りひとつひとつ達成してみてはいかがでしょうか?
初めは小さな一歩かも知れませんが徐々に人生に変革を起こす大きな一歩になって行く事でしょう。
まとめ
第1章ではセルフイメージが外的要因に洗脳されてしまうこと、洗脳を解こうと思ってもドリームキラーによって洗脳状態に戻されてしまうことをお伝えさせて頂きました。
第2章では強力な洗脳を解く手段として
- 自らの心の響きに従う
- コーチをつける
- ベイビーステップを設定する
上記の3つの方法をお伝えさせて頂きました。どの方法も効果的なものなのでぜひご活用いただければと思います。
最後に「あなたの歩みを止めているものはなんですか?」
コーチングではこのような問いを設問と呼びます。ずっと考えていただく質問です。脳が汗をかくまで考えて見てはいかがでしょうか?
コメント