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この記事では私たち人間が縛られている自己像の枷を分析していきます。そして、自己像の枷を外す方法やより良いセルフイメージの構築法をセルフイメージを高める天才あかちゃんから学んでいきます。
自分自身のセルフイメージの枷を外し、自己イメージを変えて行きたい方におすすめの記事となっております。
セルフイメージを高める天才あかちゃんから学ぶ4つの成功法則

あかちゃんは成長の天才です。どのようなことにも好奇心を持ち貪欲に吸収していきます。日々成長の連続です。一方、多くの大人は自分自身に枷をはめ、自分の能力の限界を定めてしまいます。
大人になるなかで自分自身の自己像を極限まで低くしてしまうのです。自己像が低いとあらゆることに挑戦も出来ません。挑戦も出来ないからこそ成長する機会ももてません。
この章では自分自身に枷をつくることのないあかちゃんからよりよく成長するためのヒントをもらい、捉われてしまった自己像の枷を壊していくことを念頭にしています。
1.セルフイメージの杭に縛り付けられてしまう3つの要因

私たちをセルフイメージの杭に縛り付けている要因は主に3つあります。
1.こころの中の高圧的な声
2.ドリーム・キラーの存在
3.世間からの視線を恐れる自分自身
それぞれ具体的に見ていきましょう。
①.こころの中の高圧的な声

私たちをセルフイメージの杭に縛り付けている要因、1つ目が心の中の否定的な声です。
W.T.ガルウェイが書いたインナーゲームでは次のように解説しています。
心の中の命令者たる声をセルフ1、実行者たる私をセルフ2。簡単に解説すると、心の中には高圧的な命令を下してくる自分と、その指令を受ける自分がいるということです。
うちなる声の性質
仕事であれ、スポーツであれセルフ1の声に耳を傾けていると過度に緊張しストレスをためてしまいます。
そして、セルフ1の声を聞かないようにすると、セルフ2が伸び伸びと行動できるのです。
セルフ1を抑え、セルフ2を行動させてあげることが、物事の上達の基本となります。
しかし、セルフ1は声が大きく、でしゃばりな性質をもっています。そのため、すぐにセルフ2の居場所を奪おうとしてきます。
また、セルフ1の高圧的な声が私たちを心の杭に縛り付ける要因ともなっているのです。
失敗した時の声
例えば、何か失敗したと仮定してみましょう。その時は、あなたの心の中でセルフ1が喚き散らしているはずです。
- 「なんでこんなことも出来なかったんだ。」
- 「そもそも失敗する確率が高かったんだ」
- 「こんなことをいつまでもやっているようじゃどうしようもないな」etc
このように高圧的なセルフ1の声が蓄積していきます。 そして、私たちのセルフイメージの形成に悪い影響を与えてしまっているのです。
②.ドリーム・キラーの存在

私たちをセルフイメージの杭に縛り付けている要因、2つ目がドリーム・キラーの存在です。
ドリーム・キラーとは文字通り、私たちの夢の殺し屋です。それは、私たちの周囲の人たちです。特に近しい人ほどドリーム・キラーとなる確率が高まります。
ただし、決してあなたを陥れようといった邪まな考えを持っている人たちではありません。逆にあなたの事を思う人ほどドリーム・キラーとなってしまう確率が高いのです。
夢や目標を取り除いてしまうドリーム・キラーの声
どういうことかを説明しましょう。あなたに目標や夢があるとします。ドリーム・キラーにとって妥当な目標や夢であれば問題はありません。
しかし、あなたの目標や夢がドリーム・キラーにとっての常識外だと大変です。
いかにその目標や夢が妥当性がないかを、根拠に乏しいのかを、可能性が低いかを訴えてきます。ドリーム・キラーの過去の情報や経験から導き出した答えでです。
あくまで善意からの意見ですが、あなたの目標や夢への自信を無くすには十分です。
ドリーム・キラーはこのようにあなたの目標や夢への自信や確信を打ち砕いてしまいます。そして、あなたのセルフイメージにはドリーム・キラーに言われた言葉がインプットされてしまうのです。
したがって、あなたは杭につながれた像のように自分の能力を過小評価させられてしまいます。
③.世間からの視線を恐れる自分自身

私たちをセルフイメージの杭に縛り付けている要因、3つ目が世間からの視線を恐れる自分自信です。
私たちは生まれた時から集団社会で暮らしています。よって、社会から孤立しないように小さいころより教育を受けてきました。
社会から孤立しないようになるには周囲の人と同じ道を進むしかないと教えられてきたのです。
レールを外れることの恐怖心
みんなと同じ道にすすむのが唯一の成功の道。
社会に植えつけられたこの概念に私たちは多かれ少なかれ縛り付けられています。この社会的価値観こそが私たちの道徳であり、しあわせだと認識してしまっているのです。
その結果、社会的価値観から外れることを私たちは無意識のうちに恐れるようになってしまいました。社会的価値観から外れてはいけないという自分がセルフイメージに埋め込まれてしまっています。
そのため、自分の行動によって世間からどのように見られるかにとても恐怖を感じてしまうのです。
セルフイメージの杭に縛り付けられてしまう3つの要因ーまとめ
私たちは心の中の高圧的な声、ドリーム・キラーの発言、世間の視線に縛り付けられています。
結果的にセルフイメージの杭は肥大化し、私たちを縛り付けているのです。
私たちが本当の意味で自由になるにはこの杭を抜くしかありません。
では、どのようにしたら抜くことが出来るのかについて次の章から考えていきましょう。
2.セルフイメージを高める4つの成功法則

この章では赤ちゃんの成長の原動力を考えてみましょう。主にあかちゃんの原動力は下記の4つがあげられます。
- 将来への希望・好奇心(ビジュアルの力)
- 周囲の期待
- 自分自身に対してのゆるぎない信頼
- セルフ1がいない
ひとつひとつ順を追って考えていきましょう。
1.将来への希望・好奇心(ビジュアルの力)
動けるようになるって楽しいことだろうな。行きたいところにいけるってすごいなー。自分が望んだところに移動できるってわくわくするなー。
当然、言葉は理解できないので、頭の中のイメージでのお話です。
あかちゃんは近い将来自分がハイハイをして動けることに確信を持っています。
そして、ハイハイが出来たその先にあるわくわくに目を向けています。つまり好奇心ですね。
あかちゃんの行動にはセルフ2を効率よく機能させるためのヒントであふれています。
セルフ2を最も力強く働かせるのは感情とセットになったビジュアルの力なのです。感情×ビジュアル=リアリティ
ここでは感情とビジュアルが結びつくことが、セルフ2を効率化するカギだということを頭に入れておいて下さい。
2.周囲の期待
ハイハイなんてそんな恐ろしいことあなたには出来ない。ハイハイをするとひざを痛めて取り返しがつかないことになるかもしれないんだぞ。まだあなたにはハイハイなんて早すぎる。
あかちゃんがハイハイをし始めているのにこんな考えになる親や親戚一同はいないでしょう。当然ですよね。だって、この赤ちゃんの貴重な成長の一瞬なんですから。
誰一人このあかちゃんがハイハイ出来ないなんて思わないでしょう。この子には無限の可能性が備わっているんですから、できて当然としか思わないでしょう。
あかちゃんの周りは優秀なコーチだらけ
ここでドリームキラーの話を思い出してみて下さい。誰一人このあかちゃんの成長を疑う人がいないということはドリームキラーがいないということです。
あかちゃんは大人よりもはるかに敏感です。たとえ、言葉はわからなくても周囲の人たちの態度はすぐに伝わります。
もし、自分のやっていることに周囲が否定的な感情を発していたらすぐさま察知してしまうことでしょう。
周囲にひとりでもドリームキラーがいたら大変です。自分は出来ないあかちゃんなのかもしれないとイメージしてしまうかもしれません。
でも、あかちゃんの無限の可能性に期待する周囲にドリームキラーがいるわけもありませんよね。
あかちゃんの周にりはあかちゃんの成長を期待している優秀なコーチしかいないのです。この環境こそがあかちゃんの成長に大きくつながります。
当然、私たち大人も期待をされればそれに答えようとして実力をアップさせることが出来るのです。
この現象はピグマリオン効果と呼ばれています。コーチを付けている人が潜在意識の力を発揮しやすい環境にあるのは、このためです。
3.自分自身に対してのゆるぎない信頼
自分がハイハイをすることが出来るというゆるぎない信頼を持っていることもあかちゃんの成長に寄与しています。
ハイハイが出来るようになるまで一度も失敗をしない赤ちゃんはいません。
私たちはハイハイが出来た瞬間に焦点をあてがちですが、ハイハイが出来るようになるまであかちゃんは挑戦と失敗の繰り返しだったということを振り返ってみる必要があります。
何度も何度も失敗しても自分がいづれ成功できると信じているからハイハイを試みる行動を繰り返すのです。
ハイハイしている自分をリアリティを持って認識しています。
そして、周囲も出来ると信じている中で自分だけが自分を信頼しないなどということはあり得ません。
自分は出来るあかちゃんだとわかっていいます。だからこそ、何度も何度も挑戦と失敗を繰り返しても行動し続けることができるのです。
あかちゃんと大人の違い
これとは逆に多くの大人はわくわくするビジョンもない、ビジョンもないから達成するリアリティもない、ドリームキラーはいても周囲から期待されることはない。
世間の目が気になる。このような環境下では自分を信頼することが出来ない。信頼できないから、行動も挑戦も出来ない。唯一望むことは失敗だけはしたくない。といった感じに日々をすごしています。
あかちゃんと同じように無限の可能性があるにもかかわらず、セルフ2の能力を押し殺してしまっているのです。
恐れに焦点を合わせてしまうのではなく、自分を信頼することに焦点を合わせてみて下さい。
4.セルフ1がいない
あかちゃんの周りには自己を伸ばすのに恵まれた環境があるうえ、あかちゃんには言葉を話せないというメリットがあります。
言葉を話せないという事は、セルフトークを行う中心人物セルフ1があかちゃんの中にはいないということなんです。
セルフ1は言葉によって意志を伝達する性質があります。そのため、言葉がつかえない赤ちゃんには住み着いていないのです。
セルフ2を効率よく扱う上であかちゃんの置かれている環境は、この上なく恵まれているといってもいいでしょう。
だからこそ、あかちゃんの潜在的な力は爆発的に伸びていくのです。
あなたにも当然、このあかちゃん同様セルフ2の驚異的な力は備わっています。しかし、周囲の環境や、セルフ1の妨害により、セルフ2の能力を伸ばし切れていないのです。
口うるさいセルフ1の力を抑え、セルフ2を伸ばすことが出来ればいいのです。あなたには必然的に驚異的な力が身につくこととなるでしょう。
セルフイメージを高める4つの成功法則ーまとめ
あかちゃんの行動をヒントにあなたのセルフイメージを高める簡単な方法をお伝えさせていただきます。
- 将来へのビジョンを期待し、わくわくしながら思い描く
- 優秀なコーチをつける
- 自分を信じ失敗を恐れずに行動する
- セルフ1を認識し、高圧的な声が聞こえてきても無視する
あなたにはあかちゃんと同じくらい無限の才能があります。そのような素晴らしい能力をセルフイメージの杭に打ち付けておくのはもったいないことです。
セルフイメージを高める天才あかちゃんから学ぶ4つの成功法則 まとめ
今回は私たちのセルフイメージがどのように構築されていくかについてお話させていただきました。
また、私たちがセルフイメージに縛られてしまう要因についてもご理解いただけたことと思います。
そして
- あかちゃんの原動力どうして可能性に満ちているのか?
- 私たちが赤ちゃんから学べることがあるのか?
に焦点を合わせてお伝えさせていただきました。
私たちがしばられている環境から脱するにはあかちゃんの成長の原動力から学ぶことがたくさんあります。
私たちもあかちゃんを見習い自分の可能性に目を向けてみようではありませんか。
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