- Qこの記事で学べる内容はなんですか?
- A
実際のコーチングで行う質問を投げかけていきます。あなたには質問を答えて頂きながらセルフコーチングを体験して頂きます。そのうえで職場の人間関係を気にしないでよくなるためにストレスの根本を取り除いていきます。
下のリストの手順に沿って質問を投げかけさせて頂きます。
- あなたはどのような職場の人間関係のストレスを抱えていますか?
- あなたのストレスが持つ第1感情は何ですか?
- あなたの第1感情は身体のどこら辺にありますか?
- あなたの第1感情の質感はどんな感じですか?
- あなたの第1感情に名前を付けるとしたらどんな名前ですか?
- 第1感情をじっくりと味わう
- 今何を感じていますか?
それぞれの質問の詳細や意図もあわせて書き足しておりますのでブログを読み進める事であなたの中のストレスが明確になり、対処していくことが可能となります。
職場の人間関係を気にしないでよくなりたい方は次の章からセルフコーチングを体験して下さい。
【プロコーチ直伝】職場の人間関係を気にしないでよくなる方法-セルフコーチング編
この章ではコーチングで行うプロセスコーチングという感情を深く感じるコーチングをそのまま記事にてお伝えさせて頂きます。感情は押し殺せば押し殺すほどストレスとなって自分自身に跳ね返ってくる性質を持っています。
そのためしっかりと自らの心に向き合い正しいプロセスで感情を感じることが出来ればストレスはおどろくほど少なくなっていくのです。
このセルフコーチングを習慣化する事であなたは職場の人間関係を徐々に気にしなくなっていく事でしょう。
1.あなたはどのような職場の人間関係のストレスを抱えていますか?
職場の人間関係のストレスでも様々なタイプがありますよね。嫌な上司との関係、同僚との軋轢、部下との衝突。そのほかにもさまざまなタイプのストレスがあるはずです。
あなたはどのような職場の人間関係のストレスを抱えていますか?
いくつもストレスを持っているかも知れませんが、この質問ではまずその中でも最も大きなストレスにあたりをつけて出して見て下さい。
あなたの中に巣食うストレスには大きなものから、小さなものまでさまざまでしょう。まずは、大きなストレスを軽減していくことで、心のスペースに余裕が出来て行きます。
あなたの最も大きなタイプのストレスはなんでしたか?
2.あなたのストレスが持つ第1感情は何ですか?
ストレスのタイプによってそのストレスがもつ感情は様々です。憎悪、嫉妬、執着、怒り、妬み、悲しみ、寂しさ、ほかにもいろいろなタイプの感情があるでしょう。
ストレスの感情には第1感情と第2感情と呼ばれるものがあります。怒りや憎しみなど相手に向かう感情は第2感情で、悲しみや寂しさ第1感情となります。
感情は本来第1感情として生まれたものが、変化して第2感情となって行くのです。ということは、第2感情が生まれる前には第1感情がいたという事です。
例えば、怒りがあったとしてもその感情をじっくりと観察していくと、軽率に扱われたことに対する悲しみというケースもあるという事です。
あなたのストレスが持つ第1感情は何ですか?
第2感情は焦点をあてると増幅してしまうという性質を持っています。一方、第1感情は焦点をあてると解放されて行くという性質をもっているのです。
3.あなたの第1感情は身体のどこら辺にありますか?
ストレスを感じているということは、必ず身体のどこかにシグナルが発生しています。それは胃のあたりの不快感かもしませんし、心臓の鼓動に影響を与えているかもしれません。ほかの部分かもしれません。
あなたの第1感情は身体のどこら辺にありますか?
職場の人間関係のストレスはあなたの中に長い間蓄積されているため、もしかしたら、身体のコリや痛みとなって表れてきているかもしれません。
ストレスを感じる場所に意識を向けることで、ストレスの持つ第1感情をじっくりと観察していく事が出来ます。
第1感情がどこらへんにあるのかポイントを見つけてみて下さい。
4.あなたの第1感情の質感はどんな感じですか?
職場の人間関係のストレスの根本には第1感情が眠っています。その第1感情を心の奥深くに封じ込め、無意識的に見て見ぬふりをすることでストレスとして育っていくのです。
あなたの第1感情の質感はどんな感じですか?
あなたの身体にある第1感情の質感はどのような質感でしょう。ごつごつした質感かも知れませんし、心の中にもやがかかっているような違和感かも知れません。もしかしたら、全体を覆っているような質感かもしれませんし、ネバネバしているような質感かも知れません。
質感として第1感情を感じてみると今までとは第1感情の感じ方が大きく変わって来るかも知れませんし、変わらないかも知れません。しかし、質感を意識することで目に見えないストレスが具現化される効果は大きいのです。
5.あなたの第1感情に名前を付けるとしたらどんな名前ですか?
あなたが無意識的に感じている職場の人間関係のストレスの場所を特定し、具現化してもらいました。そうすることで、よりストレスに意識が向かいやすくなるからです。
あなたの第1感情に名前を付けるとしたらどんな名前ですか?
先ほど具現化していただいた第1感情に名前を付けることでよりストレスをイメージしやすくなって行きます。
悲しみだったら、悲しい感じでも、ぽっかりと穴が開いている感じでも名前は何でも結構です。名前を付けるのは、これから深く第1感情を味わってもらう過程において、スタートラインを明確にしておく必要があるからです。
第1感情に深く入り込んだとしても、スタートラインを思い返すことが出来れば感情はすぐにスタートラインに戻ってくることが出来ます。
大きな感情と向かいあう時にはスタートラインがきっちりと明確にあるほうが感情に翻弄されずに済むため、スタートラインを決めることの意義は大きいのです。
6.第1感情をじっくりと味わう
先ほどまでに具現化して名前をつけた第1感情をじっくりと味わってみて下さい。3.あなたの第1感情は身体のどこら辺にありますか?で身体に意識を向けて頂いたポイントで第一感情を感じてみるとよりわかりやすいかも知れません。
今まで見てこなかった感情に意識を向けて、その感情が発するエネルギーを注意深く観察してみて下さい。
あなたがしっかりと味わうほどその感情と深く繋がることが出来てきます。目を背けずしっかりと向かい合う事で、第1感情は静まり、ストレスを発生させる事もなくなってくるでしょう。
職場の人間関係のストレスは長い間この第1感情に意識を向けずに来たことで大きくなっているのです。
だからこそ、第1感情とじっくりと味わい、対話をする時間がとても大切なんです。
7.今何を感じていますか?
どうでしたか?第1感情をじっくりと味わうことが出来たでしょうか?あなたの第1感情はあなたに何を求めていたのでしょう。
今何を感じていますか?
第1感情との対話を終えた、今この瞬間のあなたは何を感じていますか?先ほどまであったストレスはどうでしょう?あなたの中でどのような変化があったでしょうか?
職場の人間関係のストレスは長い間、第1感情を押し殺していた事が大きな要因のため、1回の対話だけではすべてのストレスが軽減するわけではありません。しかし、対話をしたことにより、心は対話をする前よりも軽くなっているはずです。
職場の人間関係のストレスを軽減して行くには、今回のように自分と向かい合う時間を定期的にとって見る事をお勧めします。
Ⅱ.職場の人間関係のストレスを改善するコーチング7ステップ まとめ
- あなたはどのような職場の人間関係のストレスを抱えていますか?
- あなたのストレスが持つ第1感情は何ですか?
- あなたの第1感情は身体のどこら辺にありますか?
- あなたの第1感情の質感はどんな感じですか?
- あなたの第1感情に名前を付けるとしたらどんな名前ですか?
- 第1感情をじっくりと味わう
- 今何を感じていますか?
今回の流れはプロセスコーチングという流れをそのままお伝えさせていただきました。
あなたの感情をじっくり味わってみてもらうことで、抑圧されていたストレスの原因と向き合い、ストレスを軽減していくコーチング法を記事としてアレンジさせて頂きました。
私達は頭で物事を考えることは小さなころより学んできましたが、心を感じる方法をまったく学んできませんでした。その為、自らの感情を顧みる習慣がまったくないのです。
ストレスを軽減していく最も効果的な方法のひとつは自らの感情を顧みることです。
あなたの感情を定期的に顧みる習慣をつけることは職場の人間関係のストレスを改善する上でとても効率的な方法となって行くことでしょう。
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