ニーチェの言葉に学ぶ心が楽になる生き方12選

ニーチェの言葉

今回の記事ではニーチェの言葉から人生を楽に生きるヒントを見出していこうと思います。

「超訳ニーチェの言葉」からピックアップした引用を取り出し、コーチとしての視点から解説を加えていこうと考えております。

面白いことに哲学科のニーチェの思想と、心理学者のアドラーの思想が
とても共通項に満ち溢れていることです。

アドラーとはコーチングの源流であるアドラー心理学を生み出した心理学者です。
詳しくは人を必ず成功に導く21世紀の劇薬!アドラー心理学入門をご覧ください。

コーチとしてニーチェに興味を持ちましたので、
今後はニーチェについても深く掘り下げていければと思います。

また、関連記事として生きがいと向き合う!アメリカ史に残る3人の偉人の言葉をご覧ください。成功者の思考とニーチェの言葉には共通点がとても多くあるからです。

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1.はじめの一歩は自分への尊敬から

はじめの一歩

自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。

そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。

自分を尊敬すれば、悪い事なんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。

そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、ほかの人も見習いたくなるような人間になっていくことがである。

それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。

「力への意思」

コーチはクライアントに対していつでもこのような認識を持っています。
目の前にいるクライアントは無限の可能性を秘めている人生の主人公なんだと。

このような認識をもっているため、クライアントに対して絶対の信頼を置くことが
出来るのです。

クライアントも絶対の信頼を置かれることで、自分の能力には限界がないのだと
認識し、自分で定めていた限界値を超える働きかけが出来るのです。

当然、自分自身に対して尊敬の念を持てば同様に自分の殻を破ることが出来ます。
自分自身を尊敬することは一害なくて百利ありといったところでしょうか。

2.自分の評判など気にするな

評判

誰だって、他人から自分がどう思われているか知りたいものだ。

良く想われていた医師、少しは立派だと思われたいものだし、大切な人間の部類に入れてほしいものだ。だからといって、自分への評価を気にするばかりに、聞き耳を立てるのはよくない。

なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのが普通のことだからだ。

自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなんかほとんどない。そういうのとは全然違う評価をされてるのが全く普通だからだ。

だから、腹をたてないためには、自分の評判や評価など気にしてはいけない。他人がどう思っているかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。

そうでないと、本当は嫌われているのに、部長だの社長だの先生だのと呼ばれることに一種の快感や安心を覚えるような人間になってしまう。

「人間的な、あまりに人間的な」

アドラー心理学では私たちは他者からの期待を満たすために生きているのではないと考えています。少し厳しい表現に聞こえるかもしれませんね。

でも、他者の期待に応え続ける人生を創造してみて下さい。それは自分の人生を投げ出して、他者の人生を生きることになってしまいませんか?

アドラー心理学では他者もまた自分の期待を満たすために生きているのではないと捉えています。

人の評価を気にしたり、人が期待通りに動いてくれないことで最も精神的ダメージを受けるのは自分自身です。

他者の期待を満たすことや、自分の期待を満たすために他者を操ろうという意識を捨て去ってしまえば、人生はとても軽くなっていきます。

3.1日の終わりに反省しない

反省

仕事を終えて、じっくりと反省する。一日が終わって、その一日を振り返って反省する。すると、自分や他人のあらが目について、ついにはウツになる。

自分のだめさにも怒りを感じ、あいつは憎たらしいとおもったりする。たいていは、不快で暗い結果にたどりつく。

なぜかというと、冷静に反省したりしたからなどでは決してない。単に疲れているからだ。疲れ切った時にする反省など、すべてウツへの落とし穴でしかない。

疲れているときは反省をしたり、振り返ったり、ましてや日記など書くべきではない。

活発に活動しているとき、何かに夢中になって打ち込んでいるとき、楽しんでいるとき、反省したり、振り返って考えたりはしない。

だから、自分をだめだと思ったり人に対して憎しみを覚えたりしたときは、疲れている証拠だ。そういうときはさっさと自分を休ませなければいけない。

「曙光」

反省とはフロイト的な前時代的発想の原因論に固執した考え方です。原因論とはものごとの原因を追究するという考え方です。

昔であれば問題の原因を1つか2つ見つけて解決出来ていたのかもしれません。しかし、現代社会に暮らす私たちにとっての問題とは様々な要因が絡み合って出来ていることばかりです。

すべての原因を見つけてその原因をひとつひとつ潰していくなどということは、私たちの命が有限である限りやり続けることは難しいでしょう。

また、原因論的アプローチでは原因を振り返るだけで気持ちが暗くふさぎ込み、生きる気力すらも失われていくという特徴があります。

コーチングの基本的な考え方では、原因論的アプローチで生み出すものは何もないと認識しています。だからこそ、ニーチェの言葉同様反省は無意味だと考えているのです。

反省からは何一つ得られることはありません。気持ちを暗くしてしまうだけです。反省なんてしないと開き直っているほうがはるかに心にも身体にも衛生的であると言えます。

4.疲れたらたっぷり眠れ

睡眠

自己嫌悪におちいったとき、何もかも面倒で嫌になったとき、何をしてもくたびれて仕方ないとき、元気を取り戻すためには何をすべきだろう。

ギャンブル?宗教?流行のリラックス療法?ビタミン剤?旅行?飲酒?

そんなことよりも、食事をして休んでからたっぷりと眠るのが一番だ。しかも、いつもよりずっと多くだ。

目覚めたとき、新しい力が漲る別の自分になっているだろう。

「漂泊者とその影」

このブログでも睡眠の大切さは結構伝えています。

例えば会社の人間関係のストレスから劇的に解放される4つの方法、自己受容力をアップする2つのやり方では昼寝をすることや、
十分な睡眠をとることがストレス解消には最適だということを書いています。

適度な睡眠こそ最高のリラクゼーション方法だと言えるでしょう。
疲れている時はゆったりと眠ってストレスや疲労を取り除いてみることが大切です。

5.いつも機嫌よく生きるコツ

機嫌がいい

不機嫌になる大きな理湯の一つは、自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役に立っていないと感じることだ。

だから、不機嫌な老人がいる。一方で輝く青春の真っ只中にいる若い人たちが不機嫌なのは、自分が社会の中で生産的な存在になることがまだなかなか難しいからでもある。

したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な歓びになる。

「人間的な、あまりに人間的な」

アドラー心理学でいうところの共同体感覚です。
共同体感覚について具体的には人を必ず成功に導く21世紀の劇薬!アドラー心理学入門Ⅰ.共同体感覚をご覧ください。

アドラー心理学では
「人は共同体の中で自分の存在価値を感じ続けるために生きている。」
と考えています。

また、アドラー心理学では「人間の悩みはすべて人間関係にある。」
とも言っています。

この相反する考え方を持ちながらも幸福に生きていくには
共同体感覚を持つことが大切だと考えました。

共同体感覚とは、他者を信頼し、他者に貢献し、自分を受け入れることです。

社会の一員として他者に尽くしながらも、且つ自己受容をすることで、
心の平穏が得られるのだと伝えています。

6.「~のために」行うことをやめる

STOP

どれほど良いことに見えても、「~のために」行うことは、貧しく貪欲なことだ。

誰々のためにであろうとも、何々のためにであろうとも、それが失敗したと思える時には相手、もしくは事情や何かのせいにする心が生まれるし、うまくいったと思えるときには自分の手柄だとする慢心が生まれるからだ。

つまり、本当は自分のためにだけ行っているのだ。

けれど、純粋に能動的な愛から行われるときには、「~のために」という言葉も考えも出てくることはない。

「ツァラトゥストラはかく語りき」

「~のために」とは自らを犠牲としてしまう言葉です。「~のために」行うということを掲げた瞬間にそれは自分のレールではなく、他者や社会のレールに乗ってしまったことを指します。

ニーチェの言葉にある通り、人が能動的に行うことに「~のために」はありません。

例えば、コーチングでも「社会のために」成し遂げたいことがあるという事が話として出てきたら、深く掘り下げていきます。

そうすると、実際は世の中を変えていくことで人々を笑顔にする手助けをしたいという気持ちが表出してきたりします。

こうなると人々の笑顔にするならほかにどのようなアイデアが出てくるのか楽しく生き生きと語ってくれるものです。

人は気持ちに道徳的な仮面をつけたり、社会正義的な仮面をつけたりすることが多々あります。そうすることで、無意識的に他者からの評価が得られることを実感しているからです。

他者からの承認を得たいという働きかけにより、「~のために」という仮面をつけてしまうものなのです。

もしあなたが「~のために」何かをしようと考えられたのであれば、本当はこれを通して何を得体のだろう?と考えて見てください。

潜在意識は質問をすることで、自分の本当の感情を知らせてくれるものです。

7.無限の豊かさは自分にある

無限の豊かさ

同じものをあいてにしていても、ある人は一つか二つくらいのことしか、そこから汲み出すことができない。このことはふつう、能力の差だと思われている。

しかし実は人は、そのものから何かを汲み出しているのではなく、自分の中から汲み出しているのだ。その物に触発されて、自分の中で応じるものを自分で見出しているのだ。

つまり、豊かな物を探すことではなく、自分を豊かにすること。これこそが自分の能力を高める最高の方法であり、人生を豊かに生きていくことなのだ。

「悦ばしき知識」

私たちコーチが指針として掲げていることです。

私たちコーチは人はもともと想像力と才知にあふれ、欠けるところのない存在であると考えています。

だからこそ、その人の中にある無限の可能性を心から信じ、応援していくことができるのです。
しかも、すべての人がみなヒーローであり、ヒロインなのですからこれほど楽しいことはありません。

にもかかわらず、自分の能力を過小評価している人が多いのも事実です。
自分の中には無限の才能があると自覚するだけで世界は大きく変わってくるものです。

自分の中の無限の可能性を是非とも信頼してあげて下さい。
必ず期待に応えてくれるはずです。

8.朝起きたら考えること

クエスチョン

一日をよいスタートで始めたいと思うなら、目覚めた時に、この一日のあいだに少なくとも一人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうかと思案することだ。

その喜びは、ささやかなものでもかまわない。そうして、なんとかこの考えが実現するように努めて一日を送ることだ。

この習慣を多くの人が身に付ければ、自分だけが得をしたいという祈りよりも、ずっと早く世の中を変えていくことだろう。

「人間的な、あまりに人間的な」

この考え方もアドラー心理学の他者貢献につうじますね。ニーチェの言葉には人が本当にしあわせになるためのすべての叡智が詰まっているように感じます。

人をしあわせにしてあげられることが何よりも自分のしあわせに通じていくことをニーチェは100年以上前から知っていたということですね。

ここでひとつ、他者貢献に対してお伝えさせていただきます。あくまでも見返りをもとめないのが他者貢献です。他者からの見返りありきで他者に貢献しても自分をしあわせにすることは出来ません。

他者に貢献できたというあたたかい気持ちこそ他者貢献の本質だからです。

9.楽しんで学ぶ

学び

たとえば、外国語を学んでまだ少ししか話せない人は、すでに外国語に通じて流暢な人よりも、外国語を話す機会をとてもうれしがるものだ。

こういうふうに楽しみというものは、いつも半可通の人の手にある。外国語に限らず、やり始めた趣味は、いつも楽しくて仕方がないものだ。

けれども、そうであるからこそ、人は学ぶことができる。つまり、大人であっても、遊ぶ楽しさを通じて何かの達人になっていくのだ。

「人間的な、あまりに人間的な」

私にとってはコーチングがまさしくこの感覚でした。
楽しくて仕方がないからいつの間にか知識や経験が増えていったということです。

ブログの記事を書くのも同じ理由ですね。

楽しいことはやっているだけでストレスの解消になり、且つスキルが上達するのですから。
楽しいことを仕事に出来たら毎日がしあわせで充実した日になるということですね。

「今取り組んでいる対象に100%の心理的エネルギーを注いでいる状態」
をフロー体験と言います。

楽しいことをしている時はフロー体験を経験出来るのです。
フロー体験についてはプロコーチ直伝!潜在意識を効率的に使いこなす方法をご覧ください。

10.人を喜ばせると自分も喜べる

喜び

誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする。

どんなに小さな事柄でも人を喜ばせることができると、私たちの両手もここをも喜びでいっぱいになるのだ。

「曙光」

こちらも共同体感覚ですね。

人を喜ばせることがしあわせな心を育むなによりもの近道だということですね。
私もブログを書く最も大きな理由のひとつとして掲げています。

記事を書くことでたとえ一人でも喜んでくれることを考えるだけで
気持ちが満たされてくるものです。

ブログを書くことで共同体感覚を感じることができるので、
記事を書くほど心が充実していきます。

人を喜ばせることは、人によってさまざまでしょう。
自分自身に出来ることを見つけて一歩踏み出されてみてはいかがでしょうか。

きっと、ストレスから解放されて心がしあわせで溢れてくるはずです。

11.心にはいつも喜びを

心

利口であれ。そして、心に喜びを抱け。

できるならば、賢明でもあれ。

そして心には、いつも喜びを抱いているように。

これが人生で最もたいせつなことなのだから

「漂泊者とその影」

心にはいつも喜びを。
とはいえ、ニーチェの言葉のように実際に希望で満ち溢れている人は多くありません。

理由は、原因論で人生を考えている人が多いからだと言えます。

「もっといいうちに生まれていれば幸せになれたのに」

「もっといい大学に入っていれば幸せになれたのに」

「もっと容姿がよければ・・・」etc

このような原因論で人生を捉えている限り心からのしあわせを感じることは出来ません。

なぜなら、今の自分では満足できないという思考があるからです。
自己受容が出来ていないため、自分自身を受け入れることが出来ないのです。

人間は過去に戻って事実をとりのぞことは出来ません。
原因論で考えることは人生を難しくするだけで精神衛生的によくありません。

過去のとらえ方を変えて未来志向で考える目的論こそが
人間の心を喜びで満たしてくれる考え方になります。

心にいつも喜びをもつのなら、変えられない過去に意識を置くのではなく、
変えられる未来に目をやるべきです。

コーチングを受けることで人が心からのしあわせを手に入れる最大の理由は、
コーチが目的論でクライアントに接しているからです。

無限の可能性を秘めたクライアントの未来は無限に明るいのだと
コーチが信じているからクライアントも自分の可能性の大きさに気が付いていきます。

自分の可能性の大きさを知ることで心がいつも喜びに満たされるのです。

12.この瞬間を楽しもう

この瞬間

楽しまないというのはよくないことだ。つらいことからいったん目をそむけてでも、今をちゃんと楽しむべきだ。

たとえば、家庭の中に楽しまない人がたった一人いるだけで、誰かが鬱々としているだけで、家庭はどんよりと暗く不快な場所になってしまう。もちろん、グループや組織においても同じようになるものだ。

できるだけ幸福に生きよう。そのためにも、とりあえず今は楽しもう。素直に笑い、この瞬間を全身で楽しんでおこう。

「悦ばしき知識」

アドラー心理学でも同様の事を伝えています。
未来や過去よりももっとも重要なのは「今ここ」であると。

アドラーは様々な理由をつくっては今やるべきことから逃げている状態を
人生の嘘と言っています。

過去の原因にしがみつき今やるべきことから逃げていては未来は一向に
変わらないのだと伝えています。

いまを全力で生きるという事は今を楽しむことと同義です。

今やるべきことをやらなければ未来は変えられません。
逆に今を全力で生きれば未来は変わるものだと伝えています。

人生の嘘をつきとおし、自分の人生を虚飾で塗り固めていては
生涯しあわせをつかむことは出来ません。

アドラー心理学では過去と他人は変えることは出来ないが、
自分と未来は今ここから変えることができると伝えています。

しあわせになるという気持ちさえあれば、
いまこの瞬間から人生を変えていくことができるのです。

まとめ

私は心理学や潜在意識については昔からなによりも好きだったので、
いろいろと勉強していました。

しかし、哲学と聞くと堅苦しい印象があり、
まったく向き合ってきませんでした。

昨日たまたま書店で超訳ニーチェの言葉という書籍が書店にあり、
偶然それがうちの本棚にもあったもので読んでみたのです。

まさに意味のある偶然の一致であるシンクロニシティがおきた瞬間でした。
(シンクロニシティに関して詳しくはシンクロニシティを味方につけて人生を飛躍させる5つの方法
をご覧ください。)

これを読むと、アドラー心理学やコーチングと考え方や思想が
面白いくらい似ていて興奮を覚えてきました。

生まれも育ちも違うのになんでこんなに思想が似ているのだろうと。

そして、たまたま書店で見かけた本がたまたま本棚にあったことを考えると、
やっぱり不思議な気持ちに襲われます。

今のタイミングで偶然出会ったということは将来的に大きな意味があるのだろうと
思ったもので、このタイミングで記事にしてみました。

まだまだアドラー心理学やコーチングと通ずるニーチェの言葉は山ほどあるので
今後の記事でもニーチェの言葉をどんどん伝えていければと思います。

アドラー心理学やニーチェの言葉を知らない人が聞いたら、
考えすぎていた心がとても軽くなってくるのではないでしょうか。

ストレスを抱え込みすぎて心が悲鳴をあげてしまった時には、
アドラー心理学やニーチェの言葉を思い出してみて下さい。

参考文献

超訳ニーチェの言葉 フリードリヒ・ニーチェ ディスカバー