向上心が高い人になる7つの方法-潜在意識の活用術

向上心が高い人になる7つの方法-潜在意識の活用術 潜在意識活用法

人は現状を保とうとする生き物です。私たちは現状維持が大好きって事ですね。だから、努力をして現状を変えるなんてそもそも人の本能に逆らってるんです。

よく、潜在意識は表層意識よりも膨大だって言われていますよね。まさにその通りで、表層意識で向上心を高めるぞといくら息巻いても潜在意識が現状維持モードなら巨象に挑む蟻んこが如し。なんの変化もあるはずがありません。

では、どうするか?あなたの潜在意識の性質を利用して向上心を上げるってのが一番です。潜在意識は現実とイメージの差が尽きません。よりリアリティの高い方をリアルとして考える性質を持っています。ここにつきます。

リアルだと思った現状を保とうとするために潜在意識は働き出すのです。

馬の目の前にニンジンをぶら下げるって話をあなたも聞いたことありますよね。この馬はニンジンを食べるためにひたすら走り続けます。どうしてか?ニンジンを食べているというイメージがリアリティを帯びているから馬は走り続けるんですよね。

潜在意識もこれと同じ。リアリティを帯びているイメージにたどり着こうと走り続けるんです。要は、あなたの向上心を高めるのはあなたの潜在意識次第ってことなんです。

ということで、今回の記事では、あなたの向上心が高い人になる方法についてお伝えして行きたいと思います。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。

□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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1.人生の目的を創る

 

あなたの価値観を明確にする事って潜在意識を理解する上でとっても重要な事なんです。

例えば、つながりを価値観としている人が人とまったく関わらない仕事についていたとしたらどうでしょう?自分自身の価値観から離れた仕事で向上心が出ないのは当然ですよね。にもかかわらず、自分の価値観に気付いてすらいなかったらこの人は自分の向上心のなさの原因が分かりませんよね。

何事も原因が分からなければ対処の使用がありません。価値観を明確にするということは、その原因を探して行く健診のようなものなんです。

私たちコーチが提供しているコーチングはその人の価値観を明確にした上で、その人独自の「人生の目的」というものを作成して行きます。「人生の目的」ってコーチングの中でもっとも大切なんでずよ。

あなたが人生でどんなことを成し遂げたいのか?制約がなければ何をしたいのか?自分自身とつながり考え抜いて作り上げる目的だからこそ、この「人生の目的」は潜在意識にダイレクトに働きかけるんです。

自分はこのために生まれて来たんだ。だから、全力を尽くすぞって状態にあなたの潜在意識がなってくれるんですよね。ということで、価値観の見つけ方から人生の目的の創り方までを下記の記事にて書かせて頂きました。あなたの人生の目的を創る参考にされて下さい。

60分で人生が変わる魔法のノートの創り方

2.生きがいを見つける

 

コーチングでいう所の「人生の目的」とは自らの人生を悔いなく生きる目的です。そこには自分だけでなく周囲の人たちに与える影響も含まれています。一方、生きがいとは「人生の目的」のように成し遂げるものではなく、ただただ自分の好きなことを探求していくといった趣旨ですね。

没頭できる趣味も生きがいですし、かわいい子供の成長を見るのも生きがいですし、生きがいとは人それぞれです。生きがいが見つかると日々のストレスが減って来ます。

カリフォルニア大学の研究チームが115人の被験者で実験をした記録があります。それには趣味に没頭している人は終始楽しいと感じ、脈拍もゆっくりになって行くそうです。また、趣味に没頭し終わってからも同様の効果が数時間続いたそうです。

私たちは没頭できるほどの生きがいがあるだけで、人生は輝きを増すように出来ているということですね。あなたにストレスがたまり続けている状態では潜在意識を効率的に働かせることは出来ません。適度にストレスを発散できる生きがいを見つけることはとても理に適っているんですよね。

3.サボタージュに気付く

 

コーチングでは人を現状に引き戻そうと働く力をサボタージュ(妨害行為)と呼んでいます。試験勉強をしようと思ったのに、なぜか身体が机に向かわず漫画に手を伸ばしてしまう。こんな経験あなたにもありませんか?こんな力もサボタージュです。

人は本能的に現状維持を選択するメカニズムを持っているんですよね。病原菌が身体に侵入してきたら排除しようと白血球が働くように、現状を変える意志が少しでも自分の中に沸き上がって来るとサボタージュは活性化します。

だから、人って変わろうと思ってもなかなか変われないんです。このサボタージュのせいで。

サボタージュについて詳しくは下記の記事の14.抵抗と観察をご覧下さい。詳しく説明させて頂きました。

やる気を引き出す17の習慣-自分取扱い説明書の使い方

サボタージュが消えていく事で、現状維持に留まる力は弱まるので必然的に向上心が高まって来ます。

4.向上心を高めるなら目的は大きく、目標は小さく

ここでの目的とは「人生の目的」ではなく通常の目的です。

目的と目標の違いが分からないという人も多いので私なりの解釈をお伝えしますね。目的とは山登りで例えるなら目指す山頂の事。

目標とは目的にたどり着くまでのステップです。

山登りするために、朝は4時に起きるという事も、5時には宿舎をシュッツして山登りを始めるという事も目標ですよね。また何時までにどこどこのポイントに到着するなども目標になりますよね。

目標とは目的に向かうまでの計測可能な小さな達成ポイントだと考えると分かりやすいかも知れませんね。

目的だけは大きく、目標を何も持たなければ山頂へ向かう事すら出来ませんよね。また、目標が大きすぎても山登りは困難を極めるでしょう。

例えば、朝方に出発するにもかかわらず休憩は山頂でとなるとペース配分が常軌を逸してますよね。

目標は小さくコツコツと達成できるものであると向上心は湧いて来ます。日々のささやかな進歩がいかに向上心を高めるかについては下記の引用をご覧ください。

ハーバード・ビジネス・レビューの有名な記事「モチベーションとは何か」のなかで、心理学者のフレデリック・ハーズバーグは人の意欲を高める2つの主要因が「達成」と「達成が認められること」であると説いた。

もっと最近の研究ではテレサ・アマビルとスティーブン・クレイマーが数百人の数千日間にわたる日記を分析したものがある。人の本音が書かれた膨大な記録をもおとに、アマビルとクレイマーは「日々のささやかな進歩」こそがやる気を引き出し、高いパフォーマンスを可能にすると結論付けた。

「職場において感情・モチベーション・認知を高める諸要素のなかで、もっとも重要なのは、進歩しているという手ごたえである」と彼らは言う。

エッセンシャル思考より引用

5.向上心が高い人ならどうするか?と考える

 

心理学でいう所のモデリングという方法です。あなたがよく知っている人で向上心の高い人ならどうするか?と考えて見る方法です。

あなたが仕事に対して向上心がなくなっている場合を考えて見ましょう。例えば、向上心の塊のようなサッカー選手の本田圭佑選手ならこの状況をどう意欲的に取り組んでいくんだろう?とイメージして行くと、自分ひとりでは湧かなかったイメージや発想法が出て来ることが結構な頻度であります。

本田選手ならきっと営業成績全国トップを取るとか言っちゃうんだろうなーとか。もし、そんなこと言ったら、あとには引けないしなー。彼ならどんな事して営業成績上げて行くんだろう?ここをこうして、あそこをこうして。。。などなど

営業成績トップを取るなんてまったく意識をしていなかった所から、営業成績トップを取るにはどうするか?という意識の変化があっただけで出て来る発想は大きく変わって来るはずです。

ふさぎ込んだ発想では人の向上心は高まりません。現状維持の力に抗うすべはありません。しかし、向上心が高い人の発想を自分なりにイメージするだけでふさぎ込んだ発想では得られなかったインスピレーションが得られます。

潜在意識はリアリティの高い方をリアルだと認識する性質があると先ほどお伝えしましたよね。ということは、ワクワクするイメージを思い描く頻度が高まるほどそこに到達するために自然と向上心が高まってくるということですね。

6.根拠のないささやきこそすべて!思い切って従って見る

 

実は向上心が低い理由は本当にやりたい事をやっていないからかも知れません。本当はやりたい事があるのにサボタージュに抑え込まれてしまって、気づけていないだけかも知れません。心の奥底には灯があるのにそれに気付けていない状態はモヤモヤした気持ちとなって表れて来ます。

200人以上の永続的な成功者のインタビューをもとに、「永続的な成功を収めるには?」をテーマに掲げたビジョナリーピープルという書籍で成功者に共通するひとつの資質があると書かれていました。それは心の中のささやきに耳を傾ける事です。

ささやきとは根拠もないし、成功する核心なんてなんにもないけれども、ずっと自分の中でくすぶり続けている情熱の炎から発せられる今にもかき消されてしまいそうな小さな声の事を指します。

コーチング用語では疼きとも呼ばれているものです。その疼きに従うと今まで理性で押し殺していた情熱に火が灯ります。心の奥底では本当にやりたいことはすでに決まっているんですね。

自らの疼きに従い本当にやりたい事に意識が向かうと潜在意識が見据える未来が書き換わり、向上心も高まって来ます。

あなたにささやき続けている心の声はなにをあなたに伝えたがっていますか?

7.向上心が高い人になるには自己受容は必須

 

向上心が高い人になるには自己受容できているかどうかも重要なポイントです。自己受容とは自分自身の素晴らしい部分もよくないと感じている部分も全てを受容する事です。ありのままの自分自身を受け入れられて人は初めて心が楽になります。

こういう自分でなくてはいけないという思い込みから解放される事で、自分自身の性格も大きく変化して行きます。

どんな自分自身も認める事が出来れば、サボタージュの声は必然的に小さくなりますし、ささやきに耳を傾けて自分の本当の気持ちにも気付きやすくなって行きます。

自己受容が出来れば心身ともに充実してきます。高まったエネルギーがそのまま向上心に向かう事でより意欲的になって行くのです。

自己受容-脳の中の2人の自分と折り合いをつける方法

向上心が高い人になる7つの方法-潜在意識の活用術 まとめ

 

今回は向上心が高い人になる方法をそれぞれお伝えしてきました。私がコーチとして実際にクライアントさんと探求している内容を中心に組立させて頂きました。

リンク先の記事はそれぞれの項目をより深く掘り下げて書いています。特に人生の目的や生きがいなどは実際のコーチングで使う質問をそのまま記事にしました。

コーチングを受けると結果的に向上心が高まるのは上記の内容を毎回のセッションで繰り返し行い続けているからです。

あなたの周りの向上心が高い人たちはもしかしたら人知れずコーチングを受けているのかもしれませんね。

より潜在能力と自己啓発の理解を深めたい方は下記のカテゴリから必要な記事をご参照下さい。

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