- Qこの記事で学べる内容はなんですか?
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今回の記事では国際コーチのがすぐに身に着けて使うことができるコーチングスキルについてわかりやすく簡単にお伝えさせて頂きますね。
コーチングの資格を取るぞ!!ってなると数百万のお金はかかりますし、数年単位の時間を要することになります。
プロコーチのが言うのもなんですが、そこまでして資格を取るよりも、誰しもが簡単に使えるコーチングスキルを身に着けた方が費用対効果が高いのは目に見えていますよね。
なので、今日の記事ではすぐに身に着けることが出来る19のコーチングスキルをお伝えさせていただきますね。コツとしては、これらすべてを覚えるよりも、2~3こほどあなたが得意そうなスキルをピックアップして実践してみて下さい。
も同様にスキルアップをしていきました。体験を通して身体に入れた方が圧倒的早く覚えていけるのでぜひあなたにあったコーチングスキルをピックアップしてみて下さいね。
コーチングスキルをあっという間に身に着けてコミュニケーションの達人になる方法!
この章ではコーチングスキルをお伝えしていきます。これらのスキルはプライベートのコミュニケーションでも十分すぎるほど威力を発揮します。簡単なスキルから難しいスキルまでありますが、大切なことはひとつひとつ着実に身に付けていくことです。
1.今この瞬間から創る
コーチングスキルにおいて最も大切なことのひとつだと言えるでしょう。あらかじめコーチが着地点を決めてしまってはコーチングとは言えません。着地点を初めから意識せずに、クライアントとダンスを踊るように今この瞬間から創ることが、コーチにとってもクライアントにとっても刺激的で創造的な体験となるのです。
2.核心のスキル
コーチングをするうえで、気を付けたいことはクライアントの時間を有効に使うことです。コーチングをする上で、クライアントの話がまとまりがつかなくなってしまうことはよくあります。そういった時に、要点を簡潔に伝えることで、クライアントの頭の中が整理されていきます。その結果として、クライアントの時間を有効に使うことが出来るのです。
核心の例
「要するにこういうことでしょうか?」
3.拡大質問のスキル
1.パワフルクエスチョンの絶大なる効果
2.今この瞬間に意識を向ける最強の質問
3.視点変換のスキル‐相手の視点を劇的に変える聞き方
4.数値を活用した拡大質問 相手の答えを明確化していく方法
5.【俯瞰のスキル】全体から現状を把握する聞き方
6.【設問のスキル】哲学的な深い問いを投げかける事で内省を促す質問
拡大質問とはコーチングスキルの根幹ともいえるほど重要で奥の深い質問です。クライアントにとって『はい』や『いいえ』で答えられる質問ではなく、本質を考えることの出来る質問です。
①4W1H
拡大質問で主に使う質問は4W1Hです。Who(誰が)What(何を)When(いつ)Where(どこで)How(どのように)を使います。ここでWhy(なぜ)がないのに気が付く人もいることでしょう。なぜ、Whyがないのか?については次の項目でご説明します。
②攻撃的質問Why
なぜという質問は攻撃的質問と呼ばれている質問です。「なぜ~したんですか?」「なぜそのように考えたのですか?」。これらの言葉を聞いていると自分が攻められているような気になってくるのではないでしょうか?コーチングスキルではクライアントが攻められていると感じてしまう質問を意図的に使わないようにしているのです。
③拡大質問の例
- 「誰とどのような話をしていたのですか?」
- 「何が変わるきっかけとなったのですか?」
- 「いつごろそのように感じられたのですか?」
- 「どこからその気持ちはあふれてくるのですか?」etc
4.確認のスキル
確認とはクライアントが自らやると言ったことに、本人から説明をしてもらうスキルです。ただし、クライアントが行動を行ったとしても、行わなかったとしてもコーチが評価するものではありません。あくまで事実関係をクライアントの口から説明してもらうスキルです。
5.許可をとる
より深いコーチングをするにあたり、事前にクライアントに許可を取るスキルです。どういうことかというと、クライアントのより本質的な部分に光を当てる過程で、クライアントの感情を一時的に概してしまう可能性があるかもしれないことを事前に伝えるということです。このことを通してクライアントにある種の覚悟が出来ればより深いコーチングに徹することが出来るのです。
許可を取る例
「○○さんにとって耳に痛いことをお伝えしなくてはならない時もあるかもしれませんがよろしいでしょうか?」
6.クライアントの主題を尊重する
コーチングを行うに当たり、コーチはクライアントの主題を最大限に尊重しなければコーチングとは言えません。コーチが聞きたいことだけ聞くのであればそれはもはやコーチングではなくインタビューです。クライアントの主題を尊重し、主題に沿った話を引き出していくことがコーチとしての役割だと言えます。
7.コーチングのハンドルを握る
コーチはクライアントのイメージの中を案内するガイドのようなものです。クライアントの主題を尊重しながらも、クライアントとってもっとも快適な旅となるようハンドルを握るのはコーチの役目です。クライアントにとって充実した旅となるようコーチはしっかりと案内をしていきます。
8.視点変換のスキル
視点変換のスキルとはクライアントに別の視点から見たらどのように映るのかを考えてもらうスキルです。たとえば、今の問題を成功している将来の自分から見たらどう思うか?上司の視点から自分を見たらどのように映っているか?など、いろいろな視点から現状を見つめなおしてもらうスキルです。
視点変換の例
- 「すべての目標が成功している未来からみたら現状はどのように映りますか?」
- 「もっとも自信があったとおっしゃっていた過去の自分が現在を見たらどのように感じるでしょうか?」
- 「尊敬している○○さんの視点から見たら今の自分自身がどのように感じられるでしょうか?」
9.焦点を保つ
コーチングを行うことで、クライアントの向かうべき道が定まったのであれば、コーチはその道に焦点を保ち続ける必要があります。灯台を目指し続ける船頭のように、コーチはクライアントの進むべき方向に舵を保ち続けるのです。
10.設問のスキル
設問は拡大質問の一種で、拡大質問よりもさらに深く自分自身と対話を深めていく質問になります。設問は通常、次回のセッションまでに考えてきてもらう形をとります。哲学的な質問と言えば分りやすいかも知れません。自分の本質を探る質問となります。
設問の例
- 「人生でもっとも大切にしているものは何ですか?」
- 「もし自分自信を縛り付けるものが何もなかったらどのような人生を送りたいのか?」
- 「最高に輝ける瞬間とはどういう時か?」
- 「どのような気持ちが自分を現状に留めてしまっているのか?」
- 「失敗とはどういうことを指すのか?」
11.中断のスキル
クライアントの時間を最大限有効に使うことがコーチとして何よりもの使命だと言えます。時にクライアントは話すことに夢中になって主題から外れてしまうことがあります。その場合、コーチは話を一時的に中断してクライアントの意図を確認します。主題に戻るのか話を続けるのか?ということです。一見厳しいように感じますが、クライアントの時間を最大限有効に使うために必要なスキルと言えます。
中断の例
- 「すいません。確認なのですが、現状の話はテーマと結びついているのでしょうか?」
- 「すいません。このままこのお話をすすめていってもよろしいのでしょうか?」
12.直感のスキル
直感こそコーチの重要な資質のひとつであり、最大の奥義であるとも言えます。コーチは時としてそれまでの話とはまったく関係のない話を直感として思い浮かべます。そういう場合にはクライアントにその直感を伝えるのです。コーチは浮かんだ直感をクライアントに預け、その直感にこだわりません。直感がクライアントの人生を変えるほどの威力を持つこともあれば、まったく意味をなさないことがあることも知っているからです。
直感の例
- 「すいません。これは直感なのですが、なんだか尻込みしているように映ります。」
- 「これは直感なのですが、トラブルがあったのにどこかホットしているような感じが見受けられます。」
13.認知のスキル
認知はコーチングスキルの中でも最強だといえるでしょう。より詳しくは対人コミュニケーション最強のコーチング技術30選!にてお伝えしておりますので、ご覧ください。認知のスキルとは相手の存在に焦点をあてる技術です。
認知の例
- 「とても行動力がある人ですね。」
- 「人間的にあたたかい人なんですね。」
- 「やさしさがにじみ出ていますね。」
- 「いつでも力強いですよね。」
- 「忍耐力がすごいありますね。」
- 「人を思いやる気持ちがとても伝わってきます」
14.励ましのスキル
励ましのスキルはクライアントが自信を無くしている時に励ますスキルです。ただし、励ますだけではなく、なぜそう感じるのかという理由をセットで伝えることがコーチングにおける励ましのスキルの特徴です。
励ましの例
- 「○○さんなら絶対に出来ますよ。なぜなら、いままで人知れず頑張ってきたことを私は知っているから。」
- 「一歩踏み出せば必ず変化しますよ。私は○○さんの努力し続けている姿をずっと見てきましたから断言できます。」
15.反映のスキル
反映のスキルはクライアントについて見える情報を伝えていくスキルです。また、バックトラッキングのように相手の言葉をそのまま返すことも反映のスキルとなります。認知のスキルと似ていますが、認知が相手の存在に焦点をあてるのに対し、反映が相手の見える部分に焦点をあてると理解しておくとわかりやすいかも知れません。
反映の例
- 「なんだかとてもうれしそうですね。口角が緩んできてますよ。」
- 「なんだか心ここに非ずのように見受けられますが、どうなされたのですか?」
- 「とても悲しそうに見えるのですが、なにかあったのですか?」
- 「大変つかれてそうですね。理由をおたずねしてもよろしいでしょうか?」
16.比喩
傾聴力を高める秘伝の奥義【比喩のスキル1】
傾聴力を高める方法その1視覚を活用した傾聴術【比喩のスキル2】
傾聴力を高める方法その2聴覚を活用した傾聴術【比喩のスキル3】
傾聴力を高める方法その3体感覚を活用した傾聴術【比喩のスキル4】
比喩のスキルは話の中で比喩の表現を使っていくことです。表現を比喩に変えることで、伝えたいイメージが潜在意識にすっと浸透していく効果があります。20世紀最高の催眠療法化ミルトンエリクソンが好んで使っていたスキルです。
比喩の例
- 「浮かんでいる雲の中に突っ込んで行った飛行機のような感じを受けます。」
- 「獲物に狙いを定めた肉食獣のような目つきをしていますね。やる気がみなぎっているんですね。」
- 「とても深く澄み切った瓶の中の水のような印象を受けます。」
17.俯瞰
俯瞰のスキルとは状況や物事を俯瞰してとらえるスキルです。具体的にはクライアントが目の前の問題しか見えなくなっている時に別な角度から質問を投げかけることで、客観的に目の前の問題を分析してもらうのに役立ちます。
俯瞰の例
- 「今の状況を振り返ってみて何か感じることはありますか?」
- 「この状況を第3者の視点で見るとどのように見えるでしょうか?」
- 「いまのお話を会社全体の立場からみたらどのように感じるでしょうか?」
18.挑戦のスキル
挑戦のスキルはクライアントが考えている限界をはるかに突破する要望を提案するスキルです。そしてクライアントの本質的な変化を導きます。クライアントの答えとしては、はい、いいえ、逆提案があることを伝えておきます。自分の力を過小評価している人は多いものです。コーチはクライアントが考えている自分像よりもはるかに客観的にクライアントを理解することが出来ます。だからこそ、コーチはクライアント以上にクライアントの能力を信じることが出来るのです。
挑戦の例
- 「今日から禁酒を実行に移してください。」
- 「毎朝のジョギングを10キロに増やしてみて下さい。」
- 「疎遠になっているお母さんに連絡を取ってみて下さい。」
- 「関係が悪化した部下の方を誘って外食をしてきて下さい。」
19.要望
要望のスキルとは通常セッションの最後にクライアントに伝えるものです。クライアントにしてもらいたい具体的な行動や内容を決めてクライアントに提案します。そして、クライアントは、はい、いいえ、逆提案の3つで返答することが出来ます。また、期日もクライアントに決めてもらいます。
要望の例
- 「毎朝おきてから1時間は掃除の時間にあててください。」
- 「これからは朝6時に起きるようにして下さい。」
- 「今日からお酒の量を缶ビール2杯までにしてください。」
- 「タバコをすう本数を1日10本に抑えて下さい。」
20.構造化
構造化とは挑戦や要望でクライアントに提案した内容をどのようにコーチに伝えるかをクライアントに確認していく事を指します。コーチに言葉に出して宣言する事でクライアントの中に行動するためのスイッチが入ります。このようにクライアントが行動に移すための仕組みづくりをすることもコーチの重要な役割のひとつなのです。
構造化の例
- 「いつまでに私にそれを達成したことを知らせてくれますか?」
まとめ コーチングスキルをあっという間に身に着けてコミュニケーションの達人になる方法!
これらのコーチングスキルは簡単なものもあれば難しいものもありますが、どれも身に付けたらコミュニケーションスキルが爆上げされていくものです。
個人的には直感、認知、反映を先に覚えていく事をおすすめします。自身、コーチングにおいてこれらのスキルをもっとも多用しているからです。これらのスキルはすぐにでも身に着けていく事が出来る上、とても効果が高い実践的なスキルです。
ぜひ、チャレンジされてみて下さいね。
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参考文献
ミルトン・エリクソンの催眠療法入門 W・H・オハンロン M・マーチン 金剛出版
コーチング・バイブル ヘンリー・キムジーハウス キャレン・キムジーハウス フィル・サンダール 東洋経済
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