どんなにお金を稼いでも浪費を繰り返してしまい、お金が貯まらない人がいる一方、収入が低くても、しっかりと貯蓄をし、そのお金を元手にお金を引き寄せ続ける人生を送ってしまう人もいます。
その差は能力や人格というよりも、いかに潜在意識を活用しているかの差だと言えます。
潜在意識を効率的に活用することで、お金を引き寄せることが出来る人にお金は自然と集まるものなのです。
潜在意識は自分自身が心の底に持つお金に対しての印象に即した行動を取るよう促していきます。
お金=贅沢な生活をするためのもの、お金=大変な思いをして稼ぐもの、お金=汚いもの、このようなイメージを持っている人たちには、潜在意識は自分のイメージに即したお金の動きになるような使い方をしていくのです。
贅沢な生活をするためのものという認識の人は、お金を手にするたびにすぐに使ってしまうかもしれません。
大変な思いをして稼ぐものという認識の人は、お金を手に入れてもひたすら使わずにため込むだけのけち臭い人になってしまうかもしれません。
汚いものという認識を持っている人は、お金を稼ぐこと自体に抵抗を感じてしまうかもしれません。
一方、お金=自分をしあわせにしてくれるもの、お金=プラスのエネルギー、お金=人に貢献した分だけ増えていくものという認識を持っている人たちには、潜在意識はいい意味でお金を引き寄せてくれるよう働いていくのです。
潜在意識は自分自身が常日頃、認識している自分像になるよう最大限の力を発揮し続けています。
当然、お金に対しての考え方も同様です。
潜在意識を駆使してお金を引き寄せるには、自分自身のお金に対する認識をよりよい方向に変えていくことが大切なのです。
今回の記事ではそのための方法についてお伝えさせていただきます。
潜在意識を駆使してお金を引き寄せる8つの思考
この章ではお金に対するイメージを変えていくための方法をお伝えしていきます。
先にお伝えしておきたいのですが、お金に感謝したり、お札の向きをそろえると言った一見スピリチュアル的な項目も出てきます。
ただし、私自身スピリチュアルや宗教は一切信じていないということをお伝えさせていただきます。
信じてはいませんが、潜在意識を活用するにはこのようなイメージが効果を発揮するので使用しています。
一種の物語としてイメージに焼き付けることで、潜在意識を効率的に活用していくということです。
イメージが鮮明になればなるほど、潜在意識は力を発揮する性質があるからです。
1.お金への感謝
潜在意識にお金は循環して大きくなっていくプラスのエネルギーだと認識させるための方法です。
お金を使う時に「友達をたくさん連れて戻ってきてね」、お金を受け取る時に「お帰りなさい」と心の中でつぶやきます。
言葉とは不思議なもので、感情のこもった言葉は思い浮かべるだけでも、どうようの感情を味わうことが出来てきます。
心の中で感謝をこめて言葉を呟くだけでも、感謝の心地よい気持ちは心の中に広がります。
お金を使うたびに、感謝の気持ちが広がるということは、潜在意識にお金=気持ちのいいものと伝えているのと同様です。
お金に感謝の気持ちを表すだけで、潜在意識のお金に対する認識は間違いなくよりよい方向に向かって行きます。
潜在意識がお金に対してプラスのイメージを持つと、お金をいかに自分自身に引き寄せていくかということを潜在意識は四六時中考え続けてくれます。
私はここ数年、常に新札を持ち続けています。
よれよれのお札を持つよりも、新札のお札を持つ方が気持ちがいいものです。
それは、新札はまだ誰にも使われたことがない出来たばかりのエネルギーだからです。
(そういう物語を自分の中に持っているという事です。)
出来たばかりのありあまるエネルギーを持つことで、財布の中はエネルギーで満ち溢れます。
新札ばかりが財布の中に入っている状態は気持ちを高ぶらせてくれます。
また、お金を払う時も新札のエネルギーを直に感じることで、エネルギッシュな気持ちにさせてもらえます。
新札は財布にある時も、使用する時も自分自身の気持ちを高ぶらせてくれるのです。
だからこそ、多少、大変でもお金をおろすときは毎回銀行でおろし、窓口で新札に変えてもらいます。
たしかに、毎回住所の記載や、金額の記載は面倒ではありますが、その面倒さを差し引いても新札のパワーを潜在意識に強烈に植えつけることが出来るため、重宝しています。
一度、新札の力を実感してしまうと、もう通常のお札にはもどれないほど強烈なインパクトがあります。
もし、興味が湧いてきたのであれば、ぜひ試しに一度新札に切り替えられてはいかがでしょうか?
お金のパワーをひたすら感じることが出来ると思います。
3.お札の向きをそろえる
お札の向きをそろえることも、お金に対して潜在意識にプラスの感情を持たせるにはとても有効な手段です。
よく言われているのが、お札の頭の向きを財布の内側にそろえると、お金が出ていかない。
お札の頭の向きを財布の外側にそろえると、お金が出ていくということです。
ちなみに、お金が出ていかないのは、お金が貯まることに、お金が出ていくということは、お金を循環させることにつながるため、お札をそろえる向きはどちらでも構いません。
あくまで、自分のイメージにあった物語を作ることが大切なので、あなたの性格にあったそろえ方をしてみて下さい。
ちなみに私はお札の頭の向きを財布の内側に向けた、お金が貯まるそろえ方をしています。
こちらのほうが自分の性格に合っていたためそうしました。
お金というのは接する機会が多いものです。
たかがこのような小さなことでも、出し入れを繰り返されることで潜在意識に強力に働きかける性質を持っています。
回数をこなせばこなすほど、潜在意識に強力にインプットされていくのです。
私は、お札を内側に向けてそろえるようにしてから、無駄遣いがほぼなくなりました。
4.お金へのアンカリング
アンカリングとはある行動や条件をキーとして自分の望む感情を引き出すNLPにおいても強力な技術となります。
詳しくは瞬間的に望む状態に自分を変えるアンカリング8ステップをご覧ください。
お金へのアンカリングとはお金をキーとして特定の感情を引き出すことを指します。
ちなみに、1~3までで紹介したやり方はすべてお金に対してのアンカリングとなります。
お金に感謝することで、お金を見ると感謝の感情が湧くようにすることもそうですし、新札を使うことでエネルギッシュな感情になることも、お札の向きをそろえることで、お金の使い方に関して冷静になることもそうです。
お金という条件をきっかけとして、お金に対してプラスの感情を表出させることで、潜在意識の力を巧みに引き出していくのです。
お金に対してのアンカリングはこのほかにもいくらでもあります。
例えば、デスクトップにお金の画像を張り付けることも考えられますし、自分の持っている通帳をコピーして、残高の桁を意図的に増やしていくこともいいと思います。
ようは、自分が持っているお金に対しての感情をよりよくする方法を考え、実行していくことが重要なのです。
あなたが思い浮かんだアンカリングを試して見て下さい。
5.お金を引き寄せるなら財布にこだわる
男性でよく見かけるのですが、使い古された財布を尻ポケットに入れている人がいます。
お金に対してのアンカリングという視点から考えると、このような行為はお金に対してネガティブな印象を与えてしまいます。
お金という物はボロボロの財布にしまい、尻ポケットに入れるような価値のないものと潜在意識にイメージを植え付けてしまうからです。
財布とは大事なお金を入れる場所です。
お金とは循環を繰り返すエネルギーです。
大切に扱ってくれる人のところには集まり、大切にしてくれない人の元からは去っていく性質があります。
財布をホテルで例えると分かりやすいかもしれませんね。
お客様を大切にすることを第一と考えているホテルには当然人が集まります。
逆に、お客とはお金を取るだけという認識のホテルには人はよりつかないでしょう。
財布も同様です。大切なお金を迎え入れるにはきちんと手入れされたきれいな財布がベストです。
ちなみに私はお札を曲げないように長財布を使っていますが、折り畳みでも問題はありません。
それは財布の種類よりも、どのような物語をお金に対して作り上げていくかということが大切だからです。
あなたにとって、お金という大切なエネルギーを迎え入れる財布に今一度こだわってみて下さい。
財布という物は毎日扱うものであるため、潜在意識のお金に対する認識は大きく変化していくことでしょう。
6.寄付をする
寄付をすることもお金に対してのイメージをよりよくするためにはとても効果の高い方法です。
寄付をすることに対してもイメージという物語を駆使することで潜在意識に大きく貢献します。
たとえば、寄付をすることで、自分のお金が多くの人々の役に立つというイメージを持つとどうでしょう?
ポジティブなエネルギーが世界中に拡散して広がっていくイメージを想像してみて下さい。
先ほどからお伝えしているように、お金とは循環をして大きくなっていく性質を持っています。
ポジティブなエネルギーを循環させることで、世界がよくなり、もっと大きなエネルギーとなって自分自身に戻ってくるとしたらどうでしょう?
お金に対してよりポジティブな感情が湧き上がってくるのではないでしょうか?
潜在意識は自分の行動に沿って自分像を決めていく性質を持っています。
たとえば、万引きをする人は、万引きをする自分が自分らしいと潜在意識にインプットされてしまうわけです。
万引きをする人間像がそのまま自分像になってしまうのですから、お金に好かれることはあり得ませんよね。
それとは逆に、寄付をするということは、寄付をする人間像が自分像になってくるわけです。
世界中の多くの億万長者は平均で収入の10%相当を寄付しています。
寄付をすることで、潜在意識は自分像をこのような人たちと結びつけていくのです。
当然、お金に対してポジティブな印象になるため、よりお金を引き寄せる体質になっていくのです。
7.自分自身に投資をする
お金とは循環するエネルギーです。自分自身に投資をするということは、お金を能力というエネルギーに変換させることだと言えます。
そして、お金は循環するほど大きくなっていくという性質を考慮すると、自分自身への投資は必ず大きな成果をもたらして自分に返ってくるのだと言えます。
ちなみに、反復してしまいますが、このような物語を自分自身に落とし込むことが潜在意識を効率的に使う上で必要不可欠なのです。
当然、投資をしたお金がめぐりめぐって必ず大きなエネルギーとして自分自身に帰ってくるなどという保証はありません。
しかし、自分が信じることでその可能性は大きくなるのです。
なぜなら、信じることで潜在意識がお金を引き寄せるために効率的に作用してくれるからです。
潜在意識は、イメージと現実の区別がつきません。
より臨場感のつよい方を現実として認識してしまう性質があります。
そして、潜在意識は変化を拒む性質ももっているのです。
例えば、イメージの世界でお金に愛されている自分の臨場感が強かった場合、現状がお金に困っていても、潜在意識はお金に愛されている自分を現実だと認識してしまうのです。
そして、お金に愛されている自分から変化をすることを拒のです。
ということは、お金に困っている自分であり続けられないよう潜在意識が効率的に作用していくということです。
自分自身に投資をするということは、自分自身の可能性を最大に信じることと同義だと言えます。
当然、リアリティが高まるほど、潜在意識は成功した自分自身であり続けようと活動していきます。
自分を信じるということは、潜在意識の力を最大限に引き出すためにもとても大切なことだと言えるのです。
8.習慣の力
人の可能性を最大限に引き出すコーチングで最も重要なことは、「何をするか?」ということではありません。
「何を行動したか?」です。
もちろん、クライアントが自分という存在にアクセスし、これからの自分が「何をするか?」という答えを導き出すのも重要な仕事ですが、その答えを出しただけでは意味がないのです。
どんな小さな事でも行動して初めて人は変われるのです。
コーチングのほかにも、アファメーションやビジュアライゼーションは当ブログで幾度となくお伝えしてきました。
ただし、これらの技術も行動を起こさなければ夢想に終わってしまいます。
どんな小さなことでも今までやらなかった、もしくは出来なかったことを行動に移すことが潜在意識を味方につけるのには必要不可欠なことだと言えます。
たとえ、他人から見たら、小さなことだとしても、その初めの一歩を踏み出すだけで、人は大きく変われるものなのです。
行動が習慣となり、次第に物足りなくなってきたら、より大きな行動に移していけばいいのです。
物事は大きければ大きいほど、達成するまでに一度で出来る分量は限られてきます。
大きなことを成し遂げるには小さなことをコツコツと積み重ねていく習慣の力なくしては出来ません。
是非とも、今回紹介した内容のひとつでもいいので習慣化されてみて下さい。いずれ、習慣の力の強力さに驚かれることでしょう。
まとめ
今回は、潜在意識を駆使してお金を引き寄せる8つの思考ということで、潜在意識の力を引き出すための思考方法についてお伝えしました。
お金に感謝するとか、お札をそろえるなど、一見スピリチュアル的な感じに見受けられるかもしれませんが、潜在意識を活用する上で自分なりの物語を作り、あえてその世界観に浸ってみることはとても大切なことなのです。
潜在意識を味方につけることで、ある人はインスピレーションを得ることが出来るかもしれませんし、ある人はお金にまつわる人脈が増えるかもしれません。
またある人は、お金の使い方が劇的に変わるかもしれませんし、ある人はシンクロニシティを引き寄せてしまうかもしれません。
いずれにしろ、潜在意識を効率的に扱うことが出来るようになれば、お金を引き寄せるだけでなく、人生のあらゆる面で物事を簡単にこなしていくことが出来るようになるでしょう。
当ブログでは潜在意識について掘り下げてお伝えしておりますので、よろしければほかの記事もご覧ください。
潜在意識の奥深さについて興味を持っていただければ幸いです。
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