好きなことを仕事にすると運命が好転し続ける本当の理由

組織心理学で博士号を取り、数々の著者でヒットを生んでいるマーシャ・シネターは米国で100万部を超えるベストセラーとなった著書『Do what you love,The maney will follow』にて「もし天職を見つけたいと思うのなら、自分が心から好きだと思えることを選べばいいのです。」と伝えています。

スティーブ・ジョブズは2005年にスタンフォード大学で行ったスピーチにてこのように語っています。

「人に与えられた時間は限られている。だから、誰か他人の人生を生きて、その時間を無駄にしてはならない。

教義教理に囚われてはならない。それは他人の思考の産物とともに生きながらえている。他人の意見が生み出す騒音に自らのうちなる声がかき消されてはならない。

一番重要なのは、自分の心と直感にしたがう勇気を持つことだ。このふたつはどういうわけか、すでにその本人がなりたいものが何なのかをよくわかっている。それ以外のものはすべて二の次なのだ。」

また、スタンフォード大学のマイケル・レイは「好きなことをし、自分がしている事を愛せよ」(2)と言っています。

このように、成功者の多くは自分の心に従い好きなことを仕事にする天職の重要さを説いています。

コーチをしている私の経験から言えば、どのような人でも人生の生きがいとも言える使命を必ず持っています。しかし、その使命に気が付き行動にまで移せる人はそう多くはありません。

200名以上の成功者のインタビューをして、人が成功を収める為の共通点をテーマに書かれたビジョナリーピープルでは生きがいについてこのように書かれています。

幸せな結末は、頭の中で自分の生きがいについて語る小さな声ーこれをささやきと呼ぶ人もいるーに耳を傾けることから生まれる。その声は、身体中の細胞のひとつひとつにまで共鳴し、耳を澄ませばある種の静かな叫びのように聞こえてくる。それは、答えを出せとしつこく迫る、ときには癇に障るような要求だ。(3)

でも、この声はあまりにも小さいうえに、周りの声や自分への猜疑心によってかき消されてしまいます。そして、自分の生きがいを見つける事が出来なくなってしまうのです。

私自身、コーチとして好きなことを仕事にした人たちに数多くかかわらせて頂いた経験から、好きなことを仕事にしない生き方を通すのは危険であり、かつ幸せとは程遠い道だと断言出来ます。

逆に好きなことを仕事にしている人は生き生きとし、成功への階段を正しく登って行きます。ただし、正しい方法で進む事が前提ですが。。。

今回の記事では好きなことを仕事にして成功して行く正しい方法をお伝えして行きますね。

目次

Ⅰ.好きなことを仕事にしないのが危険な4つの理由

オーストラリアのホスピスで看護師をしていたブロニー・ウェアはこれから死を迎える人たちを対象にひとつの質問を繰り返し、記録としてまとめて行きました。

どのような質問かというと、「最後に後悔していることは何か?」でした。この問いで最も多かった答えに本人自身も驚きを隠しえませんでした。

その答えはというと、

「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」です。(4)

他人の期待に合わせて、自分の人生を生きれなかった事が人生の最後に後悔として表れてきたとしたら、あなたはどんな気持ちになりますか?

死を間際にしたあなたは、今のあなたにどのような言葉を投げかけるでしょうか?

ぜひ、考えて見て下さい。

好きなことを仕事にしないのがなぜデンジャラスなのか?この章でじっくりと考えて行きましょう。

1.マイナス思考の連鎖

数多くのベストセラーを手掛ける本田健さんはある成功者から、仕事には「投資」「消費」の2種類がある事をおそわったそうです。将来につながって行く仕事は投資になり、その場限りの仕事は消費です。

時間と労働力を切り売りしているだけの仕事は消費であり、投資の仕事にはなり得ません。消費の仕事ばかりをやっていては成功が出来ないと若い時に成功者の人から言われたそうです。

私はコーチとしての経験から、最も多くの人が悩んでいるポイントはまさにそこだと痛感しています。消費の仕事で日々が過ぎ去って行くと、自らの存在意義に疑問を呈するようになってしまうのが人のさがだと感じずにはいられません。

消費の仕事はストレスがたまりやすく、マイナス思考に陥りやすいという欠点があります。マイナス思考には特定のループが存在します。

「大人の脳科学常識」という本にはマイナス思考の連鎖が下記のように表現されていました。

マイナス思考→同じことを繰り返す→脳の使い方が限定される→新しい発見がない→つまらない生活を送る→さらにマイナス思考になる。(6)

結果として脳の働きが衰えて行くのです。

消費の行動は囚人の労働となんら変わりません。自らの存在意義を見出せない仕事を続けるほど、自らの能力が伸びない上に、脳力は日々衰えて行くのです。

2.尊厳が失われる

人はあまりに自分自身を不当に貶めています。

自分自身の尊厳をないがしろにして、不本意な命令に従ったり、他人の評価を得るために媚びを売ったりしています。そうした言動を行うたびに、モチベーションは下がり、あなた自身の尊厳は失われて行きます。(7)

尊厳とはgoo国語辞書で引くと

[名・形動]とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま。「人間の―を守る」

とあります。人が尊厳を失った先に得られる幸せなどないと言ってもいいでしょう。好きなことを仕事にしないと尊厳はみるみる失われモチベーションは低下して行きます。そして、自らを蔑み憐れみ卑屈になりストレスを溜めこんでしまいます。

アドラー心理学では人はどんな自分でも大切な存在だと認められる自己受容が出来てはじめて、他者需要が出来るようになると説いています。

尊厳が失われるという事は、自己受容が出来ないという事です。自分を受容する事が出来ないのですから、人を受容する心のスペースも狭まってしまいます。

好きなことを仕事にしないと人は他者を受容する心のスペースがなくなり、孤独に陥ってしまうようになります。アドラー心理学では人は孤独になる事で不幸になると結論づけています。よって、尊厳を失う事は不幸へ続く階段を下ってしまうようなものなのです。

アドラー心理学について詳しくは下記の記事をご参照ください。

人を必ず成功に導く21世紀の劇薬!アドラー心理学入門

3.セルフイメージが低くなる

結局、多くの人々が自分自身を虐待しているのです。そうした人々は、自分が世間からどう見られているのか、他人から何を求められているのかなどに気を配ったり、戸惑ったりしています。他人からほめられないと不安になり、自分に確信がもてず、本当の感情を隠していました。他人から批判されたり、自分に課した高すぎる目標に達することができないと、自分のことを恨んでしまいます。それなのに、なぜ自分はこんなに落ち込んで、疲れ切って、希望がないのかをいぶかしがるのです。(8)

私たちはひとりひとりがセルフイメージを持っています。しかも、そのセルフイメージは周囲に依存して作られてしまうのです。自分が他人からどう見られているか?という思いこみによってセルフイメージは形作られていくのです。

好きなことを仕事にしないという事は、外発的動機づけで仕事をするという事です。外発的動機づけとは自分の動機の源泉が外側にあるという事ですね。要は、好きなことを仕事にしていない人の動機は、給料であったり、地位であったり、安定であったりという感じです。

当然、これらを決めるのは自分ではありませんよね。人からの評価・判断に左右されるため、自分のセルフイメージは周囲の声に左右され続け、挙句の果てには周囲の声を全て満たす事は出来ないため、自分自身を責め続けてしまうのです。結果的にセルフイメージは地の底へ。。。

4.みじめになる

大半の人々にとっての悲劇は、そのささやきが周りのやかましい声でかき消されてしまうことだ。それが、実は自己不振をわめいている声であっても、あるいは愛する人たちや仕事仲間を心配する声であっても、その本人の変化を妨げようとする力が数多く存在している。これらの力は、自分の情熱に従うという危険な考え方が魂の奥底に押し込められ静かにさせられていれば、ますます安泰になるだろう。夢が階下でしばりつけられ声を上げられないとしても、真夜中になれば、遠くから届く絶望的なその叫び声を耳にし、感じ取れすはずだ。理性的な声が大きく階上で叫んでいると、自分の魂のささやき声に耳を傾けられる見込みは薄い。夢に対するこの箝口令はうまくはまってしまうと、夢の主をみじめにする。(3)

ビジョナリーピープルでは私たちが自らの心の声を押さえつけてしまう時の葛藤をこのように表現しています。たましいのささやきに耳を傾けられなくなるとみじめになると。。。

私たち人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)が無意識的に機能しています。簡単に言うと、現状を維持する機能ですね。平熱が36度の人が37度になったら、身体は36度に戻るように調整されて行きますよね。それと、同じく人は本能的に現状から離れるまいと維持して行くのです。(9)

コーチングでは人が現状を打破しようと行動し始める時に、現状へ押し戻そうとする心の働きをサボタージュ(妨害活動)と呼んでいます。

例えば、あなたが好きなことを仕事にしようと決意し行動に移そうとした場合、

  • 世間に惑わされて安定を捨てちゃうの?
  • 好きなことを仕事にして食べていける人なんてごく少数の人だけだよ
  • 家族を路頭に迷わせるの?

このような声で現状に押し戻そうとする心の声はサボタージュです。

でも、「好きなことを仕事にしたい」というあなたのささやきは心の中で燻り続けてしまいます。好きなことを仕事にしたいあなたの心のささやきと、現状を維持したいホメオスタシス。そして、あなたの動きを止めたいサボタージュ。

このようなせめぎ合いに負けた時に、あなたの心の奥深くに抑え込まれたささやきはみじめさを噛み殺しながらくすぶり続けます。

この押し込める辛さといったら並じゃありません。コーチングを受ける人たちにとって、初めに解消したい事はほぼ、このみじめさを失くす事なのですから。

今の日本人の多くは働くために生きていると言っても過言ではありません。人は自分が活きるために働いてこそ初めて輝けます。囚人のようにただ、ひたすら労働を繰り返すだけでは心は生きながらに徐々に死んで行っている事に気が付く必要があるでしょう。

Ⅱ.好きなことを仕事にするのが低リスクな8つの理由

この章では好きなことを仕事にするのが低リスクな理由についてお伝えして行きますね。好きなことを仕事にすると、脳は若返り、気持ちは晴れ渡り、次第に自らのポテンシャルも飛躍的に伸びて行くのです。なぜ、このように素晴らしい変化が好きなことを仕事にすると起こるのかを科学的根拠も交えてお伝えさせて頂きます。

1.スイッチが入る

「深い満足感を得られ、やりがいがあるからという理由で、その活動をしたいという欲求は、アートであれ、科学であれ、ビジネスであれ、創造性を最大限に呼び起こす」ハーバード大学教授 テレサ・アマビル

「成功法則はどこからやってくるのか?成功法則の取扱説明書」という本で著者の岡本吏郎さんは好きなことを仕事にする人の共通点として【スイッチが入る感覚】があるのだと言い表しています。

私は、一つの世界で大きな仕事を成し遂げて来た人に必ず聞く質問があります。

「ある日を境に自分にスイッチが入ったと感じた瞬間がありませんでしたか?」

ほとんどの人は、うれしそうな顔をして答えます。

「そうそう。スイッチ、スイッチ。スイッチが入るっていう表現はいいね。そうなんだよ。今まで苦労して来た事が急に簡単になってしまったりするんだよね」

彼らは、自分の努力の先にスイッチが待っている事を知りませんでした。しかし、どうしてもそれがしたかった。そこでそれを続けた。それは好きとか嫌いとかの次元とは少し違います。

「それをやりたい」

という単純な感覚です。子供のような感覚と言ってもいいでしょう。そして、彼らは単純にそれを続けた。時には、「やりたい」事のために多くの「ねばらなない」も待っていましたが、それを超えて行く中で、スイッチを手に入れました。(11)

あなたは学習曲線をご存知でしょうか?学習に対しての成長度合いを示したグラフです。下記の画像をご覧ください。

学習曲線

私たちは学習に費やしてきた努力の成果を、青い矢印のように時間に比例したものと考えてしまいがちです。しかし、現実は紫の曲線のように成果はかけた時間に比例しません。実際は長い停滞期が続き、その後に急激に成果が出て来ます。この理想と現実のギャップが心のストレスとなり、学習の継続への意欲に影響を与えるのです。

停滞期は数か月の事もあれば、数年、もしくはそれ以上になる事もあります。先の見えないマラソンをいつ来るともしれぬゴールを目指して走り続けているような状態だと言えるかもしれませんね。

ただし、「それをやりたい」という明確な情熱があると、理想と現実のストレスに負けずに停滞期を乗り越える大きな力となります。

停滞期を乗り越えると文字通り、スイッチが入ったかの如く能力が飛躍的に急上昇して行きます。スイッチを入れるにはほとばしる情熱に従うか、鋼のような忍耐力を持つかどちらかです。

好きなことを仕事にすると言う事は、ほとばしる情熱に従う道だと言えます。そのため、精神的に苦痛を伴う事は少ないのです。

2.満足度も業績も高まる

「GRITやり抜く力」という本では好きなことを仕事にすると満足度と業績もよくなるという科学的根拠が示されていました。下記をご覧ください。

若い人たちに「自分が本当に好きなことをしなさい」とアドバイスするのは、バカげた事なのだろうか?実はこの問題については、「興味」を研究している科学者たちが、この10年ほどで最終的な結論に達した。

第1に、人は自分の興味にあった仕事をしている方が、仕事に対する満足度がはるかに高い事が、研究によって明らかになった。これは約100件もの研究データをまとめ、ありとあらゆる職種の従業員を網羅したメタ分析による結論だ。

例えば、抽象的な概念について考えるのが好きな人は、複雑なプロジェクトを綿密に管理する事は楽しいと思えない。それよりも数学の問題を解く方がずっといい。また、人との交流が好きな人は、1日中ひとりでパソコンに向かっているような仕事は楽しいとは思えない。それよりも営業職や教職などのほうが活躍出来る。

さらに、自分の興味に合った仕事をしている人は、人生に対する全体的な満足度が高い傾向にある事が分かった。

第2に、人は自分のやっている仕事を面白いと感じている時の方が、業績が高くなる。これは過去60年間に行われた、60件のデータを集計したメタ分析による結論だ。自分の本来の興味に合った職種についている従業員たちは、業績もよく、同僚たちに協力的で、離職率も低い事が分かった。また、自分の興味に合った分野を専攻した大学生は、成績が高く、中途退学の確率も低い事が分かっている。(中略)

なにをするにしても、その人がどれくらい成功するかを左右する「決定投票」は、その人がその仕事を「どれだけ切望し、どれだけ強い情熱と興味を持っているかにかかっている」のだ。(12)

まさに、好きなことを仕事にする方がはるかに、それ以外の道を選択するよりも成功への確率は高くなるというデータが示されているのですね。

その中心にあるのが、情熱と粘り強さ。

「それをやりたい」という気持ちが自らを奮い立たせてくれる起爆剤になると言う事ですね。そして、先の見えない航路を進むための羅針盤にもなるのです。

3.脳が若返る

「大人の脳科学常識」という本では人が欲求を持つことの重要性をこのように伝えています。

MRIの画像で活発な高齢者とそうでない高齢者を比べて見ると、活発でない高齢者の脳には白い影が見える事がある。これは「微小梗塞」という病気で、細い血管が詰まって周囲の細胞が死んだような状態になる。これにより、脳の神経線維の働きは悪くなってしまう。欲求を持たずにいると脳の元気な部分はどんどん減って行き、老化が進行する。

興味・関心をいろいろなものに向け、出来るかどうかに関わらず「○○したい!」という気持ちを強く持つ事。そして、それを継続して行く事が、一生元気な脳でいるためには重要なのである。例えうまく行かなくても、また別の欲求を持てばいい。例え行き詰ってしまっても「もう無理」などと思わず、「これならいける」と代わりの欲求を考えれば脳は答えてくれるはずだ。(13)

この事からも、好きなことを仕事にするのは脳にもとても好影響を与えると言えますよね。脳には可塑性がある事が近年の医療機器の発達により明らかになって来ました。fMRIという医療機器では、今までは不可能であった脳のリアルタイムの血流の変化などが詳細に記憶されます。

脳の可塑性とは簡単に言うと筋力アップのようなものです。脳は使った分だけ、使った部位の脳力が上がると言う事です。

これまでの脳科学の常識では、脳は成長期を過ぎてからは衰える一方だと考えられていたのですが、いくつになっても脳は使った部位が成長できる事が明らかになりました。

好きなことを仕事にすると、脳では注意力や集中力、ストレス管理や衝動の抑制、自己認識と言った様々な自己コントロールの脳力が向上して行きます。

よって、脳は好きなことを仕事にするだけでどんどん脳力が高まり続けて行くのです。まさに好きなことを仕事にするのは脳内のアンチエイジングにつながると言えるでしょう。その結果、当然の帰結として好きな仕事の結果に繋がって行くのです。

4.心が豊かになる

「襤褸(ボロ)を着てても心は錦」という言葉があります。例え、身なりはどんなにみすぼらしくなったとしても、自分の生き方は曲げない。自分自身の心は裏切らないという矜持を表した言葉です。

私自身、独立して好きなことを仕事をし始めた当初は入って来るお金もほとんどなく、貯蓄を切り崩し、日々の生活も切り詰めていました。周りから軽視されたり、否定されたりと言った事も一度や二度ではありませんでした。

しかし、当時を振り返ってみると心はとても豊かに満たされていました。「襤褸(ボロ)を着てても心は錦」。いくら環境が悪くなっても自分自身の矜持を常に持ち続けていられたのです。

「モチベーションを思うままに高める法」という本に書かれていた内容が当時の私とリンクして心に響いたので取り上げさせて頂きますね。

尊厳のために生きるー

これは、モチベーションを高め、維持して行くための最高の方法です。

人はあまりに自分自身を不当に貶めています。

自分自身の尊厳をないがしろにして、不本意な命令に従ったり、他人の評価絵を得るために媚びを売ったりしています。そうした言動を行うたびに、モチベーションは下がり、あなた自身の尊厳は失われて行きます。

決して「成功」を目指してはいけない。

これは、尊厳を守るためでもあります。

他人の評価を前提とした「勝ち組」を目指す方法は、あなたを卑屈にするでしょう。「他人の失敗」を前提とした「勝ち組」という目標設定は、あなたを傲慢な人間に変えてしまうかも知れません。尊厳を求める生き方をするためには、「成功」というワナにはまってはいけないのです。

お金や名誉といったものは、やる気の導火線に火をつける所だけで十分です。

出来るだけ早く、自己実現の欲求、尊厳を求める生き方へと切り替えるべきです。そうしなければ、どこかでモチベーションは消えてなくなってしまうでしょう。何よりも、大切な人生を他人のために生きる事になってしまいます。

最終的なゴールは、自分の尊厳を守るための生き方にあるのです。(7)

私はまだ好きなことを仕事にする前にこの文章を読みましたが、その時は何を言っているのだろう?とちんぷんかんぷんでした。

「成功を目指すなって何を言ってるんだ?尊厳なんかで飯は食えないだろう。」と。。。

しかし、自分が好きなことを仕事にする道を選んだ先で学んだことは尊厳を守る事の大切さでした。私にとって尊厳の守る生き方はお金や成功よりもはるかに価値の高いものでした。

自分を裏切らない生き方を出来るようになった事で、自分を受容する生き方が根付いてきました。自己受容が出来る事で、生きること自体がとても楽になって行きました。心が豊かになる事の効果は私が思い描いていたよりもはるかに大きなものでした。

尊厳について、ラルフ・ワルド・エマーソンの名言を紹介させて頂きます。

自分が尊厳を守るのではなく、

尊厳が自分を守るようにする。

まさに尊厳を言い表した名言だと言えるでしょう。

5.やる気が湧いて来る

「大人の脳科学常識」という本にはやる気のメカニズムについてこのように書いています。

仕事や勉強、家事などやる事は山積みなのに、どうしてもやる気が起こらないという経験は誰もが持っているだろう。脳科学の観点から言えば、やる気は脳の使い方を心得ていれば簡単に起こす事が出来る。

ベースとなる考え方としては、「行動しないとやる気は出ない」と言う事だ。脳はその性質として、変化に対応して動く。止まっていては変化が起こらないので、脳は停滞する。そうなると思考は感情の影響を受けやすい状態になるが、こういった時にはネガティブな感情が優先される。そして、やる気がどんどん失われて行くというのだ。(14)

幸いに、好きなことを仕事にしている人たちは考えるよりもまず行動を起こす人が圧倒的に多い点です。つまり、行動をしたくなくてうだうだしている時間にどんどんやる気が失われて行く状態になりにくいという事ですね。

まずは行動してから考える為、脳はアイドリング状態にならずにやる気を維持した状態が続きます。

「行動しないとやる気は出ない」という脳の性質は逆を返せば、「行動し続ける限りやる気が出る」と言う事ですよね。

好きなことをしている人たちは、脳の性質という点においても、好きなことをしていない人たちよりもはるかにやる気に満ち溢れていると言えます。

6.セルフイメージが高まる

「よくわかる心理学」という本で、「アッハ体験」という達成感に関連する心理学の用語について詳しく説明されていたので紹介させて頂きます。

達成感が自信につながる「アッハ体験」

心理学の用語で「アッハ体験」と呼ばれるものがあります。アッハはドイツ語のachで、英語のah!’日本語の「ああ!」に相当する言葉です。ほめられたり、自分の行動が周囲に認められたりして「やった!」という達成感が得られた事がアッハ体験になります。

ちなみに子供の頃にいろいろな事にチャレンジして多くのアッハ体験をすると自信が持てるようになると言われます。逆に、「あれはダメ、これもダメ」と押さえつけるような育て方をされた子供は、自信が身につかなくなるのです。

このアッハ体験と自信の関係は、大人にも当てはまります。(中略)

どんなに小さな事でも、アッハ体験を積み重ねていく事が自信になり、その達成感がさらに大きな自信につながって行くはずです。

また、自分で自分をほめる事も「アッハ体験」をする上でとても効果的です。「大人の脳科学常識」には自分で自分をほめる事に関してこのように説明しています。

「えらい!」「すごい!」で脳は元気になる

教育や人材教育の現場では、性格的に「ホメられて伸びるタイプ」「厳しくされて伸びるタイプ」などと分類される事があるが、この2択でいうなら脳は間違いなく前者の「ホメられて伸びるタイプ」である。人間は誰でも人から認められたいという欲求があり、認められない事をストレスに感じるという性質を持っているからである。(中略)

そこで大事なのが、自分で自分をホメるスキルである。日本人は謙虚さが大切とされる事もあるが、ここは脳のため。胸を張れる分野や自分の長所など”自分で自分をホメたいネタ”をいくつか、常に持っておくといいだろう。自分が1番、自分の応援団というわけである。(15)

好きなことを仕事にすると、当然アッハ体験が積み重ねられて行きます。そうする事で、脳はどんどん成長を果たして行くわけです。自信がみなぎり、ポジティブな脳に磨きがかかる事でより活力に満ちて行きます。

私たちは好きなことを仕事にすると、結果的に脳をハイパフォーマンスに育て上げる事が出来るのです。

7.発想力が湧きだしてくる

近年の脳科学の研究によって、人の脳は本来休息時だと考えられていた、安静にしている時なども脳内では膨大な情報量を処理している事が分かりました。浮かび上がる脳の影の活動では脳内の処理活動についてこのように述べています。

私たちの脳は,話をする,本を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになった。安静状態の脳で重要な活動が営まれていたのだ。しかも,この脳の「基底状態」とも言える活動に費やされているエネルギーは,意識的な反応に使われる脳エネルギーの20倍にも達するという。

この脳活動の中心となっているのは,「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる複数の脳領域で構成されるネットワークで,脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがある。自動車が停止してもいつでも発進できるようエンジンを切らないでおくのと同じように,これから起こりうる出来事に備えるため,さまざまな脳領域の活動を統括するのに重要な役割を果たしていると考えられている。(18)

私たちの脳は脳内の様々な神経活動を同調させるために、膨大な量のエネルギーを消費しているという事ですね。

好きなことを仕事にしている人は、このデフォルト・モード・ネットワークの恩恵を大いに受ける事が出来るのです。好きなことを仕事にしている時には、興味のある情報が脳内のさまざまな場所に蓄積されて行きます。

そして、一息ついている時などに過去の膨大な情報が混ざり合い新たなインスピレーションが生み出して来るようになるのです。芸術家などのひらめきもデフォルト・モード・ネットワークの働きなのです。

「ビジョナリー・ピープル」という本ではデフォルト・モード・ネットワークの働きについてこのように書かれています。

例えば、シャワーを浴びている時や、ブランコに乗った子供を後ろから押してやっている時、好きなゲームに興じている時、あるいは長距離ドライブでぼおっと空想にふけっている時に、様々なアイデアが浮かんだ事があるだろう。様々な顔を持つ情熱とどこかで繋がっている限り、いわば<辺縁思考>を自分の武器に出来るはずだ。それは一途な義務感、あるいは希望的観測へ逃避するための努力にも勝る。辺縁思考には個人を思いがけない高みへと押し上げてくれる潜在的な力がある。多くの人たちは、祈りの時、瞑想の時、あるいは野球をしている時でさえ、創造的大発見(「そうだ!」というひらめきの瞬間)に恵まれるものだ。(18)

私たちは好きなことを仕事にしている時、芸術家のような創造的大発見に恵まれる可能性が高まってくるのだと言えます。

 

8.忍耐力がつく

成功哲学の不朽の名著「思考は現実化する」にて人は好きなことに対して努力を苦としないとこのように書かれています。

好きな仕事に携わっている時は、どんなに長時間にわたって仕事をしても疲れないものである。好きでない仕事や嫌いな仕事は、時間に関係なくすぐ疲れてしまう。この事は多くの人が実体験として感じている。そこでは、肉体的な条件などはあまり関係がない。従って、人間の忍耐力とは、その人がやっている仕事を好きか嫌いか、あるいは愛するかどうかという事によって決まって来る。(16)

下記の表をご覧ください。この表は米国陸軍士官学校でやり抜く力を測定するための研究用に開発された「グリット・スケール」です。(17)あなたも試してみて下さい。すべての数値を10で割った数値があなたのグリット・スコアになります。

「やり抜く力」を測るグリット・スケール

 全く当てはまらないあまり当てはまらないいくらか当てはまるかなり当てはまる非常にあてはまる
1.新しいアイデアやプロジェクトが出てくると、ついそちらに気を取られてしまう。54321
2.私は挫折をしてもめげない。簡単にはあきらめない。12345
3.目標を設定しても、すぐべつの目標に乗り換える事が多い。54321
4.私は努力家だ。12345
5.達成まで何か月もかかる事に、ずっと集中して取り組む事がなかなかできない。54321
6.いちど始めた事は、必ずやり遂げる。12345
7.興味の対象が毎年のように変わる。54321
8.私は勤勉だ。絶対にあきらめない。12345
9.アイデアやプロジェクトに夢中になっても、すぐに興味を失ってしまった事がある。54321
10.重要な課題を克服するために、挫折を乗り越えた経験がある。12345

アメリカ人の成人のグリット・スコア

パーセンタイル値グリット・スコア
10%2.5
20%3.0
30%3.3
40%3.5
50%3.8
60%3.9
70%4.1
80%4.3
90%4.5
95%4.7
99%4.9

あなたのグリット・スコアは何点でした?たとえば、あなたのグリット・スコアが4.1なら標本のアメリカ人よりも「やり抜く力」が強いという事になります。

もし、あなたが今好きなことを仕事にしているのであれば、おそらくグリット・スコアは高水準でしょう。グリット・スコアを使い忍耐力を調べるだけで、あなたが好きなことを仕事にしているかどうかが瞬時に分かるのです。

また、このスコアの面白い所は、「やり抜く力」「情熱」「粘り強さ」で構成されている点です。

「やり抜く力」は、奇数の番号の合計を5で、「粘り強さ」のは偶数の合計を5で割る事で算出できます。そして、表れた数値をそれぞれグリット・スコアに照らし合わせてみて下さい。

テストを受けるほとんどの人たちは「情熱」のほうが、「粘り強さ」より少し点数が高いそうです。

あなたのスコアはどのようになっていましたか?

Ⅲ.好きなことを仕事にすると表れる3つの抵抗

今までの章を見ていただいたなら、好きなことを仕事にした方がはるかに人生の質が高まり、有意義に生きる事が出来るようになる可能性が高まるのだと感じられた事でしょう。

でも、好きなことを仕事にしようと決心してからが大変です。なぜなら、それら輝く希望を一瞬にして消し去ってしまう抵抗が表れて来るのです。

この抵抗の力は恐ろしく強力で多くの人はこの力に抗う事が出来ずに、挫折してしまいます。

抵抗の力1.社会からの洗脳

「洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく」という本で、著者の苫米地英人さんは社会からの洗脳をこのように言い表しています。

大手企業に就職すれば収入は安定し、それなりの生活はできると思います。社会的にもいくばくかの尊敬が得られるかもしれません。しかし、それが本当にあなたの望んだ道だったのでしょうか。

自分らしさを発揮しながら、人々の幸せにも貢献できる充実した生き方だったのでしょうか。なんとか生きられる収入を与えられているだけでないでしょうか。子供も育てることができたとしても、資本に仕えながらただ生きて、資本に追従していくことでしか生きられない子孫を残しただけではないでしょうか。それで幸せだと思えるなら、それは洗脳された奴隷としての人生だったといわざるを得ません。

このことは、たしかに洗脳なのですが、誰も、自分を育ててくれた親やお世話になった学校の先生、会社の社長が、信者を洗脳して地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の教祖麻原彰晃のような危険な存在だとは考えません。

ただ、お金を儲けたいという煩悩をたきつけられ、人を奴隷化する手法をもって、知らず知らずのうちにお金を中心にした価値観に縛られ、行動を支配されるようになってしまったのです。

洗脳されているのに洗脳とは気がつかない。それが資本主義の洗脳の本当の恐ろしさなのです。(19)

コーチングを生業としていると、この社会のある事実に気が付きます。このように資本主義社会の一部に組み込まれている人たちのほとんどが心を苦しめているという事です。生きながらに死んでいると表現しても大げさではないほど、自分の人生を生きる事が出来なくて苦しんでいる姿を嫌と言うほど目撃してきました。

社会からの洗脳はそれほど強いにもかかわらず、周囲が洗脳されている状況下では自分がなぜ苦しんでいるのかすらも気が付けないのです。

好きなことを仕事にしようと決心したとしても、この社会からの洗脳の圧力はすさまじく乗り越えるには相応の覚悟が必要となります。

抵抗の力2.身近な人たちの忠告

「まずは親を超えなさい!」という本で著者の苫米地英人さんは身近な人たちがもたらす忠告の危険性をこのように表現しています。

たとえば、学校の先生が進路指導を行う時に、その学生の成績表に基づいて、君はこの大学に進むのがふさわしいとアドバイスします。それは、あくまで今日までの試験の点数に基づくアドバイスであり、そこに明日からの試験の点数が含まれているはずがありません。

学生が、私は医者になりたいとか、東大に入りたいとか、成績以上の進路を望めば、学校の先生は「君には無理だ」ということを率直に伝え、現状の評価に合った違う道を教えてくれるわけです。

なぜなら、多くの先生は、その学生の現状を徹底的に冷静に分析し、今の脳力で達成できるゴールをあてがうことを目的にしているからです。

学校の先生だけでなく、両親、あるいは妻、良識のある友人や先輩、そうした人々はほとんどの場合、あなたの現在までの脳力をきわめて客観的に評価し、妥当と思える意見を言うことでしょう。

実は、そういう人々はすべてドリーム・キラーです。

どんなにあなたの話に一生懸命耳を傾け、あなたのためを真剣に考えて受け答えしたとしても、彼らは必ずドリーム・キラーになるのです。(20)

あなたも経験がありませんか?あなたがこれだと思える夢を追いかけようとした時に、家族や友人、学校の先生から忠告を受けた事が。彼らの忠告があまりにも的を得ていると感じてしまったり、彼らが見ている自分自身の評価を真に受けてしまって、行動を起こせなかった事が。。。

ドリーム・キラーは私たちの夢の芽を悪気なく摘んで行きます。彼らの忠告は近しいだけに無碍にする事が出来ずに、自らの大きな抵抗となってしまうのです。

抵抗の力3.サボタージュ

「U理論」という本には人が出現する未来を創るには今までの過去のパターンを捨てなければ前に進めないという事が書かれています。今回のテーマに当てはめると好きなことを仕事にして成功するには、過去のパターンを捨てる必要があるという事ですね。

過去のパターンとはホメオスタシスで言う所の安定です。今までの成功パターンや、職業、経験を捨てなければいけない事もあるでしょう。

そうした中でサボタージュは活発に自分を止めようと働いてきます。自分の抵抗によってサボタージュの活動も力強くなって行くのです。

私がコーチになり始めた時の例をもとにサボタージュの働きがどのように変わって行ったかを見て行きましょう。

①新しい視点で現状を観始めた時

「U理論」では人が新しい目で現状を観始めた時に最初の変化が起こると伝えています。私の場合、トレーダーとして生活をしていましたが、ある時から、このままずっとパソコンに向かい続ける人生は嫌だなと思い始めた時に、最初のサボタージュが働き始めました。

「U理論」では新しい視点で現状を観始める事で、今までのパターンに疑問を持ち始めた時に、内なる評価・判断の声がささやき現状に戻す動きをすると言うのです。

私の場合で言えば、

  • 今の生活を手放すなんて馬鹿げてる
  • こんなに楽な事はないよ
  • いっときの気の迷いで人生を棒に振らないでね

こんな感じで現状の評価と判断を繰り返していました。

②ささやきの声に耳を傾ける決意をした時

「本当にやりたい事は人と接して人の役に立つことでしょ。前、本で読んだコーチングってとってもおもしろそうじゃない。なんだかわくわくして来るよ。コーチになるってどう?」と心のささやきが私に語り掛けて来た時にサボタージュは次の段階に入って来ました。

それは、内なる皮肉・諦めの声です。

  • コーチになるなんて正気ですか?誰得?
  • こういう仕事で利益が出てる人は一部だけだよ。その一部に入れると思ってるの?
  • クズが・・・夢を見るのは寝ている時だけにしろ。

たしかにこのような声が聞こえて来ていました。

③現状を手放した時

現状を手放し、コーチングの資格を取るために受講料を払い込んだ時にはサボタージュが発する声は怖れでした。

  • もう後戻りが出来ない。
  • 失敗したら終わりだ。
  • まったく先が見えない。どうしよう。

このような声がひっきりなしに聞こえて来ていました。

U理論では過去のパターンを捨て先に進もうとするほど内なる否定的な心の声は

  1. 内なる評価・判断の声
  2. 内なる皮肉・諦めの声
  3. 怖れの声

に切り替わって行くと書かれています。(10)まさに私はこの否定的な心の声の階段をどんどん下に下って行ったのです。

もし、このどこかでサボタージュに負け、自分の好きなことを仕事にする道をあきらめていたら、再度挑戦をするのは難しかったでしょう。

それほど、サボタージュの足止めをする声は大きいのです。ここであきらめてしまったら、自分の人生のハンドルを自分で握る事が出来なくなってしまっていたのですから、おそろしい限りです。

Ⅳ.好きなことを仕事にすると経験出来る4つの事

この章では好きなことを仕事にするとどんな経験が出来るかを、私の実体験も踏まえながらお伝えして行きたいと思います。

私自身は、コーチとして、起業家として、今は好きなことをだけをして生きています。だからこそ、私自身の体験は多少なりともお役に立てるのではないかと思います。

1.失敗を経験出来る

経験は厳しい先生だ。まずは試練を与え、教えてくれるのはそのあとなのだから。-ディック・エンバーグ

あなたは失敗についてどのような認識を持っていますか?

私たちが受けて来た義務教育は失敗を避ける教育だったと言っても過言ではありません。なぜなら、資本主義社会を根底からささえる労働者を生み出すための教育だったからです。労働者に失敗は不要です。失敗しないに越したことはありませえん。そのため、失敗を避ける教育がまかり通って来ました。それは、大量生産社会には都合がよかったかも知れませんが、今の時代にはそぐいません。

しかし、まだ同じような教育を国として続けています。先日、ある算数の問題と答えを聞いて私は愕然としました。

3個のりんごと2本のバナナ、1つのみかんを買ったら合計何個の果物になるでしょう。

このような質問で、学校によっては正解は3+2+1=6しか認められないそうです。1+2+3=6では買った順番が違うから不正解と。。。

そんなバカなと思いましたが、大真面目に取り組んでいる教師たちがいるという事。

こんな事を学校で教えていては、ひとつの正解しかない問題だけしか解けません。答えのない道を自ら切り開いていく事など出来なくなってしまうのは必然と言えるでしょう。

歴史上の偉人たちは口をそろえて、失敗こそ成功へ続く道だと言っています。

好きなことを仕事にするという事は、失敗の連続だと言えるでしょう。成功するよりも失敗する方がはるかに多いものです。だからこそ、数多くの失敗を経験出来るからこそ、そこから得られるギフトは大きいのです。

失敗を一度も経験したことがない人よりも、1000回失敗しても挑戦し続けている人の方が人としてはるかに高いレベルにある事は明白です。

好きなことを仕事にすると、失敗をしてもチャレンジ精神が失われないため、繰り返し失敗し続ける事が出来るのですから、これほど素晴らしい事はないでしょう。

2.マスターマインドが出来る

「思考は現実化」するにてマスターマインドの定義を下記のようにあらわしています。

「明確な目標を達成するための2人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す) (22)

私自身、好きなことを仕事にし始めてから、数多くの偶然が重なりマスターマインドの同盟が出来ています。

コーチとしてのブランディングを築くために、セルフブランディングから携わってくれたHP制作会社の社長さん、動画や写真を撮影してくれるカメラマンの方。また、会社としての経営方針を語り合える経営者の方。

そして、同じ志を持つコーチ仲間。

それぞれの出会った時期やタイミングは違いますが、私が好きなことをし始めてから、知り合った大切な人たちです。そして、彼らと知り合えたのは自分にとってシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)が大きく働いています。

友人の紹介で偶然しりあった方や、たまたま、交流会であい意気投合した方など、その瞬間に立ち会わなければ出会えなかった人たちの多い事。

彼らに出会えたからこそ今の私があると言っても過言ではありません。

今では、マスターマインドは自分の生きる意図があって初めて出会える人たちだと確信しています。好きなことを仕事にすると決心して動き出した段階で、あなた自信がマスターマインドを惹きつけるエネルギーの場になるのです。

3.投資の仕事を積み重ねられる

本田健さんは著書「大好きなことをしてお金持ちになる」という本で仕事には2種類あるという事を書いています。

私は、ある成功者から、仕事には「投資」「消費」の2種類があることを教わりました。将来につながっていく仕事は、投資になり、その場限りの仕事は消費です。自分の時間と労働力を交換しているだけの仕事は、消費の仕事で、それをやっていては成功できないと教えられたのです。(21)

私たちは好きなことを仕事にしている時、当然多くの時間を投資の時間にあてる事が出来ます。私自身もブログを書く事が投資の時間になっています。直接、ブログから収益を得る事は出来ませんが、自らの知識を深め、ブログを見てくれた人が結果的にコーチングの契約を結んでくれたりもしています。

そして、日々、文章を書く事で書籍出版への道も開けて来ています。これは好きなことを仕事にしているからだと言えるでしょう。

投資の仕事は、消費の仕事よりもお金が入って来るまでには多くの時間を要します。しかし、自らの成長に確実につながるのは投資の仕事をおいてほかにありません。

消費の仕事を繰り返し続けてしまうと、自らの労働価値が低下した時に大きなリスクが待ち構えています。一方、投資の仕事であれば、自らの能力に直結しているため、リスクを分散する事が出来るのです。

あなたの仕事は投資の仕事ですか?それとも消費の仕事ですか?

4.幸せになる

アドラー心理学では、人が幸せになるには共同体感覚を持つ事が大切だと説いています。なぜなら、「人は共同体の中で自分の存在価値を感じ続けるために生きている。」とアドラー心理学では考えているからです。

共同体感覚とは2人以上のコミュニティの中で、貢献を通して初めて得られます。

共同体感覚では

  • 自己受容
  • 他者信頼
  • 他者貢献

の3つが相互的に作用しています。

好きなことを仕事にする事でこれら3つは満たされて行きます。尊厳を保つ事でどんな自分でも受容する事が出来るようになれば、他人に対してより信頼感を持って接する事が出来るようになり、結果として、他者を受け入れる心の器が広がり、人に貢献して行きたくなるのです。

これらが相互的に作用する事で、共同体感覚が得られ、幸せを感じる事が出来るようになります。

簡単に言うと、好きなことを仕事にすると、自分も他人もみんな幸せになって行くという事ですね。

共同体感覚について詳しくは、下記の記事をご覧ください。

人を必ず成功に導く21世紀の劇薬!アドラー心理学入門

Ⅴ.好きなことを仕事にして成功する4つのステップ

誰にも一芸がある

どんな人にも一芸がある。その一芸は、その人だけのものだ。

それを早くから知っていて、十分に生かして成功する人もいる。自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。

それを自分の力のみで見出す人もいる。世間の反応を見ながら、自分の本領が何だろうかと模索し続ける人もいる。

いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けて行けば、自分の一芸が分かってくるはずだ。

ニーチェ「人間的な、あまりに人間的な」(23)

好きなことを仕事にして成功するには、自分を現状に縛っている呪縛を振りほどき、自らの直感を信じて歩を進め、ビジョンと意図を持ち行動し続けて行く事が必要です。

「U理論」ではこの過程を、過去のパターンから未来を作るのではなく、出現する未来から今を創ると説いています。自らの直感に従い今この瞬間に行動して行く事で、過去の延長線上ではない、未来を創る事が出来るのです。

私たちが提供しているコーチングでも未来から今を創る事を重視しています。この章ではどのように出現する未来を創り上げて行くかを「U理論」をベースとしてお伝えして行きます。

1.自分の心と直感に意識を向け過去のパターンを捨て去る

冒頭でも取り上げさせて頂きましたが、アップルの創設者スティーブ・ジョブズは2005年のスタンフォード大学の卒業式において自分の直感に従う事の重要性についてこのように話をされています。

「人に与えられた時間は限られている。だから、誰か他人の人生を生きて、その時間を無駄にしてはならない。教義教理に囚われてはならない。それは他人の思考の産物とともに生きながらえている。他人の意見が生み出す騒音に自らの内なる声がかき消されてはならない。一番重要なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つ事だ。このふたつはどういうわけか、すでにその本人が本当になりたいものが何なのかをよくわかっている。それ以外のものはすべて、二の次なのだ。」(24)

永続的な成功者200名以上にインタビューを行い、成功要因を統計的にまとめた「ビジョナリー・ピープル」という本では、ジョブズが言う直感についてこのように書かれています。

幸せな結末は、頭の中で自分の生きがいについて語る小さな声ーこれをささやきと呼ぶ人もいるーに耳を傾けることから生まれる。その声は、体中の細胞のひとつひとつにまで共鳴し、耳を澄ませばある種の静かな叫びのように聞こえてくる。それは、答えを出せとしつこく迫る、ときには癪に障るような要求だ。(3)

私たちの直感は私たちに自分らしく生きるよう絶えずささやき続けているのです。しかし、ドリーム・キラーや自己不信、周囲の視線が気になり直感のシグナルを心の奥底に押し込んでしまうのです。

ただし、ジョブズを含め、「ビジョナリー・ピープル」でインタビューされた成功者の多くは、自分の心と直感に従う勇気で溢れていました。「ビジョナリー・ピープル」では全体を通して情熱に力を注ぐことこそが成功への最も確実な道だと説いています。

私たちひとりひとりも彼らのような成功者と同じ種を持っています。その種を育てるにはどうやら好きなことを仕事にするのが最も確実な道だと言えるのでしょうね。

まるで映画のオズの魔法使いさながらだ。われわれは、心、頭、そして勇気を追い求めている魔法使いを見つけようとしている。しかしその魔法使いは、われわれはすでに持ち合わせているじゃないか、と言う。それを使いこなせばよいだけの話だ。自分の不屈の自己を信じるなら、どんな事でも出来るはずだ。

マーバ・コリンズ

心の疼きを抑え込む過去のパターンを捨て去り、自らの心と直感に従う勇気を持つ事が、永続的な成功を手に入れるためには何よりも大切です。

コーチとしてあなたに問いを投げかけさせて頂きます。じっくりと考えて見て下さい。

あなたが抑え込んでいる心の疼きはなんですか?

2.直感を信じて旅に出る

「U理論」では直感を信じて人生を歩む事を針の穴を通る旅と表現しています。

多くの人にとって、自分の仕事の本質に深く沈る事も叡智の深い源にアクセスするための入り口になる。スタンフォード大学のマイケル・レイはこの事を「好きなことをし、自分がしている事を愛せよ」と言い表している。彼のこの言葉は、何かを創造的に生み出す人や革新をもたらす人からよく聞く内容を捉えている。

自分の最高の可能性にアクセスするためには、旅に出なければならない。自分の喜び、気持ち、自分が感じる出現する未来の感覚に伴う旅に出るのだ。ほかの人々からのアドバイスも価値があるかもしれないが、そのどれよりも自分のその感覚を信頼する事だ。

つまるところ、自分の創造性の本質は、自分、自分の人生、自分の未来にしかない唯一のより深い源にアクセスする事なのだ。より深い源を開くためには、針の穴を通る旅をする必要がある。針の穴とは、真正の自己の事だ。つまり今この瞬間に自分にしか出来ない旅をする事が出来るかどうかなのだ。(2)

再度、スティーブ・ジョブズの2005年のスタンフォード大学のスピーチを聞いてください。針の穴を通る旅について面白い話をしています。

「自分は人生で何をしたいのかまったくわからなかった。大学がその答えを出すどんな力になってくれるのかも見当がつかなかった。しかも大学で学ぶために、両親が生涯かけて貯めた金をすべて使い果たそうとしていた。だから、(わずか入学して半年で)大学を中退する決心をし、それでもすべてがうまくいくと信じる事にした。当時は本当に怖かった。とはいえ、今振り返ってみると、あれは私の生涯最高の決断だった。」

「寮に私の部屋はなかったので、友人の部屋の床で寝た。コカ・コーラのボトルを回収して返却保証金の小銭を稼ぎ、それで食料を買った。そして日曜日の夜になると決まって、街を横切る7マイルの道のりを歩き、クリシュナ教団の寺でごちそうにありついていた。おいしかった。苦労しながらも、自分の好奇心や直感のままに経験した多くの事が、あとになって貴重なものだったという事を思い知った。」(25)

そして、ジョブズはこの時期に直感に従い様々な芸術表現に魅了されて行くようになったのです。その中の一つとしてカリグラフィーがありました。カリグラフィーとは文字を美しく見せるための手法です。

ジョブズは「この芸術のどれひとつをとっても、自分の人生で実用的な応用がきく見込みなどまったくなかった」(26)と、当時を振り返っています。

そして、それから10年後のマックを開発していた時に、ジョブズの中によみがえって来たのがカリグラフィーに対する熱い情熱だったのです。

「あの講義(カリグラフィーの講義)を受けていなければ、パソコンは今あるようなあの美しい書体を使っていなかったかも知れない。もちろん、大学時代に先々の事を見通して点と点を繋げる事など出来なかった。けれども、10年後の今振り返ると、非常に、非常にはっきりと見える。」(26)

針の穴を通る旅とは、ジョブズのようにただひたすらに直感だけを信じてダイブをして行く事です。世間一般では無謀と捉えられてもおかしくはありません。

しかし、直感はあなたが本当にすべき事を知っているのです。針の穴を通るとは直感以外のすべてを捨て去ってしまうと言ってもいいでしょう。

あなたは成功するために針の穴を通る覚悟を持ち合わせていますか?

3.未来のビジョンと意図を明確にする

自由な人とは、恣意的な我欲によらず意志する人である。・・・彼は運命を信じ、運命が彼を必要と信じている。運命は彼を束縛せず彼を待ち受ける。彼は運命に向かって進まなければならない。だが彼は、運命がどこで発見できるかをしらない。

しかし、彼は自分の全存在をかけて出かけなければならないことを知っている。事態は彼の決意どおりにいかないものだが、到来する事態は彼が意志し、得るものを決意するときにのみやってくる。

彼は物質欲と本能に支配されている自分の些細で不自由な意思を、大いなる意志に捧げなければならない。それにより宿命に支配されることはなくなる。彼はもはや口出ししない。

しかし、同時に物事が起こるにまかせることもしない。彼は自己から生まれ出るもの、世界の存在の推移に聞き入る。それによって支えられるためではなく、それが望む現実にそれを導くために・・・

マルティンブーバー(27)

マルティン・ブーバーは著書「我と汝」で直感を信じて旅に出る先に待ち受ける未来をこのように表現しています。そして、オットー・シャーマーは「U理論」でこのようにに要約しています。

ブーバーは、自由な人間とは運命、つまり我々を必要とする運命を信じるが、それがどこにあるのかは知らないと仮定して論を進める。運命を見つけるには、進んで未知の領域に入り、「われわれの全存在」をかけて出て行く覚悟がなければならない。運命は犠牲を求める事もある。これは単に何かをもくろむことではない。それを実行する完全な意図を持って、出現したがっている世界の中の存在に聴き入る事である。ひとたびそれを始めたら、我々は注意深く意識を向けなければならない。(28)

先ほどのジョブズの話を例えに出すと分かりやすいかもしれません。

大学を中退した時は直感に従い、それまでのすべてを投げ出して自分の好きな仕事に専念して行きます。しかし、その後、不遇な時代が続くも、そこで得られた知識や経験が、のちのマックへの書体にインスピレーションを与え大ヒットへの道を切り開いていきましたよね。そして、そこで学んだ芸術性がさらにスマホへと進化を遂げているのは誰もが知る所です。

最初から点と点を繋げようと動いた結果ではありませんよね。しかし、結果的に彼の行動を通し点と点が繋がり線になって行きました。

「U理論」では直感に従い行動に移したのであれば、その先をただ流されるのではなく、明確な意図とビジョンを持ち、自らのハンドルを握る事が大切だと説いています。まだパソコンがパーソナルコンピュータになるまえから、パソコンを1人1台持つ世界を意図したジョブズのように、私たちも明確な意図とビジョンを持つ事が大切です。

運命に流されずに自らの道を切り開いていくにはしっかりと自分の軸を持ち続ける事が必要不可欠だという事ですね。

コーチングでは「人生の目的」を重視しています。「人生の目的」とは未来のビジョンと意図を言語化して表したものです。「人生の目的」を持つ事で、振り返る度にいつでも自らを振るい立たせる事が出来るようになって行きます。

人生の目的の作り方については下記をご参照下さい。

人生の目的を作る3つのレシピ!最高の自分に変える方法

4.トライアンドエラーを繰り返す

「思考は現実化する」にてナポレオン・ヒル博士は失敗についてこのように書いています。

失敗したら、失敗を分析することだ

どんな状況であれ、失敗したら、その状況を分析してみる事だ。そうすれば、どんな失敗にもそれに見合った利益の種子が含まれているという、深い心理に行き当たるはずである。これは失敗が必ず熟した果実となって利益を与えてくれるという意味ではない。失敗には種子が含まれている、という事に過ぎない。それを見つけ出し、芽を出させ、豊かに身を結ばせるには、人それぞれが目的を明確に持って積極的に独創力を働かさなければならない。(29)

未来のビジョンと意図をしっかりと明確に持ったらあとは行動を繰り返すのみです。今の行動が自分の軸にしっかりとあっているかを絶えず確認しながら、行動と改善を繰り返して行くのみです。

自らの直感に従い好きなことを仕事にすると言う事は、安定を捨て去り、リスクの海に飛び込むようなものです。当然、安定に胡坐をかいていた時よりもはるかに失敗に遭遇する確率は上がって来ます。

しかし、失敗した分だけ、失敗からもたらされる恵みは多くなります。その恵みを活用していく事が出来れば、成功へ一歩、また一歩と近づいて行く事が出来るのです。

Ⅵ.好きなことを仕事にするなら絶対に読んでおきたい必読書6冊

古今東西の成功法則の哲学では自分の好きなことを仕事にすることこそが成功への唯一の道だと言っています。

最近では成功哲学だけではなく、成功者のインタビューを統計化してデータ化したり、理論に落とし込んだりと西洋的な解釈も増えて来つつあります。

ひと昔前までは、成功哲学というとちょっと胡散臭く思われてしまいがちでしたが、最近では一般論として受け入れられやすくなって来ています。

私たちが提供しているコーチングではクライアントの方が最も大切にしている人生の目的を見つけてもらいます。そして、コーチングの期間中のテーマとしていかにクライアントの方が人生の目的に近づくことが出来るかを後押ししていきます。

自らの人生の目的を見出し、その目的に向かって進むようになると人はとても大きな力を発揮して行きます。だからこそ、私たちコーチはクライアントの方の可能性を信じ続けることが出来ますし、結果を信じて関わり続けることが出来るのです。

人生の目的とは自分が人生でこのような生き方をしたいという願いです。多くの場合、好きなことを仕事にすることが人生の目的に行きつく最短の道になって行きます。

この章では「好きなことを仕事にするとなぜ成功するか?」について私がコーチとしてお勧めしたい書籍を紹介して行きます。好きなことをして成功したいとお考えの方に是非とも読んでもらいたいものばかりです。

1.ビジョナリーピープル

このブログ、ビジョナリーマインドのサイト名の元となった本です。私はこの本から大きく影響を受けています。

ビジョナリーピープルの特筆すべき点は、20年という長い期間にわたり成功し続けている200名以上の成功者へのインタビューをもとに、成功者がなぜ成功者になったのか?を分析し言語化している部分です。

インタビューしたすべての成功者は自らの生きがいに沿って人生を歩んでいました。

そして、その生きがいに対して真摯に取り組み続けることが出来たからこそ成功者への階段を上っていけているのだと結論づけています。

永続的な成功をものにできるのは、自分が完ぺきな人間であったり幸運に恵まれた人間だからではなく、自分自身の生きがいだと信じることに取り組む勇気を忘れないからなのだ。

ビジョナリーピープルより引用

他にも様々な金言がこの本にはあります。人生の指南書としてもお勧めして行きたい1冊です。

2.U理論

U理論もビジョナリーピープルと同じく生きがいに沿って人生を歩むと成功するということを説いている本です。

著者の研究基盤である経営学に、哲学、心理学、認知科学、宗教などの考え方が巧みに合わさった読み応えのある1冊です。

U理論では過去の延長線上から現在を生きるのではなく、出現する未来の疼きから現在を生きることを推奨しています。

自分の直感を信じて生きがいに沿って生きると、成功するための条件は必然的に満たされてくるということが書かれています。

まさに、好きなことを仕事にすることはU理論に当てはまることなのです。

 

3.アルケミスト

この本はフィクションですがとてもおすすめの1冊です。

ワクワクする冒険譚ですが、ひとつひとつの文章からも学びを得ることが出来ます。この物語で作者が伝えたいことは、「自分の夢を信じて挑戦し続けると必ず夢は叶う。」といった所でしょうか。

数々の挫折や裏切り、挙句の果てには命にかかわる出来事もある中で主人公はそれでも自分の夢をあきらめずに運命に向かい続けます。

その過程で、引き寄せられるように出会うべく人と出会い、成功へ通ずる状況が近づいてきます。

そして、最後には・・・

ここは読んでのお楽しみということで。

この本は世界中で読まれている大ベストセラーです。何故こうも世界中で読まれているのか?それは一度、目を通して見ると分かると思います。なによりも言葉が胸に響くのです。作者の魂が言葉に乗っているのでしょう。

見る人に勇気と希望を与えてくれる最上級の物語です。「好きなことを仕事にするとなぜ成功するか?」について、この1冊だけでも理解できるのではないかという程素晴らしい本です。

4.スリーカップスオブティー

この本はノンフィクションです。先ほど紹介したアルケミストと内容はとても近いものがあります。

自分の生きがいを見つけた主人公が、自らの人生の目的に沿った生き方をしていき、世の中に大きなインパクトを巻き起こしていくまでのドラマが書かれています。

まさに、読んでいてワクワクしてくました。また、ビジョナリーピープルやU理論で伝えられていることを実践しているのがとても印象深かった部分です。未来の疼きに従って行き、情熱を燃やし一心不乱に自分自身の生きがいのために働き続けることで、現実を引き寄せて行く力が働いて行きます。

この主人公のように意図をもって現実を生きている人だからこそ、チャンスや偶然が必要な時に舞い降りて来るのだなと思いました。

人のエネルギーは伝播するんだなということが、奥深い部分で理解できる良書です。

U理論やビジョナリーピープルを読まれた後に、読んでみてください。

きっと、大きな気づきがあることでしょう。

5.シンクロニシティ

この本もノンフィクションです。

シンクロニシティとは意味のある偶然の一致のことです。

この本の主人公も生きがいを見つけ、生きがいに沿って全力で生きて行き世の中に大きなインパクトを巻き起こして行きました。

まさに、好きなことを仕事にすることで成功して行った人だと言えます。

そして、この著者は自らに起こったシンクロニシティが自分の人生に大きな影響を及ぼしていることに焦点をあてています。

このことはU理論やビジョナリーピープルでも重要視されている部分です。自分の生きがいに沿って真剣に取り組めば取り組むほど、素晴らしいタイミングで状況や出会いがやって来たりということが頻繁に起こるそうです。

まさに、この著者のドラマを通してU理論やビジョナリーピープルの本質を学ぶことが出来ました。

シンクロニシティとは偶然ではなく、意図をもって生きることで必然的に誰にでも起こることなのだということが理解出来ます。

私自身この本を読んで好きなことを仕事にすることに対してとても楽になったことを覚えています。

6.マネーゲームから脱出する方法

今回紹介した本はどれも私の人生に大きな影響を与えてくれました。だから、全てがお勧めです。しかし、現状最も役立っているという意味では「マネーゲームから脱出する方法」です。

この本では不安や苦痛を自らの原動力に変えて行く方法を伝えています。このやり方がいまの私にぴったりだったのですね。好きなことを仕事にすることは楽しいことではあります。ですが、どのような事にも当てはまるとは思いますが、希望が大きいほど不安や苦痛も大きいものです。

私自身、起業直後のお金や人間関係の不安や苦痛でどうしようもない時期にこの本に偶然出会いました。それからは、不安や苦痛があるたびにこの本で紹介されているプロセスという工程を使い自らにエネルギーを取り戻しています。

簡単に言うと、不安や苦痛という感情は味わい尽くすことでエネルギーに変わる性質を持っているから、味わい尽くしましょうということです。コーチングでもプロセスコーチングというやり方があり、同じく感情を味わい尽くすことでエネルギーに変えて行くという考え方です。

この本ではコーチをつけずに自分1人で不安をエネルギーに変えて行く方法を伝えてくれているのでとても助かりました。

この本に書かれているプロセスを日々実践することで、不安や苦痛を感じつくし、今ではかなり多くのネガティブな感情が取り除かれ、しかもエネルギーや意欲に変わっている実感があります。

この本に出合わなければ、私はいまだ不安と苦痛を克服できていなかったかも知れません。出会うべくタイミングで出会うべく本に出合えたのも、出現する未来から今を創ることで起こったシンクロニシティなんだなと理解しています。

特に、今現在、不安や苦痛を抱えている人にはおすすめの1冊です。また、チャレンジしたいのだけれども、不安や苦痛で足止めされている方にもおすすめの1冊です。

Ⅶ.実体験!好きなことを仕事にすることがいい12の理由

先ほど、紹介したスリーカップスオブティーやシンクロニシティの主人公のように私も現在生きがいに沿って生きています。彼らと違うのは私は現在進行形で歩んでいるという所でしょうか。単独のコーチからコーチングの会社を起業してどのように現実が変化して行ったかを実体験を通してお伝えして行きます。

1.情熱が湧く

好きなことを仕事にすることで絶え間なく情熱が湧き続けてくるようになりました。まさに寝ても覚めても四六時中です。情熱の炎が常に燃え続けている状態です。仕事をするほど情熱の炎に薪がくべられるような感覚を日々実感しています。

2.充実している

自分の好きなことをしているのですから、仕事をしていながらも日々充実しています。おそらく、U理論でいう所の出現する未来から今を生きているからだと思います。自分自身のうずきを信じ、そこに没頭しているからこそ、充実感を感じているのでしょう。

3.ストレスが減る

好きなことを仕事にしているのですから、仕事をしている時はストレスは減っています。仕事に没頭しているからストレスを感じないのでしょうね。なによりも仕事をしている時こそ充実しているのですからストレスが減るのは当然と言えば当然かもしれませんね。

4.楽しめる

これは声を大にして言いたいですね。好きなことを仕事にするということは毎日好きなゲームをしているような感覚です。毎日ステータスが上がって行くのですから楽しくて仕方がありません。仕事をしているという感覚がないので、遊んでいるだけなんじゃないか?とたまに自分で疑いたくなってしまうほど楽しめています。

5.必要な情報が入って来る

好きなことを仕事にすると必要な情報が入って来るようになるのは、無意識のうちに情報を集め続けているからです。焦点を明確にすることで、必要な情報が絞り込まれ、自分にとって必要な情報が様々な角度から入って来ます。私自身、意識をしていなくてもなぜか必要な情報は適切なタイミングで入ってきています。

6.シンクロニシティが起こる

まさに生きがいに沿って歩み続けている今現在はシンクロニシティが徐々に起こり始めています。本当に必要なタイミングで素晴らしい能力を持った人と出会ったり、失敗を繰り返していた時に自然と助けてくれる人が現れたり。とても高いハードルが表れても必要な情報が手に入ることでクリア出来たりと。。。まさにシンクロニシティの波に乗り始めて来ています。

7.直感がするどくなる

私の場合、直観力が付きました。これは今すぐに行動に移すべきだなと思ったことに関しては、直感を信じて躊躇なく進めることが出来るようになっています。思考では理解できなくても答えをすでに持っているような感覚に身をゆだねることでシンクロニシティに巡り合う確率が高まっている感覚があります。

8.今この瞬間を生きれる

好きなことを仕事にすることで一瞬一瞬を楽しみ続けることが出来るようになってきました。今この瞬間に没頭するとは突き詰めれば悟りの道へも通ずることです。今この瞬間を生きることで悩みや不安からは解放されるためクリエイティブな発想が湧きやすくなってきました。

9.睡眠力がつく

やりたいことを思う存分やれて幸せなのですから当然ストレスが減りますよね。ストレスが減るということは悩みが減るわけで、あーだこーだとネガティブな思考で頭の中を汚染されないのですから、日々深い眠りにつくことが出来ています。

10.幸せになる

やりたいことをやっているのですから、幸せになるのは当然だなと思っています。確かに、うまくいかないことやお金の不安はありますが、好きな仕事に没頭することでそれらの不安は消え去ってしまいますし、ないよりも徐々にではありますが結果がついて来ることで不安の種は小さくなる一方、希望の種は大きく育っています。

11.成功を引き寄せる

これは面白いことに本当にそうだなと思います。先ほど紹介させていただいた書籍に書かれていることを実行しているだけで、得られると予測されている成功が日々舞い降りてきています。ひとつひとつはまだまだ胞子のようなものですが、小さな成功の胞子が自分を通して具現化している現実を体験するととても不思議な体験を出来ているなと改めて実感しています。

12.振り返ってみて

私自身、書籍に書いてある内容を実際に体験してみようと思い、自らの好きなことを仕事にするためにかなりのリスクを負って飛び込んでみました。

その結果、まだまだ大きな成果はありませんが、書籍に書かれてあるように未来から引き寄せられている実感はあります。

また、様々な偶然がとてもいいタイミングで現実化されてくるのも自らの体験を通して理解できたことで書籍に書いてあることを深いレベルで学ぶことが出来たと思っています。私自身、パーソナルのコーチをしていた状況から、コーチングの会社を起業するまでには様々な葛藤や苦しみがありました。

起業しても「うまくいかなかったらどうしよう?」とか、「起業しても5年後残っている会社は1割もない事実があるんだぞ」とか、変化を恐れて自らの思考がストッパーをかけて来ていました。

でも、人の可能性を信じ続け関わり続けることがコーチにも関わらず、自分自身の可能性を信じられないのではコーチである意味もないと考え、リスクの海に飛び込んでみました。

もがき苦しむものかと思ったら、蓋を開けたら飛び込むまでが一番つらかったなと感じています。

飛び込んでみてからは毎日が驚きと発見の連続で、苦痛よりも楽しさの方が多いくらいです。

まだまだ、会社として楽観視できない状態ではありますが、出現する未来から今を創り続けて行けばおのずと成功は見えていることを確信出来ているのも本日紹介させていただいた本のおかげだなと思っています。

今、私が自信を持って言えることは成功のレールに乗っているということ。それは好きなことを仕事にすることが出来ているからです。

生きがいに沿って生きる人生は波乱万丈ではありますが、面白いことは間違いありません。

まとめ

いかがでしたか?

好きなことを仕事にするのははっきりいって楽な道ではありません。しかし、自分の人生を生ききるという意味でこれ以上恵まれた生き方はないと言えるでしょう。

他人の人生を歩んで一生を過ごすのも、あなたの人生を歩んで一生を過ごすのもあなた次第です。

ただし、長い目で見たら比べ物にならないほど好きなことを仕事にした方がいい結果をもたらす事でしょう。

好きなことを仕事にするという話になると、決まってリスクが高いという話になりますが、私に言わせれば、好きなことをしないほうがはるかにリスクが高いと断言できます。

人工知能が急速に発展してきている現在、20年後には今ある9割の仕事がなくなってしまうだろうと予測されています。真相は分かりませんが、日本人が長い間手放せずにいる企業に勤めていれば安定という時代は終焉を迎えつつあります。

もし、自らの業種が根底からなくなってしまった時に、リスクに踏み出すのを恐れて来た人たちの、今まで積み重ねてきたキャリアはもろくも崩れ去ってしまうでしょう。そして、一度の失敗で立ち直る事も出来ないかも知れません。

一方、好きなことを仕事にしている場合はどうでしょう。例え業種が根底からなくなってしまったとしても、いくらでも出現する未来から今を創り出す事が出来ます。ようは、失敗はあたりまえというメンタルが育まれているため、一度の失敗くらいどうという事はありません。

失敗からの種子を育てるのがうまいという事ですね。

養殖と天然の差といったほうがイメージが付きやすいかもしれませんね。好きなことを仕事にするといういばらの道を選んだ人たちは自然とサバイバルに長けた人になって行くという訳なのです。

あなたはこれからの人生をどのように歩んで行きたいですか?

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参考文献

(1)ワクワクする仕事をやっていれば、自然とお金はやってくるP16(2)U理論P503(3)ビジョナリーピープルP137(4)エッセンシャル思考P35(5)大好きなことをしてお金持ちになるP45(6)大人の脳科学常識P155(7)モチベーションを思うままに高める法P66(8)ワクワクする仕事をやっていれば、自然とお金はやってくるP54(9)「言葉」があなたの人生を決めるP95(10)U理論P79(11)成功はどこからやってくるのか?成功法則の取扱説明書P92(12)GRITP140(13)大人の脳科学常識P210(14)大人の脳科学常識P30(15)大人の脳科学常識P170(16)思考は実に実かするP394(17)GRITやり抜く力P81(18)ビジョナリー・ピープルP88(19)洗脳を解けば、人生はすべてうまくいくP21(20)まずは親を超えなさい!P100(21)大好きなことをしてお金持ちになるP44(22)思考は現実化するP372(23)超訳ニーチェの言葉006(24)ビジョナリー・ピープルP161(25)ビジョナリーピープルP159(26)ビジョナリーピープルP160(27)U理論P260(28)U理論P261(29)思考は現実化するP504

この記事を書いた人

自分ブランド創造コーチ 坪井一真
自分ブランド創造コーチ 坪井一真
大学卒業後にITベンチャー企業で人事、営業戦略、マーケティングを経験。20代でマーケティング部門のトップに就任。その後、個人投資家としての独立を経てシードコミュニケーション株式会社を設立。現在は未来創造コーチとして第一線で活躍中。

□米国CTI認定資格 Certified Professional Co-Active Coach(CPCC)
□国際コーチ連盟認定資格 Associate Certified Coach(ACC)
□その他 Co-Active Leadership Program修了

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