想像してみて下さい。あなたが好きな趣味を。何時間でもしあわせを感じていられる趣味を。創造の中で趣味をしている時のあなたの気分に焦点を合わせて見てください。
どのような気持ちでしょうか?
人によっては充実感かもしれません。また、ある人にとっては心地よさもあるかもしれません。それとも、しあわせを感じているのかも知れません。いずれにしろ気分がいいものです。
あなたが達成したい目標に対してこのような気持ちになれたらどうでしょう?いくらでも取り組めると思いませんか?
「今取り組んでいる対象に100%の心理的エネルギーを注いでいる状態」。これをフロー体験と言います。
モチベーションをアップする理由は、このフロー体験をすることにあります。しかも、目標に取り組んでいる間、ずっとです。
あなたが達成したい目標はなんでしょう?
もし、わくわく楽しみながらその目標に向かっていくことが出来たらどうなりますか?
とてつもない可能性が目の前に広がって来ませんか?
この感覚を潜在意識を効率的に活用することで手に入れることが出来ます。潜在意識を効率的に活用すればあなたもフロー体験をコントロール出来るのです。
潜在意識を効率的に利用する方法に興味をもっていただけたでしょうか?
今回の記事では潜在意識の効率的な活用方法をお伝えさせていただきます。
Ⅰ.脳という情報ネットワークについての2つのお話
潜在意識について詳しく説明するにはまずは脳の機能からお伝えしたほうがいいかもしれません。まずは脳の機能について下記の引用をご覧下さい。
脳を構成する主役は「神経細胞」である。神経細胞は、電気信号を発して情報をやりとりする特殊な細胞だ。その数は大脳で数百億個、小脳で1000億個、脳全体では千数百億個にもなる。
一つの神経細胞からは、長い「軸索」と、木の枝のように複雑に分岐した短い「樹状突起」が伸びている。これらの突起は、別の神経細胞とつながり合い、複雑なネットワーク「神経回路」を形成している。
神経細胞は、細胞体と軸索と樹状突起で一つの単位として考え、「ニューロン(神経単位)」とも呼ばれる。
細胞体の大きさは、大きいものでは10分の1mm以上あるが、小さなものではわずか200分の1mmしかない。大脳では1立方mmに10万個もの神経細胞が詰まっている。
そして脳全体の神経細胞から出ている軸索や樹状突起をすべてつなげると、100万kmもの長さになる。
この複雑で巨大な神経細胞のネットワークを電気信号が駆け巡り、高度な機能が生まれてくるのである。
RIKEN BRAIN SCIENCE INSTITUTEより引用
なんだかわくわくしませんか?
この機能があなたの中に生まれた時からそなわっているんですから。とてつもなく高度でエキサイティングな機能ですよね。
スーパーコンピューターでもあなたの脳に比べればまるで大したものではありませんね。
1.網様大賦活系(モウヨウタイブカツケイ)という脳のフィルター機能
複雑な脳の情報統制をつかさどっている機関があります。それが網様大賦活系(モウヨウタイブカツケイ)といわれる活性化ネットワークです。
長すぎてまるで噛んでしまいそうになりますよね。でも、おどろくほど大事な機能なんです。
この網様大賦活系が潜在意識をあやつるうえでのキーポイントとなります。
(※網様大賦活系では読みにくいですね。以降、網様大賦活系を活性化ネットワークとして表現を改めさせていただきます。)
活性化ネットワークの働き
では、これから活性化ネットワークがどのように働くかについて説明していきます。
人の脳には5感を通して毎秒膨大なメッセージが送られてきます。この中にはあなたにとって、大事な情報もあれば、不要な情報も含んでいます。パソコンにもあなたが日々使うソフトもあれば、一度も使ったようなこともないソフトもありますよね?
当然、あなたはパソコンを立ち上げるたびに不要なソフトまですべて開かないでしょう。なぜなら、つける必要性がまったくないからです。すべてつけていたらパソコンが重くなり効率が悪くなるだけですから。
脳も同じく、不要な情報を処理することで効率が悪くなります。だからこそ、不要な情報は活性化ネットワークでフィルタリングされるのです。いわば脳の活性化を止めるということです。
2.脳が認識できない盲点それこそがストコーマ
活性化ネットワークでフィルタリングされた部分を脳科学ではストコーマ(盲点)と呼んでいます。
たとえば、あなたが大の甘党。お酒は苦手なんだけど甘いのに目がないという視点でイメージしてみて下さい。スーパーに行けばチョコに目がいきます。商店街を通ればケーキが目につきます。うちに帰ればシュークリームのコマーシャルに釘付けになります。
惹かれるものであふれかえっていませんか?
必要ない情報が省かれる
ここで時間を巻き戻してみましょう。スーパーにはお酒も当然あるでしょう。商店街を通れば酒屋もあるでしょう。お酒のコマーシャルが流れない日なんてないはずです。
にもかかわらずあなたの視点にはお酒の情報が一切入ってこなかったことになります。これと同じようなことを実際あなたも数多く経験しているはずです。
これこそがストコーマです。
あなたの脳にはお酒が盲点となって認識されていなかったのです。
Ⅰ.脳という情報ネットワークについての2つのお話 まとめ
脳は興味のあることには積極的に情報を収集します。しかし、興味のない情報はフィルタリングにかけて行きます。
なぜなら、私たちの脳は興味のあることしか積極的に受け付けてくれないのです。だからこそ、興味のない勉強などは脳が受け付けることを拒否しているのです。興味のない勉強をやろうと机に向かうと急に頭が働かなくなるのはそのためです。
潜在意識を効率的に扱うことが出来ればこの脳のフィルタリング機能を調整することが可能となります。結果、ストコーマが外れあなたの脳は積極的に活動していくことが出来るのです。
そうすることで、脳の活動領域を増やしていけばフロー体験をコントロールすることが可能となります。
では、潜在意識を効率的に使うためにはどうするかについて次に説明していきます。
Ⅱ.プロコーチ直伝!潜在意識を効率的に使いこなす3つの方法
この章では潜在意識を効率的に活用し、最高の自分へステップアップしていく方法をお伝えしていきます。
- アファメーション
- ビジュアリゼーション
- やりきる
上記の3つが潜在意識を効率的に使いこなすうえでポイントとなってきます。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1.アファメーション
アファメーションとは個人的な目標や夢を断言することです。最も効果的な方法は肯定的な宣言文を紙に書き出す作業です。
紙に書き出すことで潜在意識に書き出したイメージがインプットされます。そして、脳の活性化ネットワークに潜在意識にインプットされた内容が重要だと認識させる効果があります。
この作業にはルールがあります。
- 私はからはじまる感情表現を入れた文体で書く
- ~したいという願望ではなく、~しているという現在形で書く
- 期限を定める
- 比較をしない
- 感情をこめて書く
- 秘密にする
- 毎日書き出す
- 朝・晩感情を込めて声に出して読む
アファメーションの例
「20××年○月×日には○○に成功し充実感を得ている。」
といったような文体で書きます。
ここで注意していただきたいことは、○○を達成したい。ではだめだという事です。
潜在意識は言葉をうまく認識することが出来ないためです。紙に書き出す作業は潜在意識にイメージを強くインプットするためです。○○を達成したいでは、達成することを夢見ている自分がイメージとして反映されます。
それでは夢や目標を達成するためにモチベーションがあがることはありません。
特に意識するポイント
アファメーションでは達成しているところを現在形で、感情表現を込めた文体で書くことが大事なのです。当然、感情を込めて書く必要があります。
そうすることで、潜在意識には目標を達成している姿と感情がイメージとして刻み込まれるのです。
またアファメーションのルールである比較をしないというのは、他のだれかと比較をしないという事です。ほかのだれかと比較をする事であなたの中に劣等感や攻撃的な感情が現れてしまうとその感情が潜在意識にインプットされてしまうからです。ここも意識をしておいて下さい。
正しいやり方でアファメーションを毎日書き出すことで、潜在意識にはあなたが目標を達成している画像が強烈にインプットされていきます。
イメージ通りの自分に突き進む潜在意識
イメージとして思い浮かべるほどイメージ自体が鮮明になっていきます。潜在意識は現実とイメージの区別がつきません。そのため、イメージのリアリティが強くなるとイメージを現実として判断する性質をもっています。
そして、イメージの中のあなたと、現状のあなたを比較して差がある場合、潜在意識は次のように認識します。
現実(イメージ)の自分に戻らなくてはと。
そうなると、現状の自分に不快感が生じ、イメージ通りの自分に向かって突き進んでいくのです。
アファメーションについてより具体的には下記の記事をご覧下さい。
2.ビジュアライゼーション
ビジュアライゼーションとはイメージのことです。
理想のイメージをビジョンとして頭の中のスクリーンに映すことで、よりリアリティを高めていく方法です。
潜在意識は、現実とイメージの区別がつきません。区別がつかないため、よりリアリティがあるほうを現実として受け止める性質があります。
という事は、潜在意識は活性化ネットワークにリアリティのある自分を打ち込んでいくということになります。
最も効果的な自己催眠
ビジュアライゼーションの最も効果的な方法は自己催眠です。
自己催眠のやり方をマスターしてからのお話をしていきます。
ヒタイガスズシイという暗示を終えた後に、あなたがアファメーションで毎日紙に書いているビジョンをイメージしてください。。
10分~15分ほどで構いません。この時に意識を向けていただきたい事があります。
それは達成しているあなたの気持ちや、周囲のあなたを見る視線。あなたの立ち居振る舞いやしぐさなどです。そして、あなたはどのような態度で人と接しているかなどひとつひとつの描写を事細かに思い浮かべて下さい。
リアルなイメージの構築
自己催眠が出来るようになると、リアルに頭の中でビジュアルが浮かび上がってきます。
このことからも、自己催眠をする事はビジュアライゼーションを効果的に活用する上で最適なのです。
感情とビジュアルがセットになったときの威力は想像を絶するものがあります。そのためには催眠時には絶えず感情に意識を向けていくことがとても重要です。
3.やりきる
潜在意識を効率的につかうための最後の方法はやりきることです。
なんだか随分精神的な話がでてくるなとお感じになられたかもしれません。そうです。結局、最後は精神論です。なぜなら、潜在意識を効率的に活用してもすぐにはフロー体験は経験出来ないからです。
やりきることとは目標や夢をあきらめずにつづけていくことです。
ただし、やらなければいけないと自分を追い込むことはよくありません。やらなければいけないという意識を持っていると、強迫観念のもと行動してしまいます。
そうなると、行動するのもストレスがたまりますし、達成できなかった時も大きなストレスがかかります。
「~ねばならない」という思考は危険極まりないのです。
「~ねばならない」はやりきる事とは対極の思考
やりきることとは「~ねばならない」という思考と対極にあります。
たとえば、期限をつけた目標を期限通りに達成できなかったとしても構わないのです。そこであきらめてしまわなければいいのです。あきらめなければ先はあるのです。
あきらめて手を止めてしまったらすべてが終わってしまいます。
全力をつくしても達成出来なかったらひとまずその夢はわきに置いておけばいいのです。いつか達成するためにとっておいてください。
あなたの心が負けを認めなければあきらめたことにはなりません。
失敗などないあるのは結果のみ
あきらめなければ失敗などあり得ないのです。失敗を認めたらそこで敗北感を味わいます。あきらめなければ失敗などないのですから敗北することはあり得ません。よって敗北感を味わうこともありません。
敗北感は潜在意識に負のイメージを植え付けます。そんな不必要なイメージをわざわざもらう必要はないのです。潜在意識にマイナスのイメージを植え付けないことは、結果的にフロー体験を経験しやすくなる事につながります。
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
トーマス・エジソン
Ⅱ.プロコーチ直伝!潜在意識を効率的に使いこなす3つの方法 まとめ
この章では下記の3つを紹介しました。
- アファメーション
- ビジュアライゼーション
- やりきる
どれも潜在意識を効率的に扱う上でとても重要な技術です。なにも難しいことはありません。
このやり方を習慣化出来れば自然とフロー体験をコントロールすることが出来るようになることでしょう。
これからは脳の機能を効率的に使いこなし、目標や夢を楽しく達成していきましょう。
いやな思いをつづけながら努力する必要なんてありません。楽しく夢中になって目標や夢に取り組めば努力なんて精神的につらいことをする必要はありません。
参考文献
- 新インナーゲーム W・T・ガルウェイ 日刊スポーツ出版社
- 目標を達成する技術 マイケルボルダック フォレスト出版
- ゴール ブライアントレーシー PHP
- まずは親を超えなさい 苫米地英人 フォレスト出版
- 一瞬で自分を変える法 アンソニー・ロビンズ 三笠出版
- スタンフォードの自分を変える教室 ケリー・マクゴニガル 大和書房
- ビジョナリー・ピープル ジェリー・ポラス スチュワート・エメリー マーク・トンプソン EIJI PRESS
追記 2017年4月14日
Ⅲ.潜在意識を活用して最高のパフォーマンスを発揮する8つの方法
これだと思ってやり始めたことでも気がついたらいつものように3日坊主。続いたためしがない。なんでこんなに根気がないんだろう?やるぞという気持ちがあるのにモチベーションがつづかないんだもんなー。本当に嫌になってくる。
このような状態に陥ってしまっているあなた。それは、あなたが根気がないからではありません。潜在意識を十分に活用できていないだけなんです。潜在意識の活用方法さえわかってしまえばこのような自己嫌悪に陥ることはなくなります。
今回紹介する技術は潜在意識を使って最高のパフォーマンスを発揮する方法です。私自信3日坊主というあだながふさわしいほど物事が続いたためしがありませんでした。しかし、潜在意識の活用法を使い始めてからはそんなことがなく、どのようなことでも長続きすることが出来るようになったのです。
しかも、いやいや続けるのではなく、モチベーションを維持したままでです。努力ということはつらいことを我慢して続けるということです。人は何かを達成するためには、努力をしなければいけないと思っているからこそ、努力を継続し続けることに嫌気がさしてしまうのではないでしょうか。
潜在意識を活用してパフォーマンスを上げることが出来れば、努力をすることなく、楽しみながらモチベーションを上げて行くことが出来るでしょう。だから、辛いという気持ちは当然なくなります。同じことをするなら努力をしないで継続したほうが長続きすると思いませんか?
どれも一度身に付けてしまうと必ず役立つスキルばかりです。よろしければご覧ください。
1.自分のエレベーター・ピッチをつくる
エレベーター・ピッチはITのメッカであるシリコンバレー発祥の言葉で、次のように定義されています。
30秒以内・250文字以内で、あなたのビジネスの価値を、誰が聞いてもわかるように、シンプルに素早く伝えるための短いプレゼンテーション、または宣言
「もし、起業家がエレベーターで投資家にあったとして、30秒以内に自分のビジネスの価値を伝えることが出来なかったらチャンスをつかめない」という所から来ていると言います。
起業家ではなくても、自分のエレベーター・ピッチを作るのはとても有効です。ちなみに私のエレベーター・ピッチは「ひとりでも多くの人がビジョナリー・ピープルになるための具体的な方法を、誰よりもわかりやすくお伝えします。」となります。
自分という人間がどのようなインパクトを人生を通して与えていきたいのかを明確にすることで、自身が情熱を燃やすことが出来る価値観を見出すことが出来てくるんですよね。これはシンプルで刺激的な内容がベストです。複雑なエレベーター・ピッチでは人はおろか自分ですら覚えられないからです。そのような言葉では自分の心に火がつくことはないでしょう。
エレベーター・ピッチは自分の人生の芯となります。そのため、自身の軸がぶれなくなってくることが実感できると思います。
2.人生における壮大な目標をつくる
これからのあなたの人生になんの制約もなければ、あなたが人生において成し遂げたいことはなんでしょうか?
現在の延長線上の未来ではなく、いくらでも可能性があるのだという事を意識して考えて見て下さい。おそらく、今まで考えていた目標よりもはるかに高い夢が頭の中に描かれたのではないでしょうか?
今の自分では到底到達できないかもしれないという壮大な夢が。でもそれでOKです。その夢こそが自分の潜在意識が本質的に求めている目標だからです。
おそらく、何の制約もない目標でなければ、出世したい、もっといい給料をもらいたい、マイホームを手に入れたいなどと言う現状の延長線上の目標となっていた人も多いと思います。しかし、このような現状の延長線上の目標では人生の目標としては不適格です。
だって、部長になるのが人生の目的だったとしたらそれって悲しすぎませんか?それが社長だったとしても同様でしょう。一生、出世だけを意識して生きていくことが人生の目的だとしたら死ぬ間際に後悔すると思いませんか?
脳のパフォーマンスは興味次第
自分の心が震える夢こそが人生の目標であり、一生をかけるに値する夢だと言えます。そして、人はそのような目標に向かっている時こそ潜在意識の力を最大限に発揮することが出来るのです。そして、そのような目標を持つことで、今まで見えていなかったあらゆる可能性が視野に入ってくるのです。
脳の機能は案外単純です。赤い車が欲しいと思い始めたら、街中を歩いていても赤い車はどんどん目につくようになるでしょう。しかし、意識をしていなかった時は街中に赤い車があるかどうかさえ認識することが出来ませんよね。このように興味のある対象以外を認識することが出来ない状態を、脳科学では盲点(ストコーマ)と呼んでいます。
人生の壮大な目標を持つと、この盲点が外れます。そして、その目標に見合った情報を脳は最大のパフォーマンスを発揮して見つけ出してくるのです。脳はああ見えて結構わがままなんですよね。自分が興味のある情報しか積極的に拾いにいかないのですから。
逆に、本当に自分の心が震えるほどの夢であれば、脳のパフォーマンスは限界を軽く飛び越えて最大限の力を絶えず発揮し続けてくれるのです。わがままですけど、実は結構すごい奴なんです。だから、目標は心が震える目標にすることが大切なのです。
3.アファメーションをする
アファメーションとは簡単に言うと、目標と期限を紙に書き出し、潜在意識にビジョンを強烈にイメージさせる方法です。潜在意識は現実とビジョンの区別がつかないという特性を持っています。よりリアリティが高いほうを潜在意識は現実とみなしていくのです。
アファメーションで焼き付けたビジョンを潜在意識が選び取ったら成功です。脳のパフォーマンスは勝手に上がりだし、アファメーションの現実を達成するべく無意識に動き始めるのです。脳のオート機能を作動させる方法がアファメーションだと言えますね。
ここで一旦人生の目標に話を戻しましょう。人生の目標とはあなたの人生を通して達成したい長期的な目標だと言えます。また大きな目標ほど抽象的だと言えるでしょう。たとえば、世界中の飢餓を撲滅するという人生の目標を持っている場合、アファメーションで必要な期限を書くことは難しいですよね。抽象的すぎていつ頃が期限になるかなんてわかりませんものね。
だから、アファメーションは人生の目標に使うというよりも、人生の目標を達成するための短期や中期の目的地に向けて行うといったイメージですね。
例えば私の人生の目的が「コーチングを世界中の義務教育にする事」だとしたら、中期的な目的地が「日本一有名なコーチになる」、短期的な目的地が「ブログで月間100万PVを超える」になるようなイメージです。
中期的な目的地や、短期的な目的地であれば抽象度は下がりますよね。このように抽象度が下がると機関が決めやすくなります。そして、期間が決められるという事はアファメーションが可能となるわけです。
4.ビジュアライゼーションをする
ビジュアライゼーションとはアファメーション同様、脳のパフォーマンスを最大限に発揮するために、イメージに臨場感を与える方法です。アファメーションが書くことで脳にイメージを植え付けたことに対して、ビジュアライゼーションはビジュアル化したイメージを強烈に脳に焼き付けていく方法です。
先ほどもいいましたが、潜在意識は現実とイメージの区別がつきません。より臨場感が強い方を現実として見なす傾向があるということでしたね。そして、潜在意識が現実だと判断したことに関して脳はそこに向かうために最大限のパフォーマンスを自動的に発揮していくという事でした。
5.インカンテーションをする
インカンテーションも潜在意識にイメージを焼き付けて脳のパフォーマンスを最大限に発揮する技術です。アファメーション、ビジュアライゼーションが静だとすれば、インカンテーションは動の技術だと言えます。
身体全体を使い、大きな声をだし、身振り手振りを行うことで全身の感覚を使います。まるでミュージカル俳優のように動き、表現をしていくのです。この効果は大きく、身体全体で表現をしてイメージの世界へ入り込んでいきます。強力な方法なのですが場所を選ぶのが難点だと言えますね。
6.フォトリーディングをする
フォトリーディングとは本が早く読める技術です。本が早く読める技術なのに速読法と紹介しないのはフォトリーディングが速読のように一語一語すべての文章を読んで行く技術ではないからです。ざっくりいうと潜在意識に書籍の内容をスクリーニングさせ、自分にとって必要な文章だけを拾い集めてくる技術だと言えます。
分厚い説明書や辞典を想像していただくとわかりやすいかもしれません。一言一句すべて読もうと思われる人はおそらくいないでしょう。おそらくこれらを読む時は自分にとって必要なページだけ読むといった感じですよね?フォトリーディングもそのように必要なページだけ拾い集めて読んで行く技術です。
あらかじめ潜在意識にスクリーニングをかけているから、自分にとって必要なページが広いやすいのです。だから、短時間で自分の必要な情報だけを抜き取ることが出来てくるのです。
そのため、小説などじっくりと時間をかけて読むものには使用しにくいです。(読む速度は多少早くなりますが・・・)。メリットはビジネス本などを早めに読めることでしょう。しかし、学術本のような語彙が難しい本は読む本人の語彙力によって速度は左右されます。
私は10年ほど前に10万円ほどかけてセミナーに通った時から使っています。このブログを書く時も参考文献として書籍を読む時は実はフォトリーディングを使っています。ブログを書くごとに本を初めから最後まで読んでいたら時間がいくらあっても足りないですからね。
結果、ブログに反映されているので使えると言っていいでしょう。ただし、セミナーに通わなくても下記のブログを読むだけで使いこなせてしまうでしょう。あの当時はネットに情報とかなかったからしょうがないですが。ネットってすごいなーと思います。
10倍速読書「フォトリーディング」 実践法5つのステップまとめ
デメリットをあげると本題が馬鹿にならないというところですかね?フォトリーディングを覚え始めるとブックオフや古本屋は欠かせなくなってしまいます。普通に本を買っていったらひと月5万円以上はかかってしまいますからね。
7.マインドマップを書く
マインドマップは脳のパフォーマンスを引き出すにはうってつけのツールと言えるでしょう。私の場合は10年前受けたフォトリーディング講座で一緒にマインドマップを習いました。あの当時はマインドマップをやっている人はまわりにいなかったなーといま振り返ってみて思いました。
でも、今では多くの人が使っているツールですからね。ただし、使ったことがない人から見たらなかなか受け入れられないだろうなーとは思います。主要議題を真ん中に書いてそこから放射状に思いついたことを書いていくというのがマインドマップの基本的なルールです。
公式のルールでは文章ではなく単語一語で書くとありますが人それぞれでしょう。また、絵や色を多用することで想像力に刺激を与え脳のパフォーマンスをより引き出していくということです。
私の場合は、ブログのネタを考える時やブログの構成を考える時にマインドマップを使っています。ただし、私はパソコンのフリーマインドマップというソフトを使い、文章表記で記述しています。また、色や絵も使ってはおりません。
しかし、そのような使い方でもアイデアが引き出されてくるのですから、自分の好きなように使ってもまったく問題ないといっていいでしょう。
このマインドマップも使い始めて10年ほどたちました。そのおかげで自分なりにメリットデメリットもわかってきました。メリットはアイデアを出すときに素晴らしく重宝するツールだという事です。デメリットは、授業やセミナーなどリアルタイムで記述するには向かないことです。リアルタイムでマインドマップを書いていると読み返してまったく分からなくなってしまいます。
逆に授業やセミナーを受け終わった後に振り返りでマインドマップを書くと脳に蓄積された情報が再構築され素晴らしいアイデアが出てくることは多いですね。
マインドマップについては下記のブログをご参照ください。
マインドマップを使うと急に思考力が高まる。でもそれはなぜ?
Lifehacking.jp
マインドマップをがっつり使いこなせるようになるために読むべきサイト
NAVERリンク
8.自己催眠をする
自己催眠もパフォーマンスを上げるにはおすすめですね。私はこの中では自己催眠歴が一番長いです。19の時に覚えたからかれこれ17年ほどです。いま振り返ってみてこんなにやっているんだと自分でも驚いてしまいました。
はじめのころはまったくといって出来なかったのですが、コツをつかんでからはやるほどに効力を発揮してきました。自己催眠で身体を弛緩すると、腕があたたかくなったり、おなかがあたたかくなったり、生理機能まで変わって来るのですから面白いものです。
自己催眠で筋肉の緊張を取ることで脳が極限までリラックスしてくるんですね。だから、眠れない時やイライラしている時、落ち込んでいる時などはとっても役立っています。落ち込んでいる時に自己催眠を行ったらモチベーションが上がりすぎて逆に寝つけなかったこともありました。
この技術を若いころから知っていたからかもしれませんが、ストレスにさいなまされることはほぼありませんでした。ストレスがあっても自己催眠をすればやわらげられますしね。また、アファメーションともとても相性がいいので目標を達成するためにも自己催眠を大いに活用してきました。
ブログを書くモチベーションの維持を保っているのも自己催眠が影響しているのは間違いありません。とっかかりは大変かもしれませんが、それを差し引いても余りある恩恵があると思います。
Ⅲ.潜在意識を活用して最高のパフォーマンスを発揮する8つの方法 まとめ
いかがでしたか?最高のパフォーマンスを発揮するための技術を紹介させていただきました。これ以外にもまだまだありますが、今回は私が率先して使っている技術について詳しくお伝えさせていただきました。
この記事をまとめていて、自分でもこんな年数を使っているんだとびっくりしたものが多々あります。10年以上使い続けている技術がこんなにあったとは驚きです。逆に、10年以上も使っていてもいろあせない効果的技術なんだなーと自信を深めることにつながりました。
とくに、マインドマップとフォトリーディングはブログを書く時には欠かせないですね。まず、マインドマップとフォトリーディングがなければブログのテーマに沿って書き続けるのはおそらく厳しかったと思います。そのうち、書くことがなくなって更新をしていなかったかも知れません。
テーマに沿った文献を読み、マインドマップでアイデアを出すからブログを書き続けていられたんだと改めて感じました。もちろん、この2つだけではなくそれぞれの技術が相互作用で自分を助けてくれていたんだなということも理解出来ました。
今回紹介した技術は習得するまではひとつひとつ時間がかかってしまうかも知れません。しかし、どの技術でも一度習得すれば確実に人生に光をあててくれる素晴らしい技術だと思います。あなたのパフォーマンスを発揮するには最適な技術だと言えるでしょう。
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