- Q今回の記事で学べる内容はなんですか?
- A
今回の記事は「予測困難な現代社会に行きながらもリーダーシップを発揮して目標を達成するにはどうすればいいのか?」について事例をまじえ出来るだけ分かりやすくお伝えさせていただきます。
燃えるように生い茂る緑の大地。無限とも思えるほどに広大に広がる豊かな土壌。草花が生い茂り、見渡す限り自然のエネルギーで満たされている森林の中にあなたはいます。
川のせせらぎが間近に聞こえ、夕方にはひぐらしのなく声が聞こえてくるかも知れませんし、こないかも知れません。
草木が芽生え、古い命は朽ち果てながらも新しい生命を育む命のゆりかご。
時には混沌と混乱をもたらす嵐がくることもあるでしょう。時には大地が蠢き近くが変動することもあるでしょう。
時には落雷によって荒れ狂う炎が周囲を飲み込んでしまうかもしれません。
しかし、このような混沌と混乱が降り注いだとしても、時間が立てば大自然はいままで以上に力強く、エネルギーに満ちた場をあなたに提供してくれることでしょう。
大自然というのは、本来カオスに満たされています。
一瞬先さえ何が起こるかわかりませんが、カオスが息づいているからこそ、混乱がもたらされても自己組織化し、文字通り自然治癒をしていく性質を持っています。
人の文明がどんなに発達しても大自然が作り上げるオーケストラの譜面を予測することは出来ません。
カオス理論とは大自然のように複雑化された状況は予測が出来ませんよということです。
これは、なにも大自然に限られたことだけではありません。
ひらひらと落ちる木の葉の動きですらカオス理論では複雑だから予測をすることは出来ないということを決定づけています。
私たちが生きる現代社会はまさに人と人とが作り出す、壮大なハーモニーを奏でています。
要は私たちの人生は複雑であり、最先端のコンピューターですら予測することが不可能だということなのです。
Ⅰ.カオス理論とは
カオス理論とは簡単にいうと、「ちょっとでも複雑な事象を正しく予測することは不可能です。」ということです。
天気予報やゴルフの飛距離ですらただしい数値をコンピュータで100%予測をするのは不可能だということですね。
この章ではカオス理論とは何かについてより詳しく掘り下げて説明させていただきます。
1.原因と結果
20世紀半ばまでの数学や物理学の世界は原因と結果だけを意識する世界でした。
同じ原因が起これば、同じ結果が起こるという考えが根底にあったのです。
しかし、1960年代~70年代にかけて、この考えが覆ってきました。
なぜなら、同じ原因なんて意図して環境を作り出さない限りは不確定要素が強い私たちの現実社会で遭遇する可能性は皆無だからです。
数式上ではいくら論理が展開されても、「実際の社会の多くでは通用しないんじゃないの?」という疑問からカオス理論が発展してきたのです。
2.初期値鋭敏性
では、なぜ現実の社会では原因と結果を意図したとおりに操れないのでしょうか?
それはカオス理論の初期値鋭敏性に理由があります。
なんだか初期値鋭敏性と言うととてつもなく難しそうな気がしますよね。
でも、実際はとっても簡単です。
初期値鋭敏性とは、始めの条件の違いによって、最後の条件が大きく変わってしまうという事です。
古代中国の格言で『一匹の蝶の羽ばたきを遠く離れたところからでも感じることが出来る』というものがあります。
これは蝶の羽ばたきの微細なエネルギーですら、結果として遠く離れたところまで伝わってしまうほど増幅される可能性を秘めているということです。
まさに初期値鋭敏性をうまく表している格言です。
次に初期値鋭敏性をより分かりやすく理解していただくために例を紹介させていただきますね。
①ボーリングの例
トッププロでも毎回同じ軌道を描いてストライクを出し続けることは出来ません。
その理由は手首のスナップのちょっとした違い、レーンのオイルのすり減り具合、踏込の体重移動のちょっとした違い、服の擦れ方、シューズのすり減り方、室内の温度や湿度etc
毎回、始めの条件と同じ条件で投げ続けるというのは物理的に不可能だということがお分かりになるでしょう。
初期値鋭敏性の観点からも当然、毎回違った結果になるのは当然なのです。
②ゴルフの例
室内競技のボーリングですら初期値の変動があるのですから、屋外競技のゴルフはなおさら変動が多きくなるものです。
天候や風邪、湿度や温度はもちろん、キャディーの性格、グリップの力具合、足場の具合、服の擦れ方、シューズのすり減り方etc
初期値鋭敏性とは少しの違いですら、大きな結果の変動に起因するということです。
そのため、靴のゴムが細胞レベルですり減ったとしても結果としては大きな差になってしまうのです。
物理的に、初期値鋭敏性が発生しない同じ状況下で同じ行動を取ることというのは不可能だということですね。
3.無秩序の中の秩序さらに無秩序
現実社会に住んでいる私たちは基本的にカオスと共に暮らしています。
カオスとは「混沌、無秩序」と言う意味です。
しかし、カオスの中にも秩序は存在します。
先ほどのボーリングの例で言えば、人の腕力的に投げた球が地球の果てまで届くことはありませんよね。
しっかりと物理的な法則は秩序として働いています。
しかし、ボーリングの毎回の軌道はだれにも、たとえスーパーコンピューターにでさえ予測は出来ないのです。
さらに、ボーリングの球を投げればボーリングの球は原子レベルで確実に削れ、レーンも刻一刻と変わっていきます。
無秩序の中にも秩序はありつつも、無秩序は連鎖して無秩序を形成していくのだと言えます。
ボーリングやゴルフに限ったことだけでなく、私たち現代人はカオスな世界に住んでいることを自覚すべきです。
しかし、ひと昔前までの世界観、原因と結果に縛られて暮らしている人で地球はあふれかえっています。
とるに足らない小さな違いですら、大きな結果に繋がってくることを理解しないで、原因と結果ばかりに捉われてしまうと心が悲鳴をあげてしまいます。
結果を追い求めても未来の予想はスーパーコンピューターにすら出来ないのですから。
カオス理論を意識したリーダーシップのとり方とは結果にコミットしないことがポイントです。
では、結果にコミットしないリーダーシップ像とはどのようなリーダーシップを指すのかについて次の章でくわしく見ていきましょう。
Ⅱ.カオス理論とサーバントリーダーシップ
カオス理論の考え方と、サーバントリーダーシップは親和性が高く相性のいい組み合わせです。
サーバントリーダーシップについて詳しくはサーバントリーダーシップとは?人を惹きつける魅力的な特徴をご覧ください。
複雑化された現代社会ではスーパーコンピューターにでさえ、未来の結果を正しく予測させるのは不可能です。
けれども、夢や目的を持つことはとても大切です。
とはいえ、結果だけにコミットしすぎてしまうと、カオスのるつぼに飲み込まれてしまいます。
では、どうすればカオス理論とサーバントリーダーシップという一見相反する考え方を組み合わせて、素晴らしいハーモニーを作り上げていくのでしょうか?この章ではそこの所を一緒に考えていきましょう。
1.引き寄せの法則と量子力学
引き寄せの法則について詳しくは引き寄せの法則とは?潜在意識を使いこなす5つのテクニックをご覧ください。
引き寄せの法則について簡単にお伝えすると人の想いは状況を引き寄せてきますよということです。
ただし、想いを持っていても行動をしなければ何も引き寄せることはありません。
ここでは引き寄せの法則について量子力学観点から説明させていただきます。
量子力学について知らない人はおそらく仰天してしまう考え方だと思います。
それも科学で立証されているというのですから、いまだに不思議でなりません。
まずは量子力学について説明させていただきますね。
①2重スリット実験
上記の動画をご覧ください。
粒子は観測されるまでは波動としてあるだけです。あくまで実態はありません。
しかし、観測を入れると、観測された時点から物質に転嫁されるのです。
人間が観測をすることで、エネルギーから実態になることが量子力学の2重スリット実験で立証されています。
②多世界解釈
上記の2重スリット実験から、科学の世界では多世界解釈という概念が生まれてきました。
多世界解釈を簡単に説明すると、粒子は観測されて初めて物質になることから、観測されていない粒子は複数の場所に同時に存在しているということです。
観測されて初めてひとつの物質になるのですから。観測される前はA地点にもあり、B地点にも同時に存在しているということになるのです。
いわゆるAの地点にもBの地点にも同時に存在しているということは、Aの現実もBの現実も実際にあるということです。
しかし、干渉をすることで物質化された場合、AならAの世界、BならBの世界に私たちが進んだということになります。
私たちの現実社会に落とし込むと、あらゆる可能性の世界が同時並行で存在しているけれども、私たちが観測する世界はひとつしかないということです。
カオス理論において、始めの条件の違いによって、最後の条件が大きく変わってしまうということを先ほどお伝えさせていただきましたが、条件の違うすべての未来が同時並行として存在しているのだと言えます。
現状の科学では100%の検証は出来ていませんが、多世界解釈を検証するための研究が世界各国で行われています。
③引き寄せの法則で引き寄せる未来とは?
カオス理論を理解すると未来の予測を立てても、予測通りに物事が進むことのむずかしさを今まではお伝えしてきました。
とはいえ、夢や目標を持つことは大切だと一件矛盾していることもお話させていただきました。
それは引き寄せの法則を使うことで、人は無意識的に自らが望む未来を観測するためのエネルギーが動いていると考えられるからです。
それこそが、シンクロニシティであり、意識の強さだと言えます。
ここで意識圧という言葉についてご紹介しましょう。
この法則はエネルギーは意識の強い方向に流れていくという法則です。
意識が強ければ強いほど意識圧が私たちを理想の状況に引っ張って行ってくれるのです。
たとえば、起業して成功したいという意識圧を持っている人がいたとしましょう。
その人には起業し、成功するためのノウハウや情報が意識をしていない人たちよりも多く入ってくるのは当然ですよね。
このように情報が集まることでより成功に近づく世界を認識していくことが出来るといえませんか?
意識圧が強いことで、自らが認識する世界が開けてきているのです。
認識することで可能性のゆらぎとしてある粒子が物質化するのと変わりませんよね。
人生の目的で響きを共有
人は自らの熱意があがる目的をもって初めて意識圧を使いこなせてくるものです。
逆に人から与えられた目標やノルマでは意識圧は高まりません。
自らの心が響く目的を持つことで、カオス理論に身を任せてもイメージ以上の結果がついてくることが多いのは意識圧によるところが大きいのだと言えます。
人生の目的の作り方に関しては人生の目的を作る3つのレシピ!最高の自分に変える方法をご覧ください。
カオス理論における自己組織化
カオス理論では初期値鋭敏性により始めの条件の違いによって、最後の条件が大きく変わってしまうということでした。
そのため、カオスな中に身をささげるということは、目的を持っていても予測通りにならないことを意味しています。
しかし、予測通りにはならない事を意識しつつも、目的達成のために全力でサーバントリーダーシップを発揮していくと面白いことが起き始めます。
それは、上意下達の企業では見られないような各自が独自に考え、行動していく自己組織化された動きが個人個人の間に生まれてきます。
この自己組織化された個人個人の動きは集合知となり、思い描いていた目的をはるかに大きく超えてしまうような巨大なうねりへと変化していくことが多くあります。
カオスをあえて作り出すことで、自己組織化を図っていくことは次世代型リーダーの在り方のひとつです。
原因と結果だけに捉われていては見ることが出来ない景色がそこには広がっているのです。
まとめ
今回の記事ではカオス理論とリーダーシップの関係について自身の体験も踏まえ説明させていただきました。
引き寄せの法則や量子力学、意識圧など特に今回は想いというか、意識がカオスを乗り越えるための礎だということを主軸として行きました。
現代科学ではまだわかっていないだけで、人の意識は私たちが思っている以上に凄まじい可能性を秘めているのではないかと思っています。
意識を磨き続けるということは、これからの社会で確実に必要なスキルのひとつになってくると直感で感じています。
私自身、意識を磨くために9月中盤より10日間の瞑想の合宿に行ってきます。
コーチングを受けている時に出てきた内容だったため、今の自分が潜在的に求めているのだと思い、時間をあけていってくることにしました。
このように直感にしたがって生きていくことも、カオスな世界を有意義に乗り越えていくには必要なことではないかと思っています。
コメント