意識を変えるだけで劇的に人生が好転する成功の秘訣3か条

自己成長のための行動と対策

アスリート達は勝つか負けるかの世界に生きる真剣勝負の達人です。ひとつひとつの勝った、負けたに一喜一憂するのではなく、いかに失敗を次の勝利への糧とするかに比重を置いています。

私たちはともすれば結果だけにフォーカスをあてて成功か失敗かを判断してしまいます。そして、1回の失敗で挫折をし、すべてをあきらめてしまう人が多いのが現実です。それでは、成功を収めることは出来ません。

大切なことは失敗から糧を得て次の成長につなげることです。そして、最終的に成功を収めればいいのです。

成功の秘訣は失敗のとらえ方です。今回はいかにこの失敗と共存していくかについてお伝えしていきます。失敗の取り扱い方さえわかれば失敗を過度に恐れる必要はありません。その上で、失敗を糧とする方法について考えていきましょう。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。

□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

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1.生きがいや価値観と結びついた目標

 

ある人が道で出会った髭の賢者に聞いた。「どちらの方向に行けば成功するのでしょうか」。賢者は黙ったままその方向を指し示した。その迷える人は、成功が間近で、しかも簡単だという思いで有頂天になり、急いで駆け出した。

突然、バシャッという音が聞こえる。しばらくして、打ちのめされた茫然自失の迷える人は、方向を間違えたに違いないと思い、足を引きずって戻ってきた。再び賢者に同じことを問い質す。賢者は黙って同じ方向を指し示す。

迷える人はうなずき、前と同じ方向に歩き出す。今度のバシャッという音はもっと激しかった。迷える人は這いずりながら戻ってきた。身体は血だらけでぼろぼろ、怒りに震えているようだ。

賢者に向かってどなりながら、ひどい目に会う方向に向かわせた理由を教えろと迫った。「もう黙って教えるのはやめろ。口を開け」

ようやく賢者が話しかけた。「成功はその方向だ。その仕打ちの、ほんのすぐ先にある」

ビジョナリー・ピープルより引用

目標に到達するためには、時にはすべてを投げ出す覚悟も必要でしょう。時には経験したこともないほど大きな挫折を味わうこともあるでしょう。それでも自分の力を信じ、あきらめずにチャレンジしていく人の共通点は、自分自身の生きがいや価値観と目標が結びついている人なのです。

成功の秘訣のひとつである、生きがいの見つけ方に関しては人生の目的を作る3つのレシピ!最高の自分に変える方法をご覧下さい。

Point1:生きがいを見つける

2.人生の成功を加速するフロー体験

フロー体験とは「今取り組んでいる対象に100%の心理的エネルギーを注いでいる状態」のことを指します。趣味をしている時にあっという間に時間が過ぎ去った経験ってありませんか?あの「いつの間にこんなに時間がすぎさっていたんだ」という体験がフロー体験です。

趣味のようにしていて夢中になれることに対してフロー体験は自然と発動します。また、生きがいと結びついた目標に向かう行動をしている時にも同じく発動します。フロー体験をしている時はとてつもない集中力が発揮され、楽しさで満たされます。

フロー体験を経験するほど対象に向かうことが楽しくて仕方がなくなってくるのです。自分の生きがいに沿った目標はまさしく最高の動機付けとなるのです。目の前に人参をぶらさげられた馬のように、私たちは目標を追いかけ続けていくのです。

ノルマではフロー体験は経験できない

一方、いやいや設定された目標ではフロー体験は経験できません。目標を達成しなければならないという強迫観念に支配されると人を縛り付けるノルマとなってしまいます。この状況下では気持ちが前向きになることがないためノルマが動機となることはありません。

だからこそ、失敗を受け入れ共存していくには生きがいと結びついた目標の設定が欠かせません。自分が心からやりたい目標であれば、一度や二度の失敗であきらめようとは思わないのです。

あきらめようと思わない目標が出来れば、あとは失敗のとらえ方を変えるだけです。それだけで成功する可能性がぐっと高まります。次の章では失敗を成功の秘訣へと結びつける方法についてお伝えしていきます。

Point2:生きがいと結びついた楽しくて仕方がないことを仕事にする

3.失敗のとらえ方を変える3つの方法

あなたの価値観や生きがいと結びついた目標が定まれば、失敗を過度に怖がる必要はありません。失敗の扱い方になれてしまえばいいのです。ここからは失敗を成功の秘訣へと切り替える方法をお伝えしていきます。

  1. リフレーミング
  2. フォーカスの力
  3. インカンテーション

リフレーミングとは出来事の枠組みを変えることをさします。フォーカスの力とはものごとの焦点をどこに置くかを認識することです。インカンテーションとはあなたの全身をつかいあなた自身を鼓舞することです。それぞれ見ていきましょう。

1.リフレーミング

リフレーミング

photo by 34/365: Sunset Wine | Flickr – Photo Sharing!

リフレーミングとはものごとの枠組みを変えて捉えることをさします。リフレーミングのたとえ話で最も有名なものがこれでしょう。

コップに水が半分入っている時に、「半分も入っている」と思うのか、「半分しか入っていない」と思うのかでは受け取る認識がまったく変わってくるという話です。

リフレーミングで注目すべき点は1点です。どのような物事の側面にもプラスに捉えることが出来る所があるということです。

この力はトレーニング次第で身に付けることが出来る力です。常に物事の側面のいい部分に光をあてる訓練をしておくといざというときに役立ちます。

「事業に失敗した」→「次の成功の秘訣へつながる貴重なデータが手に入った」

「恋人に振られた」→「これを機会に心機一転いままでできなかった冒険をしてみるか」

「リストラされた」→「この機会に自分の能力を伸ばそう」

「お金が底をつく」→「・・・」(考えてみて下さい。)

この訓練は失敗をチャンスととらえるための心の体操のようなものです。軽い気持ちでいろいろと考えてみて下さい。ただし、本当につらい出来事があった時につかうことは、この訓練に慣れていない間はおすすめしません。

しかし、エクササイズを繰り返していると自然と発想が変わってきます。失敗した時のリフレーミングには大きなメリットがあります。悔しさというバネがある分、普段なら取れないであろう行動がとれてくるのです。

この行動が強烈に人生を好転する起爆剤となります。リフレーミングの特訓は実際なにかがあった時にあなたの想像以上に役立つ能力だと思います。

リフレーミングについてより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

だれでもできるメンタルトレーニング!リフレーミング10の例題

2.フォーカスの力

世界NO1コーチ、アンソニーロビンズは「あなたは自分がフォーカスしたものを得る」と言っています。それがいいことでも、わるいことでもです。フォーカスの力とは潜在意識に適切に質問を投げかけることで、思考に焦点をあてることです。

下記の質問を考えてみて下さい。

あなたは昨日何時におきましたか?

あなたの趣味は何ですか?

あなたはどんな時に充実感を感じますか?

あなた何を達成したいですか?

いろいろと思考が頭に思い浮かんできたはずです。あなたの潜在意識にフォーカスをしたことによって潜在意識から思考が抽出されてきたのです。

リフレーミングとフォーカスの相性

フォーカスの力はリフレーミングとの相性が抜群です。先ほどの「お金が底をつく」についてリフレーミングと組み合わせたフォーカスの例を上げてみます。

「この状況から何を得られるか?」

「次の成功につなげるにはこの状況をどのように乗り切るか?」

「短期間でお金を得る方法は?」

リフレーミングを通してものごとの枠組みをいいほうに捉えた質問をしているのにご注目下さい。潜在意識はいいことでも、わるいことでも膨大な知識量の中からあなたが望んだ答えを探しだしてくるのです。

ということは、あなたにとって最善の質問の訓練をしていけば、潜在意識は確実にあなたの方向性が上向く答えを探し出してくるということです。

3.インカンテーション

インカンテーションとはあなたの全身を表現して、あなたを鼓舞するアファメーションです。失敗した時は特に役立つスキルであるため、今回取り上げさせていただきました。

アファメーションとは通常、言葉を使い、目標を紙に書き、成功することをあなたの潜在意識に宣言する作業です。一方、インカンテーションとは、あなたの表情、声、身体をすべて駆使しながら、いかに自分が素晴らしい存在であるか、いかに自分が無限の才能に満ちているかを表現する手法です。

ある人は、まるでオペラ歌手の登場人物になったかのように歌い、またある人は、戦士の雄叫びのように思いを発します。あなたの中にある熱い思いを最大限に表現していくのです。

失敗した時にインカンテーションをすすめる理由

失敗した時にインカンテーションを進めるには理由があります。失敗した時はどんなに物事をよくとらえたとしても落ち込みがすべて消えるということは難しいからです。少しでも落ち込んだ状態でアファメーションを行おうものなら、潜在意識に落ち込んだ意識が長く焼き付いてしまうでしょう。

その点、インカンテーションは違います。全身を使い力強く表現することで、一時的に落ち込んだ気分が吹き飛ぶからです。

人の身体はよくできているもので、相反する感情が同居することは出来ません。楽しみながら怒れないように。悲しみながら笑えないように。当然、落ち込んだまま元気にふるまうこともできないのです。

落ち込んだ気持ちよりも、元気な気持ちを最大限増幅させるのです。インカンテーションは失敗を乗り越えるにはとても効果的な方法です。

※あまりにも落ち込みが激しい時は気分を落ち着けるためにもインカンテ―ションは見送って下さい。逆効果になる可能性があります。

インカンテーションのやり方

やり方は簡単です。「失敗を糧とするために、私は挑戦しつづけている。成功の秘訣は目の前にある。」「またまた成功へと前進したぞ。ヒャッホー」「私には無限の知性がある。無限の潜在意識がある。無限の想像力がある。成功する運命に生まれついてしまっている。」

などと、あなたが思い描く限りのあなたを鼓舞する言葉を全身で表現してください。

表情を最大限に駆使し、身体を躍動的に動かし、声に張りを持たせて。ひとりで出来る環境にない場合はカラオケボックスなどで発散してみるのも手です。

リフレーミングやフォーカスはあなたの内部から気持ちを変えていく方法でしたが、インカンテーションは外部から気持ちを変えていく方法です。

この3つを駆使すれば失敗をしたという経験があなたの人生にとってプラスの作用として働くことでしょう。あなたは成功の秘訣へ通ずる扉を必ずいつでもあけることが出来るのです。

Point3:行動あるのみ

まとめ 意識を変えるだけで劇的に人生が好転する成功の秘訣3か条

失敗してもめげずに挑戦し続けるためには、あなたの目標が、あなたの価値観と生きがいに準じているものである必要がありました。そして、リフレーミングで失敗から捉える枠組みを変える方法、

フォーカスの力で潜在意識から失敗を活かす方法を聴く質問、インカンテーションであなた自身を鼓舞すること方法をお伝えしていきました。

失敗は挑戦をするものなら誰しもが避けられない道です。

どうせ失敗するのであれば、失敗から得られる贈り物に焦点をあてて、失敗に備えていければこれほど心強いことはありません。

失敗を糧としてあなたが成功の秘訣を掴まれることをお祈りしております。

より潜在能力と自己啓発の理解を深めたい方は下記のカテゴリから必要な記事をご参照下さい。

参考文献

  • ザ・シークレット ロンダ・バーン 角川書店
  • 目標を達成する技術 マイケル・ボルダック フォレスト出版
  • ゴール ブライアン・トレーシー PHP
  • 一瞬で自分を変える法 アンソニー・ロビンズ 三笠書房
  • ビジョナリー・ピープル ジェリー・ポラス スチュワート・エメリー マーク・トンプソン EIJIPRESS

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