心のモヤモヤを発散するストレス解消法3つの分類

ストレス解消法

VisionaryMind
坪井一真です。

日々の生活を一生懸命過ごしているとちょっとした苛立ちって出て来てしまいますよね。

ちりも積もれば何とやら。。。

そのちょっとした苛立ちが心の中にとっちらかってしまうとさぁ大変です。

きっと、このブログを見ているあなたも、心の中のモヤモヤした思いが、抑えきれなくなってしまい、苦しんだ経験が一度や二度ではないのではないはずです。

実はこの心のモヤモヤがとってもやっかいなストレスだったりします。

突発的な大きなストレスであれば、感情を爆発させることで瞬間的に発散することも出来ますが、心のモヤモヤってそうはいかないんですよね。

心の中のモヤモヤがまるでガスのように心に充満することで、あなたから生きる活力を徐々に吸収してしまうのですから。

今回の記事ではそんな心のモヤモヤした部分にスポットをあてたストレス解消法をお伝えさせていただきますね。

この記事を書いた人

こんにちは、自己実現ラボの坪井一真です。私は国際コーチ連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)資格を持つプロのコーチとしてビジネスパーソンやアスリートのコーチングに従事しています。

また、1日10時間の瞑想を10日間、誰とも話さずに行うヴィパッサナー瞑想を5回も経験し、個人的な瞑想時間は累計で4000時間以上

これらの経験から得た知識や洞察を基に、自己実現ラボではセルフアップデートをメインテーマに、読者がその日から変化できる内容をお届けしていきます。
□シードコミュニケーションズ株式会社代表
□国際コーチ連盟認定資格 Professional Certified Coach(PCC)
□米国CTI認定CPCC®(Certified Professional Co-Active Coach)

自己実現コーチ坪井一真をフォローする

Ⅰ.衝動的なストレスは簡単に発散できる

さきほどもお話させていただきましたが、瞬間的な大きなストレスって実は結構簡単に発散出来てしまうんですよね。休日にショッピングに行くもよし、お酒でストレス解消するもよし、カラオケやスポーツなんていう手もありますね^^

実は抑えきれない衝動的な感情はバァーッと発散出来ちゃいます。こういう強い衝動は脳の原始的な部分を司っているピーナッツくらいの大きさの扁桃体という所から発せられるんですよね。原始的な部位が刺激されるということは、簡単にいうと獣になってしまうということですね。

かといって、らは人間ですしね。獣のようにウガーとかウオーと衝動や暴力で解決するとすぐにお縄にかかってしまいますものね。そこまでしなくても、先ほど紹介したような衝動を発散する行為で、ある程度は解消してしまうんですよね。

の知り合いには衝動的なストレスを感じたらうちにあるお皿をバリンバリン投げつけて解消するというツワモノもいます(笑)思い描いくとすっごい光景ですが・・・まっ、人様に迷惑をかけないのであればいいのではないでしょうか^^

Ⅱ.心のモヤモヤは実は最もやっかいなストレス

衝動的なストレスよりもやっかいなストレスは心のモヤモヤです。

あなたの手のひらをみぞおち当たりにあててみて下さい。なにかこう、違和感を感じたりしませんか?

人によってはモヤモヤだったり、逆に凝固されている感覚だったり、じとーっとした感覚だったりと様々です。もしも、居心地の悪い感覚があるのであれば、それはあなたがストレスを抱えていることのシグナルかもしれません。

さきほど、強い衝動は原始的な脳である扁桃体から発せられるシグナルだとお伝えしましたよね。このモヤモヤした違和感というか思考は、霊長類だけが持つ比較的新しい部分、大脳新皮質から影響を受けているのです。位置的に言うと、扁桃体化脳の中央部分にあり、大脳新皮質が脳の最も外側を構成する部分ですね。

大脳新皮質の働きを分かりやすく説明するためにも、今からあなたに試していただきたいことがあります。

今から3分間、なにも考えることをせずに目を閉じていただけますか?

たった、3分間なにも考えずに目を閉じてるだけで大脳新皮質の働きが良く分かるはずです。いいですか?それでは今から目をつぶってみて下さい。何も考えずにですよ^^

1.大脳新皮質の働き

はい。3分間何も考えずに目を閉じていただけたでしょうか?え?出来なかった?さてはあなたの頭の中でおしゃべりが響き渡っていたのではありませんか?

  • なんで3分も目をつぶるんだ?
  • あーおなか減った
  • 大脳新皮質の働きがこんなんでわかるのか?
  • 今日のテレビなんだっけ?
  • そういえばお昼ごはん何食べようetc

こんな感じで流れも脈絡もなくあなたの頭の中のおしゃべりが止まらなかったことでしょう。実はこのおしゃべりこそが大脳新皮質の働きなんです。

大脳新皮質の主な役割は考える事。要は思考なのです。

普段意識をしない時は気付きませんが、常に私達の頭の中では思考がぐるぐる回り続けているんですよね。

ただ、普段は気付かないだけなのです。ここポイントです^^

2.モヤモヤしたストレスの正体

ちょっとしたストレスでも積み重なっていくとちりも積もれば状態です。

ただ、積もっているだけならいいのですが、あなたが気が付かないでも大脳新皮質は積もったストレスについて思考を回し続けています。

  • あの人はあいさつしたのに帰してこなかった
  • 今日も遅刻してしまった。いつもなにやってんだろ
  • なんであの人はいつも口うるさいんだろ
  • あの人からは良く想われていないだろうな
  • この先どうなるんだろう。不安だなetc

こういう思考があなたの頭の中でまるでBGMのように繰り返し流され続けているのですから、それはモヤモヤしてくるはずです。

あなたは気が付かなくても、あなたの心にまるでボディーブローのように着実に効いているのです。

モヤモヤしたストレスの招待はあなたの頭の中で半永久的に流れ続けている否定的なBGMなので、ストレス解消法としてはこのBGMに気付いて消していくか、選曲を変えるか、俯瞰して観察するということが最もいい方法なんです。

次の章ではこの心のモヤモヤをすっきりさせるためのストレス解消法をお伝えさせて頂きますね^^

Ⅲ.心のモヤモヤを発散するストレス解消法3つのやり方

この章では否定的なBGMである心のモヤモヤとの関わり方についてお伝えさせていただきますね。

ストレス解消法としてあなたに合った方法を試していただくことをお勧めします。きっと、少しづつあなたが抱えている心のモヤモヤはなくなっていくことと思います。

心のモヤモヤとの関わり方は大きく分けてて下記の3つになります。


  1. 頭の中の否定的なBGMを消す
  2. 選曲を変える
  3. 観察する

それぞれ具体的にお伝えさせていただきますね。

1.頭の中の否定的なBGMを消す

頭の中で回る否定的なBGMである思考をいっそ頭の中から消してしまうという方法です。たった数分でも頭の中のBGMを止める効果は計り知れないものです。常に思考を発し続けている脳がつかの間の静寂を味わうことで程よくメンテナンスされていくのですから。

1-1.瞑想

まずは、瞑想。当ブログで一押しというか、が瞑想をライフワークとしているからより多くの人に知っていただきたいんですよね。

瞑想をする効果は素晴らしいものがあります。実際、朝・夕の一時間づつ瞑想を続けて半年以上たちますが、の実感している効果をお伝えさせていただきますね。

瞑想は思考を止めるための最もポピュラーな方法のひとつです。にもかかわらず、効果は素晴らしいものだと思います。

1-1-1.集中力がつく

集中力は特にブログを書いている時に実感します。瞑想をやるようになってから記事を書くスピードが格段に上がってきました。理由は、「今この瞬間」に意識を保つことが出来るからだと思っています。「出来なかったらどうしよう」「めんどくさいな」とかいう、気持ちが過去や未来に飛ぶことがなくなったのが大きいと思います。

1-1-2.リカバリーが早くなる

瞑想をしていくと、「今この瞬間」に心を保つことが出来てくるため、後悔や不安といった過去や未来に縛られた気持ちに引きずられることが極端に少なくなるんですよね。「今この瞬間」に意識を保つことで、後悔や不安に引きずられないため、例え何かに失敗をしたとしても、すぐに平常心に戻れている実感があります。

1-1-3.人に対していい意味で思い込みに捉われなくなる

この人はこういう人。あの人はああいう人。など、人をレッテル張りすることが感覚として減ってきました。瞑想をする前までは、思い込みで人を判断していた部分があったんですよね。でも、瞑想をしていくと、想い込みというフィルターを通してではなく、ありのままの人として見ることが出来るようになった気がしています。うまく伝わりますかねー。

1-1-4.ストレスが格段に減る

これは瞑想の最も大きな効果だと思います。絶えず稼働をし続けてる脳を休ませることが出来るのですから、瞑想後はストレスが大きく張っていますね。また、瞑想を日々繰り返しているとちょっとしたストレスがたまらなくなってきた事も実感します。脳を適度に休ませている副次的効果なのかもしれません。

瞑想について

瞑想の体験記については下記の2つの記事をご覧下さい。実際、リアルでどのような変化が起こっていくかについて書いています。

この記事は瞑想をして半年の時に書いた記事

私の瞑想体験談-1年半で1500時間以上し続けた結果と効果

初歩的な瞑想のやり方については下記の記事

瞑想とは何か?それはあなたの脳のパフォーマンスを最大化する唯一無二の方法

1-2.呼吸法

瞑想と通ずるところがありますが、呼吸に意識を向けることも、思考を止めるにはとても力強い方法です。が行っているヴィパッサナー瞑想ではストレス解消法としても、集中力をあげるための方法としても呼吸法をとても重視しています。

ヴィパッサナー瞑想の呼吸法はアーナーパーナーと言いまして、鼻の穴から上唇までの台形の部分に意識を集中させ感覚を感じ取ることだけに注力していくんですよね。

呼吸に意識を向けるのではなく、台形の部分の感覚に意識を向けるってところがポイントです。で言えば、台形の部分に鼻息が当たっている感覚などに意識を向けています。

この呼吸法はいつでもどこでも出来る事がメリットです。ちょっとイラッとしたなーと言う時や、心がモヤモヤしているなーという時にひたすら台形の部分に意識を集中するだけでいいのです。

やり続けていると分かると思いますが、この方法はかなり心が整理出来るんですよね。また、感情もとっちらからないというか。リラクゼーションの方法として本当に効果が高い方法です。

2.選曲を変える

ストレス解消法の2つめとして頭に流れている選曲を変えるという事をお伝えさせていただきますね。選曲を変えるということは、ネガティブな曲を切り替えていくって感じですね。それがポジティブなジャズでも、リラックスするボサノバでもなんでも構いません。気が滅入る曲を切り替えることで、気持ちは大きく変わって行きます。

2-1.自己受容

ネガティブな選曲をしている人の多くは、自己受容が出来ていない人たちです。自己受容とはどんな自分でも受容してあげられる精神状態を指します。

何かをする自分には価値があるけれども、何かをしていない自分には価値がないなんていう価値観を持っていると人は自然と疲れてしまうんですよね。

自己受容出来ている人は、どんな自分でも「いいときもあれば、わるいときもあるさ。そんな自分でいいじゃない。人間だもの」というようなスタンスです。

自己受容が出来てくると、人と比較をすることもなくなりますし、自分を否定することもなくなるので、心がストレスから解放されてきます。

では、自己受容はどのように行うのか?

詳しくは、下記2つの記事をご覧ください。簡単にいうとどんな自分でも受け入れる心のスペースを持つというお話です。

”https://tsubolog.com/self-acceptance/″

自己受容とは何か?自己受容するために習慣化していただきたいたったひとつの方法

2-2.人に奉仕する

人に奉仕をすることはネガティブなBGMを切り替える効果的な方法です。奉仕とは寄付でもいいですし、ボランティアでもかまいません。また、友人や知人を手助けすることでもかまいません。ここで言う奉仕とは一切見返りを求めない行動の事を指しています。

無償の愛というと大げさですが、いっさい見返りを求めない奉仕をすることで、得られるメリットは大きいです。なぜ?それがに分かるかって。少しそこら辺をお話しましょう。は今年の1月4日間ヴィパッサナー瞑想のボランティアでキッチンの仕事をしてきたんですね。もちろん無償で。

人に無償で奉仕をすることで、自分も人から生かされているんだなという感謝の気持ちが芽生えてきたんですよね。もちろん、ヴィパッサナーでもそういう奉仕が得を積むうえでいいと推奨されてはいたのですが・・・でも、は仏教徒ではありませんし、そういうのには興味ないなと思ってたんですよ。

けれども、友達が奉仕で行くというから、楽しそうだし一緒についっていったんですよね。そうしたら、あー。こういうことかって頭ではなく心で理解出来ました。なんか、すごく人に役に立ってるんだなーという幸福感で満たされたんですよね。で、たまっていたストレスも浄化されていたというか。

人から見返りがなくても、だれから見られていなくても、見返りを求めず人に奉仕をしたということが自分自信にとって大切なことなんです。自分がしっかりと他者に貢献出来たということを知っていれば幸福感を得られるんですよね。アドラー心理学でも他者貢献こそが幸せの道だと伝えていますしね。

人に奉仕をすることで、ネガティブなBGMから感謝のBGMに切り替わっていくのですから、おすすめです。

3.観察する

ストレス解消法として観察をするというのも重要です。ネガティブなBGMをあえて聞いて見るということですね。なぜこの選曲を今しているのか?という心の声に耳を傾けていくと、BGMが教えてくれることはたくさんあります。

3-1.人生の嘘に気付く

ネガティブなBGMが奏でられる背景のひとつとして、人生の嘘があります。人生の嘘とはアドラー心理学の用語です。簡単にお伝えすると、さまざまな言い訳を考え、今やるべきことに本気で取り組めていないことを指すんですよね。

例えばですよ。あなたがもし、今の会社を辞めて画家になりたかったと仮定してください。心が画家になりたいと叫んでいる状況を思い浮かべてみて下さい。

でもですよ。心が叫んでいてもあなたの思考はストップをかけてくるはずです。

  • 収入はどうするんだ?
  • 安定しないぞ
  • うまく行く可能性なんてほとんどない
  • そんな能力はないだろ
  • 夢を見るのもいいかげんにしろetc

このような思考に止められ、行きたい道を頓挫されることが人生の嘘なわけです。

で、こうなってしまうと、心は行きたがっているのに思考は全力で止めにかかっているのですから、ストレスがたまってしまわないわけがないんですよね。アクセルを踏みながらブレーキをかけているのに気付かない状態です。

で、人生の嘘に気付くということは、このような思考の声に気付くことを言います。

詳しく書くと長くなるので割愛しますが、心の声と思考の声に気付くことであなたは主体的に自分の人生のハンドルを握ることが出来るようになっていきます。今はブレーキなのか、アクセルを踏む時なのか、自分の意志で決めることが出来るようになればストレスは自ずと解消していくことでしょう。

まとめ

ストレス解消法としてBGMを消す、選曲を変える、観察することの重要さをお伝えさせていただきました。すべては思考とどのようにして向き合っていくかという方法です。

そして、これらすべてを統合出来るのがコーチングの魅力だという事も最後に軽くお伝えさせていただきたいと思います。

コーチングではこれら3つを統合して、クライアントの方の状況に応じて関わり方を変えていきます。クライアントさんは頭の中に流れる思考と様々な角度で取り組みあっていく事が出来るようになって行きます。

行き場のないストレスも関わり方次第ではこれから進む道の大きなエネルギーとなっていくものなのです。

よりメンタルヘルスの理解を深めたい方は下記のカテゴリから必要な記事をご参照下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました